2025年4月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月の注意事項
今月は KB890830 の配信なし
3月に続き、今月も KB890830 の配信はない。
Windows 11 および 10 不具合情報
Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。
- Windows 11, version 23H2 known issues and notifications | Microsoft Learn
- Windows 10, version 22H2 Known issues and notifications| Microsoft Learn
今月分のメモ
- 手元の環境は、スムーズに更新できた。
多くの環境に影響を及ぼすような問題はないと思われる。
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4月9日配信分 (月例更新)
共通項目(配布される更新プログラム)
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830 今月はなし
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 11 バージョン 24H2
- KB5055523 概要/ダウンロード
2025-04 Windows 11 24H2 の累積更新プログラム
- 発生する問題
- ※継続中
Roblox をダウンロードしてプレイできない
Arm デバイスの Windows にて発生
www.Roblox.comから直接ダウンロードすることはできる。 - ※継続中
2025年1月の セキュリティ更新プログラムがインストール完了できない場合がある
- 2025年1月から発生。
- Citrix Session Recording Agent (SRA) バージョン 2411 を搭載したデバイスで発生する(ホーム ユーザーは恐らく影響を受けない)
※該当アプリは 2024 年 12 月にリリースされたもの。 - 更新プログラムのインストールを完了させるために再起動すると、「計画どおりに進みませんでした。心配する必要はありません。変更を元に戻しています」のようなエラーが表示され、更新前の状態に戻される。
- 回避策はCitrix のドキュメントで公開されている。
修正プログラムが2025 年 4 月リリース予定の Citrix Recording Agent の、次のリリースの一部として提供される予定。
- 一部のユーザーは Windows Hello の顔認識または PIN を使用して Windows サービスにログインできなくなる場合がある
- この更新プロラムを適用した後で、[設定] > [システム] > [回復]から[プッシュ ボタン リセット]または[この PC をリセット] を実行し、 [個人用ファイルを保持]と[ローカル インストール]を選択すると発生する
- この更新プログラムをインストールした「後」に、
System Guard Secure Launchまたは
Dynamic Root of Trust for Measurement (DRTM)
が有効になっているデバイスにのみ影響する - 更新プログラムの「前」に
System Guard Secure Launch または
Dynamic Root of Trust for Measurement (DRTM)
が有効になっているデバイス、またはこれらの機能が無効になっているデバイスは、この問題の影響を受けない - 回避策
- PIN を使用してログインする場合
ログオン画面の[PIN の設定] プロンプトに従って、Windows Hello に再登録する - 顔認証ログオンを使用する場合
Windows Hello顔認証に再登録し、[設定] > [アカウント] > [サインイン オプション] > [顔認証 (Windows Hello)] の順に移動し 、 [セットアップ]を選択し、画面の指示に従う。
- PIN を使用してログインする場合
- ※継続中
- 発生する問題
- KB5054979 概要/ダウンロード
2025-04 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム
Windows 11 バージョン 22H2 / 23H2
- KB5055528 概要/ダウンロード
2025-04 Windows 11 23H2 の累積更新プログラム- 発生する問題
- USBプリンタが正常動作しない不具合は修正された。
- ※継続中
2025年1月の セキュリティ更新プログラムがインストール完了できない場合がある
- 2025年1月から発生。
- Citrix Session Recording Agent (SRA) バージョン 2411 を搭載したデバイスで発生する(ホーム ユーザーは恐らく影響を受けない)
※該当アプリは 2024 年 12 月にリリースされたもの。 - 更新プログラムのインストールを完了させるために再起動すると、「計画どおりに進みませんでした。心配する必要はありません。変更を元に戻しています」のようなエラーが表示され、更新前の状態に戻される。
- 回避策はCitrix のドキュメントで公開されている。
修正プログラムが2025 年 4 月リリース予定の Citrix Recording Agent の、次のリリースの一部として提供される予定。
- グループ ポリシーのログオン監査でレポートの不一致が発生する
- ログオン監査は一般にエンタープライズ向けの機能。
ホーム ユーザーがこの問題の影響を受ける可能性は低い。 - 「Active Directory グループ ポリシー」の「ローカル ポリシーの監査」の「ログオン/ログオフ」 イベントが正しく記録されない。そのため、「デバイス」側と「ログオン イベントの監査」側で、異なる結果が返されることがある。
- レジストリ操作で回避できる
手順は このページで公開されている。
- ログオン監査は一般にエンタープライズ向けの機能。
- 発生する問題
Windows 10 バージョン 22H2
- KB5055518 概要/ダウンロード
2025-04 Windows 10 22H2 の累積更新プログラム
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
- 2022年3月22日(KB5011543)以降のLCU
- または 2022年5月10日SSU(KB5014032 )
- WSUS、Microsoft Updateカタログの場合
この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 2021年 5月11日 リリースの KB5003173 がインストールされていればOK
- KB5003173 がインストールされていない場合
2021年 9月10日 リリースの KB5005260 をあらかじめインストールしておく必要がある。
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 発生する問題:
- USBプリンタが正常動作しない不具合は修正された。
- ※継続中
2025年1月の セキュリティ更新プログラムがインストール完了できない場合がある
- 2025年1月から発生。
- Citrix Session Recording Agent (SRA) バージョン 2411 を搭載したデバイスで発生する(ホーム ユーザーは恐らく影響を受けない)
※該当アプリは 2024 年 12 月にリリースされたもの。 - 更新プログラムのインストールを完了させるために再起動すると、「計画どおりに進みませんでした。心配する必要はありません。変更を元に戻しています」のようなエラーが表示され、更新前の状態に戻される。
- 回避策はCitrix のドキュメントで公開されている。
修正プログラムが2025 年 4 月リリース予定の Citrix Recording Agent の、次のリリースの一部として提供される予定。
- ※先月より発生
Windows ログ の システムのイベント に SgrmBroker.exe に関連するエラーが表示される場合がある
- 2025年1月15日に配信された KB5049981 から発生。
- Windows 更新プログラムが、System Guard ランタイム モニター ブローカー サービスの初期化と競合するため発生する。
- SgrmBroker.exe(Microsoft Defender 用に作られたが、現在は使われていない) が、このサービスを参照していることが原因。
- パフォーマンスや機能、セキュリティへの影響はない。
デバイスのセキュリティ レベルの変更も不要。 - 今後の Windows 更新プログラムで、このサービスと SgrmBroker.exe で使用されるコンポーネントが調整される。
このため、このサービスまたはそのコンポーネントを手動でアンインストールまたは削除してはいけない。 - 放置しておいても問題ない。それでもエラーを消したい場合は、サービスを停止する。手順はリンク先を参照する。
- 参考情報
Windows ログ > システムのイベント 7023 に記録される。
エラーメッセージは「System Guard ランタイム モニター ブローカー サービスは、次のエラーで終了しました: %%3489660935」
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
- KB5055683 概要/ダウンロード
2025-04 .NET Framework 3.5、4.8 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム
Windows 8.1 / Windows 7
Microsoft Security Essentials (KB2310138) 配信なし。最終配信日 2025/02/26
Microsoft Defender Antivirus (KB2267602) 配信あり。
悪意(KB890830)配信なし。
※「有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布される場合もあるが、ここでは割愛する。
Windows Update が終わらない (サイト外)
何度も再起動が行われ、Windows Update が終わらない
- Windows 10/11 にて、2023年9月頃から Windows Update の再起動が 1回では終わらず、何度も繰り返される、まったく終わる気配がない・・・・ という症状を、ネット上で何件か見かけるようになっていたが、以下が原因のケースが多いようだ
- 上記に当てはまらない場合 (サイト内)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。
エラー 0x800f0922 の場合
- CPU脆弱性修正パッチが出た後や、セキュアブートに問題がある場合
- >> BIOS アップデートもしくは Windows 11, version 22H2 known issues and notifications | Microsoft Learn
- その他、一般的な対処法
その他の問題の場合
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- エラーコード別の対処方法
- コマンドプロンプトで修正する (Windows10以降では非推奨)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合 - 本格的なPCメンテナンスを行う場合
Windows10/8.1の調子が悪い時に行う本格的なPCメンテナンス
先月から引き続き掲載する項目
以下、過去の更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。
- ※2025年2月より引き続き掲載
Windows 11(24H2)の一部環境で、新しい更新を受け取れない
- 該当する一部環境
「2024年10月または11月のセキュリティ更新プログラムを適用したWindows 11(24H2)」の「USBメモリーやDVDなどのインストールメディア」を用意し、それを使ってOSインストールした環境 - 解決方法
「2024年12月の月例セキュリティー更新プログラムを含むメディアを利用した Windows 11(24H2)」を使ってOS再インストールする - Microsoft からの案内は上記で終了。修正パッチ等は配布されない。
- 該当する一部環境
- ※2023年11月より引き続き掲載
2023/10/11 Windows 8.1 / 7 用 Microsoft Edge 延長サポート終了
- これ以降、致命的な脆弱性が発見された場合でも (恐らく) 修正されない。
- ※2023年2月より引き続き掲載
Windows 10 にて、Internet Explorer 11 (IE11) が完全に無効化された。
- ※ IE11 の完全削除は 2023年6月13日の予定
※ サポート期間は、2022年6月16日 で終了している
※ 順次対応との事で、もうしばらくIE11 が起動できる環境はあるかもしれない
※ Windows 8.1、Windows 7 Extended Security Updates、Windows 10 中国政府エディションは対象外。まだIE11 が利用可能。
- ※ IE11 の完全削除は 2023年6月13日の予定
- ※ 2020年7月より引き続き掲載
セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン (VM) は起動失敗する
- ※ 2020年9月より引き続き掲載
Microsoft Defender Antivirus は手動で無効化できなくなった
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
サードパーティーソフトを検知すると自身を自動で無効化する仕組みになっている部分はそのまま。レジストリキー「DisableAntiSpySware」が削除された
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
- ※ 2020年11月より引き続き掲載
一部ドライバーのインストールでエラーが出るようになった。
- Windows 8.1/10 共通:ドライバーの署名検証が厳格になったため、不適切なフォーマットのドライバーをインストールするとエラーが表示されるようになった。(つまり不具合ではなく、ドライバーベンダー側のミスに対し厳格になった)
- ※ 2022年11月より引き続き掲載
Windows 10 の IE11、サポート終了
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
同日以降に順次、IE11を起動しようとすると、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動するよう変更される。そのため、IEのみで動作するコンテンツが閲覧できなくなる。ただ、Edgeに搭載する「IEモード」で閲覧は可能。同モードは2029年まではサポートされる。
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
- Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了 - Windows Blog for Japan
- Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート - Windows Blog for Japan
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum