「Windows Updateが途中で止まってしまった」、「手動で更新プログラムを適用したいが、インストーラーが上手く作動しない」などの症状が出た場合の対処方法です。

このような場合は、一度「更新の確認」状態を終了させ、再び「更新の確認」状態に入らないようWindowsを設定する必要があります。このページでは、それらの手順を紹介しています。

このページの対象

こんな場合の手動インストールを行う方法を解説したページです。

通常は、Windows Updateサービスを停止するだけでOK

殆どの場合で、以下のいずれか1つの方法で 一度Windows Updateサービスを停止してしまえば、ダウンロードした更新プログラムの個別インストールは可能になります。

Windows Updateサービスを停止する方法

以下1.~4.のうち、いずれか1つ行えばOKです。

  1. PCを再起動する
  2. コマンドプロンプトからサービス終了させる
    タスクマネージャーでサービス終了させる場合
    ▲クリックで拡大
    コマンドプロンプト(管理者)で「net stop wuauserv」と入力
  3. タスクマネージャーでサービス終了させる場合
    タスクマネージャーでサービス終了させる場合
    ▲クリックで拡大
  4. 管理画面の「サービス」からサービス終了させる場合
    サービス
    ▲クリックすると全体表示
    • ※「サービス」を起動する方法
      「スタート」>「管理ツール」>「サービス」などから実行。
      もしくは Win+Rキーから「services.msc」を実行。

上記のような方法で「Windows Update サービスを停止」しただけでは、問題解決しない・どうしても個別インストールに時間がかかってしまう・・・・という場合に限り、以下のような手順が必要になります。

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手順1: Windows Updateの設定を変更する

まず最初にやる事。
Windows Update の設定を「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」に変更します。

  1. 手動インストールが途中の場合は中止します。
    (中止できない場合はそのまま[手順1]もしくは[手順2]に進む)
  2. 次にWindows Update画面を開きます。
    「設定の変更」を選択
    ▲クリックで拡大
    「設定の変更」を選択します。
  3. ここで以下の操作を行います。
    「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」を選択
    ▲クリックで拡大
    「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」を選択します。
  4. ※上記の 設定変更すらできない場合があります。
    この場合でも、そのまま[手順2]・[手順3]を実行してもOKです。

 

次に、Windows Update サービスそのものを中止します。
[手順2]・[手順3]から、自分の簡単だと思う方を実行します。

手順2: 通常の操作方法

コマンドプロンプトの実行に抵抗がある場合は、こちらの方法を取ります。

  1. インターネットの接続を切る。
    • LANケーブルを抜く。無線LAN子機を外す。
      ノートPCやタブレットの場合、Wi-Fi起動をOFFにする
    • ※ネット接続の切断は、必ずしも行う必要はない。
  2. PCを再起動する。(※Windows Update サービスを停止させる)
    • 「更新の確認が終わらない状態」一度終了させるために必要。
    • 多くの場合では「Windows Update サービスが停止すればよい」ので、再起動しなくてもタスクマネージャー等でサービスを終了させても大丈夫。
  3. ダウンロードした更新プログラムをインストールする。
  4. PCを再起動する。
  5. 「1.」でネット切断していた場合は接続しなおす。
  6. ネット通信が可能になったことを確認して Windows Updateを実行
  7. 必要に応じてPCを再起動する。
  8. Windows Updateの「更新の設定」を変更した場合は、元に戻す。

[手順2]の手順紹介はここまでです。
コマンドプロンプトを利用しない場合、ここから下の情報は読まなくても大丈夫です。

以下[手順3]はコマンドプロンプトを使う方法です。

手順3: コマンドプロンプトを使う方法

コマンドプロンプトの実行に抵抗がない場合は、この方法が簡単です。
PC再起動の数が少なくて済みます。

実行するコマンドプロンプト

net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver

  ダウンロード: Stop_Windows_Update.zip
 (解凍すると[Windows_Updateサービス停止.bat] というファイルが生成されます)

手順3 の実行時の手順

  • 上で紹介したコマンドを実行する。(もしくはダウンロードファイルを実行する)
    ※いずれも管理者として実行する
  • サービスが正常に停止できた場合
    • そのまま(再起動せず) 更新プログラムの手動インストール を実行してOK。
    • サービスが停止できない場合は、1~2分ほど間を空けながら、同じコマンドを繰り返し入力してみる。
  • 手動インストールが終わった後
    • かならずPC再起動を行い、それからWindows Updateを行う。
  • Windows Updateの「更新の設定」を変更した場合は、元に戻す。
  • この手順がよく分からない場合
    このページ下段に図解入り解説を掲載しています。

注意事項および補足

  • 管理者権限のコマンドプロンプトが必要。
  • ダウンロードファイルを使わず、コピペや手入力でもOK。
  • 個別インストールが終了した後は 必ずPC再起動する。
    停止したそれぞれのサービスは、手動インストール実行時またはPC再起動などのタイミングで再び開始される。
    • 各種サービスを止めた後の状態検証
      各種サービスを止めた後の状態検証
      ▲クリックで拡大
      • wuauserv およびcryptSvc 
        Windows Updateの手動実行または個別インストールなどで、自動的に開始される。
      • bits および msiserver
        Windows Updateの手動実行または個別インストールなどでは、自動的に開始されなかった。
        PC再起動後、5分程度待ったところで確認すると、サービスが実行されていた。

よく分からなかった人用: 図解手順

  1. バッチファイルをダウンロードした場合
    • 解凍したファイルを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
      「管理者として実行」を選択
      ▲クリックで拡大
    • 正常に終了したら、3~5分ほど待ちます。
      ※低スペックPCの場合、10分ほど待つ。
      • 補足
        コマンドを実行するタイミングによっては、「net stop wuauserv」でWindows Updateサービスが正常に終了しない場合があります。

        • この場合、1~2分ほど間を空けながら、正常終了のメッセージが出るまで何度もコマンドを繰り返せば大丈夫です。
    • コマンドが正常に終了した後、
      Windows Updateの画面を開きます。
      ダウンロードしたKBのインストールが可能な状態
      ▲クリックで拡大
      「更新プログラムの確認」が終了し、このような画面になっていたらダウンロードしたKBのインストールが可能になっています。
  2. 上記「1.」の状態でダウンロードしたKBを手動でインストールします。
  3. 再起動が必要とメッセージが現れた場合、ここでPCを再起動します。
  4. ダウンロードしたKBのインストールが終わったら(もしくはPCを再起動したら)、最低でも5分程度待ってからWindows Updateを行います。
    ※以下、UACが反応する場合あり。管理者権限が必要になります。
    ※KBインストール後に再起動のメッセージが出た場合はPCを再起動しましょう。

    「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」を選択
    ▲クリックで拡大
    • Windows Updateを開始する目安
      アクションセンターの旗が出るくらいのタイミングまで待つ (通常4~5分)
      ※旗アイコンはタスクトレイ内に隠れている場合があります。
    • 「更新プログラムの確認」を押すとWindows Updateが始まります。
    • 設定の変更を元に戻しておきましょう。
      「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」を選択
      ▲クリックで拡大
      ここで変更した設定は、元の状態に戻しておきましょう。
      (この手順でもWindows Updateは始まります)

このページの解説は以上です。

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