このページについて

Windows update後にPCが起動しない、「スタートアップ修復で PC を修復できませんでした」というメッセージが表示される、再起動ループが発生する、という場合の対処方法を紹介したページです。

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2017.09.14: 冒頭文を変更(スタートアップ修復が起動した場合を想定した文章に変更)

2016.10.09: Windows10 RS1の問題を臨時追記 (解消したので現在は削除)
2015.03.19: デュアルブート時の注意事項を追記
2014.12.22: システムの復元について、特殊な事例の追記


Windows updateに失敗し、PCが起動できなくなった、「スタートアップ修復で PC を修復できませんでした」というエラーがでる、または再起動を何度も繰り返してしまう・・・・という場合の対処方法を記したページです。
対象OSはWindows 10/8.1です。(7/Vista 版の解説はこちら)

問題発生時の画面 (一例)
スタートアップで PC を修復できませんでした
▲クリックで拡大

※Windows10の場合
「スタートアップ修復で PC を修復できませんでした」
※Windows8.1の場合
「自動修復:PCが正常に起動しませんでした」
※サイト内関連: Windows の「スタートアップ修復」について

対象となる症状

Windows Updateに失敗し、以下のような症状が出る

おもな原因や症状

このような理由や症状でWindows updateに失敗し、その後もupdateに失敗してしまう場合、以下の対処方法を試します。Windows Updateのトラブルの中では、結構深刻なケースに適用する手順です。

※補足

比較的症状が軽い場合は、以下ページの手順で問題は解決します。
Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法

はじめに注意: デュアルブート環境の場合

まず、例外的なケースのお話です。
Linuxなど Windows 以外の OS と Windows 10/8.1/7でデュアルブート構成にしているPCの場合、ブート領域の変更を行うような更新プログラムが配信されると Windows Update が失敗し、再起動ループが発生するケースがあります。

この場合、このページ内の手順では問題解決しません。Windows のブートローダーを入れ直しシングルブートに設定 → 更新プログラムを適用 → デュアルブート環境の作り直しなどの手順が必要になるケースがあります。
(例: 2015年3月のWindows7+KB3033929がこれに該当)


以上、まえおき文。
以下、対処方法の紹介です。

まずはシステムの復元を試す

まず、以下のような深刻な場合

この場合、復元ポイントを利用した「システムの復元」を実行するのが手っ取り早いです。
※注意:システムの復元は万能ではありません。過去にはシステムの復元でOSがクラッシュする更新パッチもありました → Microsoftの資料ページ(KB3000850)

システムの復元
システムの復元
▲クリックで拡大
ちなみに、「バックアップからの復元」を使った方が、より確実です。
※Windows 10 Fall Creators Update 以降、Windows標準の「バックアップイメージの作成」は非推奨になります。

復元した後、ページ後半で解説している「DISM」を実行します。

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Windowsが起動しない場合

Windowsが起動しない場合は、インストールDVDなどからPCを起動して「コンピュータを修復する」または「スタートアップ修復」を選択し、復元ポイントを使ってシステムを修復します。

手順解説ページは以下です
 ・Windows10/8.1が起動しない・セーフモードでも起動できない時の対処方法
 ※起動失敗を何回か繰り返すと、自動的に修復画面が表示されます。
 ・コマンドプロンプトからWindowsを復旧する4つの方法 (Vista/7/8/8.1/10)

この場合も、バックアップファイルとシステム修復Discがある場合は、「バックアップからの復元」を選択したほうが確実です。
復元した後、ページ下段で解説している「DISM」を実行します。

参考注意
1. ISRTを設定している場合は、Windows 回復環境(Windows RE)を利用できない場合があります。
 参考URL: コンピューターが起動しないときに、自動修復をする方法(Windows 8/Windows 8.1)(エプソン)

 

2. 一部のPCでは修復ディスクからファイルやフォルダの操作ができない場合があります。
(UEFI(GPT)インストールされたメーカー製PCなどで発生します)
「Windows がインストールされているドライブがロックされています。ドライブのロックを解除してやり直してください」とメッセージが出る


比較的簡単な対処方法の紹介はここまでです。
上記の手順でWindows Updateが正常に戻らなかった場合は、以下を試します。
ここから下は、重症な場合や手順が複雑なものの紹介が続きます。

再起動ループから抜け出せない
復元ポイントやバックアップがない/できない場合

Windows Updateの再起動でループ状態に陥ってしまったり、何らかの理由でDVDメディアからの復元が行えず、かつWindowsの起動時に「更新プログラムを構成中...」から先に進めない場合や、「更新プログラムの構成に失敗しました」を何度も繰り返すは、以下の方法も有効です。

手順の概要
  • Windows Updateの進捗状況(残りの作業)は、
    %systemRoot%\WinSxS\Pending.xml」に保存されています。
  • このファイルを削除すれば、Windowsの再起動時にWindows Updateの続きは実行されません。
削除方法
  • インストールDVD修復ディスクからコマンドプロンプトを起動
    Windowsが起動する場合は、管理者権限でコマンドプロンプトを起動
  • cd C:\Windows\WinSxS
    del Pending.xml 

    と入力する。
    (削除が怖い場合は「rename pending.xml pending.old」などと入力しリネームする)

上記を実行すれば、PC再起動時にWindows Updateの続きはキャンセルされます。
この状態で次項の「DISM」を実行します。

「DISM」を実行する

注意:正しく上書きアップグレードしていないWindowsでは実行できません。
※DVD、USBブートで「カスタムインストール」を利用してWindows 8/8.1/10を上書きすると、ブートローダーに異常が発生します。DISMやシステム修復ディスクからの復旧ができなくなる恐れがあります。

以下で紹介する方法は、クリーンインストールしたWindows 10/8.1のみで実行可能です。
 Windows 8 から windows 8.1 に上書きアップデートした場合、
 Winodws 7 から Windows 8 へ上書きアップグレードした場合など
これらの場合は試行できません。
この場合、ページ下段の「まだWindows updateが出来ない場合 その1/その2」を実行してみてください。

Windows 8.1 のインストールDVD/USBメモリを作成する、クリーンインストールする。
▲現在では、Microsoftが「Windows 8.1のインストールDVD/USBメモリ作成ツール」を配布しています。
上書きアップデートをした場合は、時間のある時にクリーンインストールしておく事をおすすめします。

マイクロソフトの関連ページ
0x80070002、0x80070057 などの Windows 破損エラーの解決
(リンク先にも同様の対処手順が記載されています)

対象エラー番号
Windows Updateに失敗した時、以下のエラー番号が出る際に有効な手段となります。

  • 0x80070002 | 0x8007000D | 0x800F081F | 0x80073712 |0x800736CC | 0x800705B9 | 0x80070246 | 0x8007370D | 0x8007370B |0x8007370A | 0x80070057 | 0x800B0100 | 0x80092003 | 0x800B0101 |0x8007371B | 0x80070490

「DISM」の実行手順

はじめに
システムファイルに問題が見つかった場合、問題のファイルをWindows Update からダウンロードして自動的に置き換えます。
参考リンク: DISM またはシステム更新準備ツールを使用して Windows Update のエラーを解決する

管理者権限でコマンドプロンプトを起動します
管理者権限でコマンドプロンプトを起動
▲クリックで拡大
スタートメニューを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します

「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Scanhealth」と入力します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Scanhealth
▲クリックで拡大
コマンドプロンプト上で右クリックして「ペースト」で貼り付ける事も可能です。
問題が発見されなかった場合は、以下の手順は不要です。
Windows Updateが失敗する原因は、別にあると考えられます。
(その際は、まずは sfc /scannowを試してみましょう

ここで破損ファイルが見つかった場合、以下のコマンドを入力します
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
見つかった破損が修復可能か、修復不可能か、を表示してくれます。
(修復不可能な場合は、OSのリカバリやリフレッシュが必要になります。)

修復可能な場合は以下のコマンドを入力します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
▲クリックで拡大
修復が正常に行われた例

ここから下はさらに重症なケースの対処方法です。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth が失敗する場合、以下のような手順を実行します

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth が失敗する場合

「DISM /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup」や
「fsutil resource setautoreset true c:\」、「chkdsk c: /f」などが必要になります。

詳しい手順は、以下
Windows10/8.1の調子が悪い時に行う本格的なPCメンテナンス に掲載しています。

例外: Windows 8.1 Update1の更新が失敗した場合

Windows 8.1 Update1への更新が失敗した際、
エラーコード:80073712、0x800F0923、0x800F0922 などが表示された場合は、以下の手順が必要です。

コマンドプロンプト(管理者)で以下を実行
64 ビット版の場合
DISM /online /remove-package /packagename:Package_for_KB2919355~31bf3856ad364e35~amd64~~6.3.1.14
32 ビット版の場合
DISM /online /remove-package /packagename:Package_for_KB2919355~31bf3856ad364e35~x86~~6.3.1.14
RT 8.1 の場合
DISM /online /remove-package /packagename:Package_for_KB2919355~31bf3856ad364e35~arm~~6.3.1.14
最後に
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
DISM /online /cleanup-image /startcomponentcleanup

上記を実行後、PCを再起動してWindows Updateを行います。

まだWindows updateが出来ない場合 その1

コマンドプロンプトを管理者権限で起動して「sfc /scannow」を試してみましょう。
サイト内手順解説ページ:Windowsのシステム修復機能「sfc /scannow」を試してみよう

「sfc /scannow」を実行後、PCを再起動し、もう一度DISMを実行してみましょう。

「sfc /scannow」とは
  • 「sfc」は「システム ファイル チェッカー ツール」の略です。
    Windowsのシステムファイルをスキャンし、破損ファイルや不足ファイルを探します。
  • 問題のあるファイルを発見すると、「%WinDir%\System32\dllcache」フォルダーにあるキャッシュコピーに置き換えられます。

まだWindows updateが出来ない場合 その2

上記までの手順を全て実行した後で、「Windows Update トラブルシューティングツール」を試してみましょう。

「Windows Update トラブルシューティングツール」のダウンロード先や使い方については、サイト内 以下ページ
Windows updateのコンポーネントリセットツールを試す
にて詳しく解説しています。