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2017.09.23: 古くなった情報の整理・修正

2017.03.15: 古くなった情報の整理・修正
2016.02.27: 初出


Windows Update でエラー 8007000Eが繰り返し発生する場合の対処方法です。

エラー 8007000E
エラー 8007000E エラー 8007000E
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けっこう色んなパターンで発生します。

手元のPCで検証する限りでは

この2つのケースでエラー 8007000E が発生しやすいようです。
以下、このエラーが頻繁に発生する時の一般的な対処方法です。

「エラー 8007000E」の対処方法

メモリ4GBが以下の場合 (x86版の時は2GB以下)
 1.「ページファイルをOSの推奨値にしてみる」
 2.「常駐ソフトの数を減らす」
 3.「クリーンブートしてみる」

1、2、3、全部実行する。
Windows Update中は、ブラウザ含めて余計なアプリは起動させない。

メモリが4GB以上の時 (x86版の時は3GB以上)
 1.「PCを再起動する」
 2.「常駐ソフトの数を減らす」
 3.「クリーンブートしてみる」
 4.「ページファイルを実メモリの1.5倍以上にしてみる」

いずれか一つでも効果がある。メモリに余裕ができればOK。

まだ解消しない場合

以下を試してみる
Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
調子が悪くなった Windows Update を コマンドプロンプト で修正する方法

まだなおらないようであれば、以下 (サイト内の関連ページ) から、心当たりのありそうなものを試してみる

サイト内関連ページ

このページのメインとなる情報は以上です。

以下、2015年8月~2017年6月頃 (エラー 8007000Eが非常に発生しやすかった頃) に収集した情報や、検証したデータです。資料として残しています。何度かテストを行いましたが、いずれも「メモリが足りない」と思われる状況が発生していました。(検証日2016年2月)

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はじめに紹介する3項目は、2016年頃に有用だった情報です

Windows Update Client の最新版を使う

2017年6月頃より、Windows Update Client が古くてもこの問題は発生しにくくなっています。手動更新は不要です。
Windows Updateを数か月行っていない場合、まずは最新のWindows Update Client が含まれたKBを「手動」でダウンロード・インストールしてみましょう。

マイクロソフトが提示する一般的な対処方法

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/windows-update-error-80070008-or-8007000e
リンク切れ。経験上、この方法で解消する場合は少ないと思われます。

2015年以降の原因はこちら

Blogs - Japan System Center Support Team Blog - Site Home - TechNet Blogs(日本語)
やはりメモリ不足が原因で発生する模様です。


以下、2016年2月に手元で検証した結果です。

Windows7をクリーンインストールした直後の場合

Windows7をクリーンインストールした直後に Windows Update する場合でも、稀にこのエラーが出ることがある。

32bit版でメモリ2GB以上、64bit版でメモリ4GB以上の場合は、(十分なページファイルを確保していれば)PCを再起動するだけで大丈夫。
Windows Updateの 8007000E エラー
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Windows Updateの「更新の設定」を「更新プログラムを確認しない」にしていると発生しやすい。

8007000E エラーを繰り返す場合

8007000E エラーを繰り返す場合は、Windows Updateの「更新の設定」を「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」に変更してもう一度PCを再起動し Windows Updateしてみる。

注意: 再起動、シャットダウン中でも エラー 8007000E は出る場合がある。

VMwareで検証中の画面
SP1化直後、最初の200個超の更新の確認
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極端にメモリが足りない場合、Windows Updateの後の再起動中にも「エラー 8007000E」が発生する事がある。
この場合、シャットダウン中の「XXX個中/XXX個目」の表示のまま、PCがシャットダウンできなくなる。

HDDにアクセスが無い事を確認し、強制リセットをかけた後
エラー回復処理した後の画面
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エラーが発生したと思われるKBの履歴を見ると、「エラー 8007000E」が記録されていた。
この時は強制リセットによる深刻な被害は発生せず、もう一度Windows Updateをやり直すだけで無事更新プログラムを適用できた。

手元の検証メモ

上記の検証は、クリーンインストール直後のWindows7 SP1で行った。
とりあえず、Windows Update Client を更新しなくても、搭載メモリが少なくても ギリギリ アップデート可能、という感じ。
※ これは2016年2月の検証時のお話。
※ 2016年10月以降はWindows Update Client を更新しなければ 8007000E は解消しない