Windows 7 SP1クリーンインストール直後のWindows Update

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2018.01.14: 全面改訂。新しい手順を公開

2017.08.09: このページの手順は非推奨である旨を追記。
2017.06.29~30: このページの手順は不要であることを確認・追記。
2016.09.17: 初出/※2016~2017年分の細かな追記・修正記録は削除


Windows 7 SP1 をクリーンインストールした直後の Windows Updateは、どのような手順で実行したら効率が良いのか?どのKBを先入れすると時間が短縮できるのか?を検証した結果を記録したページです。

2018.01.14 全面改訂しました

久々に Windows7「クリーンインストール直後の状態」から Windows Updateを行ってみた所、2016年頃と比べてかなり勝手が異なっていました。。。という事で、当時作成したこのページの、古くなった情報を更新しておきます。

※参考資料
2016年9月~2017年6月頃の手順はこちら

はじめに

何度かテストを繰り返しましたが、2014年~2016年前半のような「更新プログラムを小分けしなければ Windows Update が失敗を繰り返す」なんて問題はほぼ発生しないと思われます。特定KBの先入れとかあまり気にしなくてもOKと判断しました。

手順の概要

Windows 7 SP1クリーンインストール直後、何らかの更新プログラムを先入れして少しでも Windows Update にかかる時間を短縮したい場合、以下を頭に入れておきます。

個人的におすすめの手順

先入れを行いたい場合

  1. 最新の「マンスリー品質ロールアップ」を先入れしたい場合
    • KB3177467は不要。
      不要というか、KB3177467 は1回目の更新の後に入れる。先入れしちゃダメ
    • Windows Update エージェントは 7.6.7600.320 (windowsupdateagent-7.6-x64.exe)で十分
    • 以前有効だった KB3138612、KB3050265、KB3020369 なども不要。入れちゃダメ。
  2. KB3125574 (convenience rollup) を先入れしたい場合
    • KB3177467は先入れ必須。
      KB3177467 はKB3125574 の前提条件
  3. 以下の条件が揃うときは注意
    • はじめにKB3177467を先入れする、KB3125574は先入れしない
    • KB3177467の後に最新のマンスリー品質ロールアップを先入れする
    Windows Update する前に上の条件が揃うと、最悪の場合 Windows Update後に PCが起動しなくなる (復旧方法や詳細はページ後半)
  4. IE11 や NET Framework の先入れについて
    • IE11 の先入れは、時間短縮の効果はほとんど無い。
    • .NET Framework 4.6 の先入れは、多少は時間短縮の効果がある。
    • .NET Framework 4.7 は、クリーンインストール直後の Windows 7 SP1にはインストールできない。
      • .NET Framework 4.7のWPF機能は、D3DCompiler_47.dllに依存する。 既定では、このD3DCompiler_47.dllはWindows 7 SP1、Windows Server 2008 R2 SP1、またはWindows Server 2012に存在しない。
      • D3DCompiler_47.dll は KB4019990 に入っている。
      • 多分、初回の重要な更新を全部入れた後なら.NET Framework 4.7 もインストール可能になる。
  5. 更新の進み具合
    • 1回目・・・・約120個の重要な更新 → 再起動あり
      (何か先入れした場合、個数は変化する)
    • 2回目・・・・いくつか重要が残るので更新
      • .NET Framework 4.6を先入れしていない場合、ここで 3.5.1の更新22~3個が残り、別途更新が必要なケースがある → 再起動あり
      • 重要が1個だけ残る場合あり → 更新する、再起動なし
        (3~4個残って再起動あり、なパターンもあり)
    • 3回目・・・・オプション90個 → 再起動あり
    • 4回目・・・・重要4~5個、オプション4個
      ※更新失敗 (エラー80070308 / C80003FA) が発生しやすいポイント
      重要な更新から (最新の品質ロールアップ1個のみ) を手動で選択して更新する →再起動 (ダウンロードした品質ロールアップを使ってもOK)
    • 5回目・・・・重要3~4個、オプション4個
      残った重要のみを更新 → 再起動
    • 6回目・・・・残ったオプションを更新 → 再起動
  6. 先入れで短縮できる時間
    • 先入れなしの場合・・・・初回更新(125~127個) 約70分
    • KB3125574 ・・・・初回更新を約50分短縮できるがダウンロードや先入れに30分かかる(実質20分短縮)
    • IE11 の先入れ ・・・・約5分ほど短縮
    • NET Framework 4.6 の先入れ ・・・・1回目の更新で時間短縮なし。2回目以降の更新が15分ほど短縮 (3.5.1の更新が減る)
    • 初回 Windows Update から最新の状態まで、3時間強。
      • 2016年にテストした時は、手順に慣れると1時間半を切る事ができていた。
      • 今回は、手順に慣れたとしても2時間切る事は難しいだろうと思った。
        ※以前に比べダウンロードに時間がかかった。回線が混雑してきた、手元の通信機器が劣化して来た、などの要因もあるかもしれない。

1. ~ 4. のルールを守れば、あとは好きなようにWindows Updateすれば良いかと思います。そして今回も、「一部KBの先入れ」は手間がかかる割にあまり時間短縮できないと思いました。(PCの前に貼り付いて作業しないと余計に時間がかかる)

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先入れ用のKBリスト/ダウンロードリンク

KB3177467 + 最新のマンスリー品質ロールアップ で更新した場合

必ず発生する、という訳ではありませんが、最新のマンスリー品質ロールアップを入れる前に KB3177467 を入れると、その後のWindows Update に失敗し、PCが起動しなくなるケースがありました。

手元のPCでこの問題が発生した時のメモ

  • パターン1
    更新に失敗 → PCが起動しなくなる → スタートアップ修復では修復不可能 → システムの復元 → PC起動するも「更新プログラムの状態: 保留中」が消えなくなる
  • パターン2
    更新に失敗 → PCが起動しなくなる → システムの復元 → 復元に失敗、一般的な解決方法ではPCが起動しない
  • またこの時、システムの復元に1時間以上かかる
  • 解決策 (パターン1 / パターン2 共通)
    システム修復Diskで起動し、Pending.xml の削除 が必要だった

このページのメインとなる情報は以上です。
上記の情報があれば、クリーンインストール直後の Windows 7 SP1 の Windows Update で特に失敗する事は無いかと思います。

以下、手元のPCで Windows 7 SP1 クリーンインストールから最新の状態まで更新した時のメモです。上記をまとめる際に撮影したスクリーンショットが沢山あります。色々と参考になると思います。

今回テストした時のメモ

以下、画像付きで気になったポイントを紹介。
「何も先入れしなかった場合」
「convenience rollup KB3125574 を先入れした場合」
「IE11 や .NET 4.6 を先入れした場合」
「最新のマンスリー品質ロールアップを先入れした場合」

これらの話をごちゃ混ぜに書いているので注意

Windows 7 SP1 クリーンインストール直後

はじめにネットにつないだ状態で Windows Update の設定を行うと、以下のような画面が出る。
Windows Update エージェント が更新される
▲クリックで拡大
「今すぐインストール」を選ぶと、Windows Update エージェント が更新されバージョン 7.6.7600.320 になる。

最初のWindows Update

何かを先入れしない場合でも、重要な更新プログラムの数はかなり減っている。

2016年2月頃 (Windows Updateに時間がかかっていた頃)
初めてのWindows Update
▲クリックで拡大
重要231個、オプション40個

2018年1月その1 (何も先入れしていない状態)
2018年1月その1
▲クリックで拡大
重要127個、オプション95個
※同じPC・同じイメージを使い何度もテストするが、毎回更新プログラムの数は微妙に異なった
※重要な更新に.NET 3.5.1関連の更新が35個ある。
※以前 大量にあったIE8関連の更新プログラムがごっそりなくなっている。
※オプション95個について・・・・今回はWindows7 無印からスタートしたため、オプション更新に35個の言語パックが含まれている。実際には60~40個のはず。

2018年1月その2 IE11 と .NET Framework 4.6 を先入れした時のもの
2018年1月その1
▲クリックで拡大
重要124個、オプション91個。
先れにかかった時間10分、Windows Updateの短縮時間 10分。
(この時点では) ダウンロードにかかる手間や時間分のロスが発生。

2018年1月その3 KB3125574 (convenience rollup)、IE11、.NET Framework 4.6 を先入れした時のもの
2018年1月その1
▲クリックで拡大
重要29個、オプション62個。
必要な更新プログラムはかなり減った。
事前の先入れ作業に25~30分かかったが、初回Windows Updateは再起動含め18分で完了。
(70分から50分に短縮できたが、ずっとPCの前に貼り付いている必要があり、個人的には微妙な感じだった)

KB3125574について補足

今回ダウンロードしたKB3125574は、以前とファイル名が異なっていたため、念のためハッシュ値をチェックしてみた。
KB3125574ハッシュ値
▲クリックで拡大
2016年5月にダウンロードしたものと2017年1月にダウンロードしたもの、ハッシュ値は同じだった。
MD5: 65f843d233ba6f0267412a5066c6f60f
SHA1: 2dafb1d203c8964239af3048b5dd4b1264cd93b9
※上記は64bit版のもの
※チェックに使ったツール: HashMyFiles

オプション更新が隠れてしまう事がある

何度かテストを行っていると、残っているはずのオプション更新が隠れてしまう事が2~3度あった。ただし、規則性を見つける事が出来なかった。

初回の Windows Update 時に遭遇したもの
重要125個のみ
▲クリックで拡大
重要125個のみ表示。
本来ならここで90数個のオプションが表示されるはず。

重要な更新が全部終わった後に遭遇したもの
2018年1月その1
▲クリックで拡大

見えていないだけで、やはり94個のオプション配信は存在していた。
94個のオプション配信
▲クリックで拡大

ちなみに、PCを再起動してもう一度 更新の確認 を行うと何事もなかったかのようにオプション更新が表示されるケースもあった。こういう現象は以前からあったっけ・・・・?
あんまり気にした事がなかった。

.NET Framework 4.7 はインストールできない

クリーンインストール直後の状態で.NET Framework 4.7を入れようとした時の画面
.NET Framework 4.7 はインストールできない
▲クリックで拡大
.NET Framework 4.7は、D3DCompiler_47.dllに依存する。
このD3DCompiler_47.dll は、Windows 7 SP1、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2012 に既定では存在しない。
KB4019990をインストールすれば.NET 4.7 はインストールできるようになるはず・・・・(試していない)

ちなみに、初回の重要な更新120数個をインストールすると、.NET Framework 4.7は インストール可能になる。
2回目のWindows Update
▲クリックで拡大
オプション配信の中に.NET Framework 4.7が現れる。
このタイミングで .NET Framework 4.7 をインストールしてもOK・・・と思う。(試していない)

.NET Framework 4.6 インストール時の画面

.NET Framework 4.6は、スムーズにインストールできる。
.NET Framework 4.6 インストール時の画面
▲クリックで拡大

.NET Framework 4.6 を先入れしなかった場合

最初の120数個の更新が終わった後、2回目 (マンスリー品質ロールアップを先入れした場合は3回目) のWindows Update
2回目のWindows Update
▲クリックで拡大
48個の更新が残っていた。

この48個中、約半数が.NET Framework 3.5関連の更新だった。
2回目のWindows Update
▲クリックで拡大
.NET Framework 4.6をインストールした場合、.NET Framework 3.5 用の更新プログラムが20数個から1個に減る。
この2回目の更新が15分ほど短縮できた。

マンスリー品質ロールアップ先入れする場合、KB3177467不要

インストール中のスクリーンショット
マンスリー品質ロールアップにKB3177467不要
▲クリックで拡大
KB3177467をインストールしていない状態でも、最新のマンスリー品質ロールアップのインストーラーは起動する、もちろんインストールも無事実行できた。
(2017年5月頃までは、最新のマンスリー品質ロールアップの先入れは KB3177467 のインストールが前提条件だった)

1回目のWindows Update後

マンスリー品質ロールアップを先入れしてWindows Updateを行うと (1回目 約120個、の更新の後)、更新プログラムが1個だけ残る。
3回目のWindows Update後
▲クリックで拡大

この残った1個が、冒頭で「絶対入れちゃダメ」と書いた KB3177467 だった。
KB3177467
▲クリックで拡大
マンスリー品質ロールアップを先入れした場合、KB3177467 は重要な更新の中で一番最後に入れるものになるらしい。
(KB3177467更新後、PC再起動は不要)

重要な更新を全部入れた後の「オプション更新」

通常、1~2回のWindows Updateで 最初に表示された「重要な更新」120数個は全てインストールが終わる。
残ったオプション更新
▲クリックで拡大
このタイミングでオプション更新をインストールする。
言語パックを除くと、オプション更新は全部で60個だった。

  • 34個の言語パックは、合計でファイルサイズが2.3GBあり、さらに更新に3時間くらいかかる。今回はチェックを外し更新をパスした。
  • .NET Framework 4.6を先入れした場合、この数はかなり減る。

オプション更新をインストールした後

オプション更新をインストールした後は、
再び「重要な更新」が4~5個、オプションが (通常は) 4個 表示される。
オプション更新をインストールした後
▲クリックで拡大
2018年1月現在、ここで「重要な更新」が4~5個 を一度にインストールする事はできない。

4~5回ほど検証したが、ここで必ず エラー 80070308 が発生してしまった。
オプション更新をインストールした後
▲クリックで拡大
原因は、このタイミングでインストールされる 最新のマンスリー品質ロールアップ
マンスリー品質ロールアップは本来であれば、このタイミングでインストールされるものらしいのだ。

  • エラーを回避するには、ここでマンスリー品質ロールアップのみを選択してインストールを2回に分ける。
  • ここで発生するエラー 80070308は軽微なものなので、気にしなければ PC再起動とWindows Update を数回繰り返せば全ての更新を完了できる。
  • エラー 80070308 が消えなくなった場合、以下の手順に従う。
    Windows Updateのエラー 80242014、80070308の対処方法

ここで表示された「重要な更新」4~5個 インストール(2回に分け更新、PC再起動2回)、「オプション更新」 4個を更新 (PC再起動1回) を行なえば、Windows 7 SP1 は最新の状態になる。

手元のメモ紹介は以上です。

おまけ

今回、品質ロールアップ先入れにKB3177467 が不要と気が付いたのは、以下のページを読んだことがキッカケでした。
(2018年1月10日公開記事なのに、早くもリンク切れ)
https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2018/01/10/cpu-%E3%81%AE%E8%84%86%E5%BC%B1%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C%EF%BC%88meltdownspectre%EF%BC%89%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

いつからこうなっているのか?

  • 「更新の確認に数時間かかる」という問題は、2017年6月頃に解消している
  • 現在の Windows Update Client のバージョンは7.6.7601.23806。
  • これは、2017年 6月第2週配布の KB4022719 から現在まで同じ。
    ファイルの更新日時は2017年5月11日。

こうやって考えてみると、「更新の確認に数時間かかる問題」が解決した 2017年6月頃から、既に今の仕様になっていたと思われる。

このページは以上です。