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2016.02.24: 古くなった情報の修正。

2016.02.24: AnyDVDに関連した情報の修正。 プロテクトされたBlu-rayの再生は実質不可能になりました。
2015.08.04: Nightly Build版のダウンロードリンク追加、Windows10で作動確認
2014.06.17: 古くなった情報や画像の修正・追記、lav filters内蔵に対応


動画再生フリーソフトの定番の一つ、MPC-HC (Media Player Classic Home Cinema)の紹介です。
最新のバージョンでは、ブルーレイも(メニュー画面以外は)ほぼ完璧に再生が可能になっている事に気が付いたので、今更ながらの紹介です。
※注意1: プロテクト処理されたDVD・Blu-rayは正常に再生できません。
※注意2: BDAVディスクの再生には対応していません。
     (M2TSを直接指定で再生できる場合があります)

MPC-HC
▲MPC-HC 起動画面
海外製のツールですが、上記のように日本語メニューで操作する事が可能です。
ライセンス: フリーソフト(GPL)
対応CPU: SSEに対応していること(Pentium 3以降、Athlon-XP以降、duron(2001年)以降)
対応OS: XP SP3以降 (Windows10も含む)

旧バージョンを使っていて
 ・メニューからDiscを指定しても再生が始まらない
  (直接M2TSを指定しなければ再生できない)
 ・日本語/英語コンテンツの切り替えが上手く行かない
 ・字幕の表示や切り替えが上手く行かない
 ・音声切り替えが上手く行かない
などの症状が出ていたDiscの場合も、最新Verにすると解決するかもしれません。今の所私の手持ちBlu-rayビデオは全て、メニュー画面以外は完璧に再生してくれます。

ダウンロード

本家:Media Player Classic  Home Cinemaダウンロード
日本語:Media Player Classic Homecinema プロジェクト日本語
Nightly Builds版: MPC-HC Nightly Builds
※Nightly Builds版では(2015.08.04現在)新しいオーディオレンダラが実装されているとの事です。

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インストール方法

インストーラーに特にクセはなし。指示に従って数回クリックすればインストール完了します。
詳細>>MPC -HC/MPC-BEのインストール方法

設定やカスタマイズについて

ページにて紹介しています。
詳細>> MPC -HCの設定・カスタマイズ 

特徴

シンプル・軽量
MPC-HC は、シンプルで作動が軽い上、様々なコーデックに対応した優れた動画再生ソフトです。DXVAによるハードウェア動画再生支援にも対応しています。

対応コーデックの多さ・カスタマイズ性
VLCなどのコーデック内蔵プレーヤーと比較すると再生できる動画の種類は少なめですが、かなり柔軟なカスタマイズが可能です。
動画の種類別に、自分の使いたいコーデック・スプリッターを指定する事が可能なので、自分好みの再生環境を構築する事も可能です。

MPC-HCを日本語化する方法

MPC-HCの日本語化
▲クリックで拡大
[メニューバー]>[View]>[Language]>[Japanese]で日本語化OK。
MPC-HCは、内部に日本語メニューを搭載しており、簡単に日本語化できます。
(注意:ダウンロード先によっては、最初から日本語化されたモノもあります。また、日本語化ファイルを内包していないバージョンを配布しているサイトもあります)

基本的にコーデックパックのインストールは不要

2013年9月のアップデートでLAV Filters を内包するようになり、再生に対応した動画の数が増えました。別途コーデック類をインストールする必要は、ほぼ無くなっています。

確認方法
MPC-HCのLAV Filters内包
▲クリックで拡大
「再生」>「フィルタ」を選択し、「LAV Video Decoder(internal)」が
表示されていれば、内蔵LAV Filters が作動しています。

内蔵されたLAV Filtersだけでは上手く再生出来ない場合や、音ズレが発生する動画がある場合のみ、以下のコーデックパックをインストールし、MPC-HCの設定を変更してみましょう。

インストールしてあると便利なコーデックパック
 ・ffdshow
 ・CCCP (ffdshow内包)
 ・Shark007 Advanced Codecs(旧Win7Codecs)(ffdshow 内包)
  (Shark007は、最近アドウェアの同梱が酷いので注意して使うこと)
※CCCP 、Win7Codecs などのコーデックパックを複数同時にインストールすると再生不具合が発生するので注意すること。
※ちなみに私のPC環境では、M2TS動画をLAV Filtersで再生すると0.2秒ほどの音ズレが発生し、音楽ライブの動画(特にドラム・ギター演奏)が気持ち悪いのでffdshowを使っています。

ブルーレイの再生について

MPC-HCでブルーレイの再生
▲メニューから「DVD/BD]を開く」を選択し、Blu-ray ディスクのドライブを指定すれば一発でBlu-rayの再生が可能です。
※MPC-HCは、BDAVの直接再生には対応していません。
※プロテクト処理されたBlu-ray(BDMV)を再生する場合は、AnyDVD HDなどでそのプロテクトを解除する必要があります (サイト閉鎖・利用不可。)
 プロテクト処理されたBlu-rayの再生は実質不可能になりました。

ブルーレイのメニューの選択はここから
メニューの選択
▲クリックで拡大

音声の切り替えはここから
音声の切り替え
▲クリックで拡大

字幕の切り替えはここから
字幕の切り替え
▲クリックで拡大

以前のバージョンでブルーレイを再生しようとした場合は、「ブルーレイDiscの中からSTREAMフォルダを探して、映像本体のM2TSファイルを探し出して・・・」とか「字幕や音声が正しく選択できない場合はもう一度別のM2TSファイルを指定しなおして・・・」など、結構めんどうな手順が必要でしたが、その辺りの煩わしさが全て解消されています。

MPC-HCの設定方法やカスタマイズについては、次ページに掲載しています。
>> MPC -HCの設定・カスタマイズ