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最新の情報は
Windows7のWindows Updateが終わらない、遅い、進まない問題の解決方法
Windows Updateが終わらない問題の対処方法 2018年版
上記2ページにて行っています。
以下、2017年6月14日を最後にアップデートの予定はありません。
(今のところ、先入れKB情報 以外は 一応 使える情報です)
2017.06.14: 手順の再確認。6月の月例配信にあわせ内容を更新。
2017.05.17: 手順の再確認。5月オプション配信にあわせ内容を更新。
2017.05.10: 手順の再確認。ページ内容に変更なし。
2017.04.12: 手順の再確認。4月分の定例更新にあわせ内容を更新
2017.03.15: 手順の再確認。2016年9月以降 同じ手順で対処可能。
Windows7 の Windows Updateが遅い、進まない、終わらない場合の「解決手順のみ」をざっくりと紹介したページです。
このページは
Windows7のWindows Updateが終わらない、遅い、進まない問題の解決方法
の簡易版です。細かい注意点は不要、手順だけ知りたい、という場合にこのページを利用して下さい。
はじめに
通常は、
- 対策1. Windows Update Client の最新版を利用する
- 対策2. ディスククリーンアップを実行する
この2点だけでも十分に効果が出ます。
これでもまだ「更新プログラムを確認しています」の状態で30分以上待たされる場合は、対策3以降の手順を試してみまあしょう。
※その他 補足ページ
Windows 7 クリーンインストール直後の場合はこちら
以下、実際の手順です。
対策1. 一部の更新プログラムを手動インストールする (重要)
2017年6月中旬の時点では、Windowsシステムに問題が発生していない場合でも、「更新プログラムを確認しています」のままWindows Updateが終わらない問題が発生する場合があります。
問題が発生するケース
- 数ヶ月Windows Updateをしていない場合
- 特定の更新プログラムをインストールしていない場合
これらのケースでは、Windows Update Clientの最新版をダウンロードし、手動でインストールする事で問題を解決できます。
ダウンロードする更新プログラム
- ダウンロード1
- KB3177467 ダウンロード
まずこれをインストールする。
2016年7月以降、これが入っていないと Windows Update は出来なくなった。2016年7月13日配信。既にインストールしている場合は不要。
- KB3177467 ダウンロード
- ダウンロード2
以下のいずれか一つを手動ダウンロード&インストールする。
定期的に新しい更新プログラムが配布される。
古いものでは効果が出ない場合がある。
- 現在、これが最も効果が高い対処方法です。
- Windows7 SP1のシステムが正常で、かつ数ヶ月Windows Updateをしていない場合、もしくはクリーンインストール直後の場合などは、この更新プログラムのインストールで直ります。
注意:手動インストールができない場合
「更新プログラムを確認しています」が終わっておらず、更新の確認が続いている場合、更新プログラムの手動インストールもできない場合があります。
この場合、Windows Updateを手動で停止させてから、手動インストールを行います。
手動インストールを行う手順(別ページ詳細版)
手動インストールを行う手順(ざっくり版)
- Windows Updateを停止する(必須)
- 「PCの再起動」または「Windows Updateサービスの停止」、コマンドプロンプト(管理者)で「net stop wuauserv」など
- (必要に応じて行う)
「更新の設定」を「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」にする、ネット接続を切る、PC再起動する。 - 入手した更新プログラムをインストールする。
- ネット接続して確認してWindows Updateを実行。
- 「2.」で「更新の設定」を変更した場合は元に戻す。
「対策1.」はここまでです。
数ヶ月Windows Updateをしていなかった場合などでは、ここまでの対処方法で十分に効果が出るはずです。
対策2. ディスククリーンアップを行う (重要)
- 実行手順の詳細ページ
Windowsのディスククリーンアップの使い方: 不要ファイルを一気に削除
- 必ず削除するファイル
「Windows Updateのクリーンアップ」
▲クリックで拡大 - ケースバイケースで削除するファイル
「システムによってキューされたエラー報告ファイル」
▲クリックで拡大
- ここを削除すると
「対策3.」のトラブルシューティングツールやコンポーネットリセットツールの診断制度がやや落ちます。 - ここを削除しない場合は
「対策3.」のトラブルシューティングツールやコンポーネットリセットツールの診断時間がかなり長くなる場合があります。
- ここを削除すると
- ディスククリーンアップの後はWindowsを再起動 しましょう。
通常は、ここまでの対処法で効果が出るはずです。
まだ Windows Update の更新の確認が30分以上終わらない場合は、以下「対策3」の手順も試してみます。
対策3. Windows システムの異常を修復する
「対策1.」と「対策2.」を行っても、まだ30分以上「更新プログラムを確認しています」が終わらない場合、Windows Updateのシステムに異常が発生しているケースを疑います。
3-1.Windows標準のトラブルシューティングツールを利用する
Windows7には、標準でWindows Updateのトラブルシューティングツールが付属しています。ただし、2015年以降の「更新プログラムの確認が終わらない」問題に対しては、効果は低めです。
- ※現在はMicrosoftから新しいツールが配布されています(手順の詳細ページ)
Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
以下は Windowsに標準で付属しているツールのざっくりとした手順紹介です。
▲クリックで拡大
コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム > アクションセンター > トラブルシューティング の順に開いていくと、「Windows Updateで問題を解決する」という項目が現れるので、それを実行します。
実行後
▲クリックで拡大
エラーが解消された場合、このような画面になります。
エラーが発見された場合、次の項目を試します。
(※エラーが発見されない場合でも、念のため、次の項目を実施します)
- 注意
「対策1. ディスククリーンアップ」で「システムによってキューされたエラー報告ファイル」を削除した場合、このツールの効果は低くなります。
3-2. コンポーネントリセットツールを利用する (重要)
Windows Updateを途中でキャンセルしたり、再起動中の「更新プログラムを適用しています」で強制的にPCをリセットしてしまった場合などでは、かなり効果があります。
- ダウンロード
Windows Update のコンポーネントをリセットする方法(Microsoft) - ツール実行手順解説
Windows updateのコンポーネントリセットツールを試す - 以下、ツール利用方法を簡潔に記載しておきます。
- ツールの起動
▲クリックで拡大
※画像はWindows8.1のものです
Windows 7でも同様に診断・修復可能です。 - 診断および修復完了
▲クリックで拡大
※ 画像はWindows7のもの
※ 2~3回ツールの実行を繰り返し、エラーが修正されているかどうか確認します。 - 注意
ツール実行後はWindows Updateの履歴などが、全てリセットされます。
▲クリックで拡大
かなり強力なツールなので、ある程度の覚悟を持って実行しましょう。 - 注意事項
- 「対策1. ディスククリーンアップ」で「システムによってキューされたエラー報告ファイル」を削除した場合、このツールでは全てのエラーを検出できない場合があります。
- この場合は、このページ中段のバッチファイルを実行するか、または「3-3.」のバッチを実行し、その後「3-4.」のsfc /scannow を実行します。
エラーが消えない場合、ツールを2~3度実行してみます。
まだエラーが消えない場合は、次項「3-3」のコマンドラインを試し、もう一度この「3-2」のツールを実行してみます。
それでもエラーが消えない場合は、「3-4. sfc /scannow」を実行します。
3-3. 「SoftwareDistribution」フォルダと「catroot2」フォルダのリセット
「3-2. コンポーネントリセットツール」の実行時とほぼ同じ作動をするコマンドです。ディスククリーンアップで「エラー報告ファイル」を削除した場合などでは、「3-2.」よりこちらの方が効果が出やすい傾向があります。
実行手順
- 以下のコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで行う(もしくはバッチを組んで実行する)
- net stop wuauserv重要: コマンド実行後、5~10分待ってからWindows Updateを行う。
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
del "%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Network\Downloader\qmgr0.dat"
del "%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Network\Downloader\qmgr1.dat"
net start msiserver
net start bits
net start cryptSvc
net start wuauserv - 注意事項
このコマンドの実行は自己責任です。注意事項や手順の詳細は以下のページにまとめています。
- 注意事項の一部を記載
正常にWindows Updateが出来たら、以下のバックアップフォルダは削除する
・C:\Windows\SoftwareDistribution.old
・C:\Windows\System32\catroot2.old
※以下は削除用バッチ
rmdir %systemroot%\softwaredistribution.old /q /s※削除コマンドを実行していない場合、このコマンドを2回目に実行した時にエラーが出てしまい、効果が出なくなります。
rmdir %systemroot%\System32\catroot2.old /q /s
3-4. Windows Updateのデータベースを削除・再作成する。
通常はこの対策は不要です。システムディスクがHDDの場合や、他の対策を行った後でも効果が出ないと感じた場合に試してみましょう。
3-5. sfc /scannow を実行する (重要)
「3-2. コンポーネントリセットツール」でエラーが消えない場合や、Windows システムそのものに異常が発生している場合に利用します。
- 手順の詳細を紹介したページ
Windowsのシステム修復機能「sfc /scannow」を試してみよう
「sfc /scannow」は、Windowsの不足しているシステムファイルや破損しているシステムファイルをスキャンして、それらを修復するツールです。
実行手順
管理者権限のコマンドプロンプトから『sfc /scannow』と入力します。
▲クリックで拡大:
正常に終了するとこのようなメッセージが出ます。
Windows システムに異常が発見された場合、自動的に修復されます。
Windows Updateに異常が発生している場合は、かなり効果的なコマンドです。
sfc /scannowでファイルの修復ができない場合
- Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした
- システムドライブ (Cドライブ) の MTF に異常が発生しているケースが考えられます。
- この場合、「chkdsk c: /f」の実行が必要になります。
- 「chkdsk c: /f」の実行後、再度「sfc /scannow」を行い、システムの修復を行う必要があります。
- chkdsk c: /fでエラーが消えない場合の参考
CHKDSKを何度も繰り返すと、HDD/SSDが回復する場合が・・・あるみたい
※HDD/SSDの寿命が急激に縮む場合がありかなり注意が必要ですが、効果あります。
- Windowsリソース保護は要求された操作を実行できませんでした。
- Windowsシステムが一部のシステムファイルを利用中の場合に発生します。
- この場合はPC再起動(念のためセーフモードで起動)すれば修復可能になります。
対策4. システムメンテナンスによって「更新プログラムの確認」を少しでも早くする
以下は、「更新の確認をスムーズに行うための更新プログラム」がインストール済み」で、かつ「Windows Updateのシステムに問題はない」という場合に、少しでも「更新の確認」を早く済ませるための手段です。
4-1. セキュリティソフトの設定
- セキュリティソフトが正常に作動しているか確認する。
サードパーティ製ソフトとWindows標準のセキュリティソフトが同時に起動していないか確認する。 - Windows Updateの間だけ、セキュリティソフトを一旦停止してみる。
- 以下ページで紹介している対策を施す。
- 「SoftwareDistribution/DataStoreフォルダ」の中身削除
→ Windows 10/8.1/7/Vistaの高速化&セキュリティソフトの負担軽減
(対策3-4でも紹介したページです) - 「SoftwareDistribution/DataStoreフォルダ」をセキュリティソフトの監視対象から外す
→ Windows 10/8.1/7/Vista の高速化に効果抜群。セキュリティソフトの監視対象から外すファイルリスト - 「更新プログラムを確認しています」が終わらない問題が、かなり解消されます。その他にも、普段のPC操作もかなり軽くなります。
- 「SoftwareDistribution/DataStoreフォルダ」の中身削除
4-2. Windows Updateした後は しばらくPCを放置する (重要)
- Windows Updateを行った後は、電源を入れたまま、しばらくPCを放置しておきましょう。
- Windows Updateが終了した後も、PC内ではしばらくの間(インストールした更新プログラムを整理するための) タスクが実行されています。
- 何もしていないのに CPU負荷が25~100%の状態が続いている場合が、この状態に相当します。
- この処理が終了するまでは、PCを放置しましょう。
- サイト内関連情報: マウスがカクカクするくらい重くなったWindowsを 元の軽さにもどす方法
- Windows Updateが終了した後も、PC内ではしばらくの間(インストールした更新プログラムを整理するための) タスクが実行されています。
- 特にこだわりがない場合は、普段から「Windows Updateの設定」を「推奨」にしておき、1~2時間程度の離席であればPCは放置しておくのがベストです。
- 離席中にWindows Updateや再起動がかかるケースがあるので、作業中のデータは保存するようクセを付けておく。
4-3. その他
- 最低でも月に1回のペースでWindows Updateを実行する(重要)
- HDDの場合、定期的にデフラグを行う。
- Windowsをクリーンブートした状態でWindows Updateを行う
- ページファイルは実メモリの1.5倍程度は確保しておく(重要)
- ページファイルが不足すると、実メモリに余裕があってもエラー 8007000Eが発生しやすくなります。
- PC再起動してから Windows Updateする
- 色々なソフトを起動し、実メモリが断片化してしまった場合も、エラー 8007000Eが発生しやすくなります。
- PC起動直後、すぐにWindows Updateしない(重要)
- PC起動直後は、Windows Updateサービスが開始されておらず、正常にWindows Updateできない場合があります。
- Windows Updateは、PCを再起動してから早くても5分後くらいからスタートするようにしましょう。
このページで紹介する Windows 7 の Windows Updateが終わらない場合の対処法は以上です。
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