CドライブにSSDを利用している Windows10 のシステムが頻繁にプチフリしてしまう場合のチェックポイントをメモしたページです。ページタイトルに「Windows10」を付けていますが、Windows10に限らず、以前のWindowsで発生する問題も含まれています。
症状を大きく分類すると4つに分かれる
- Windows10へのアップグレード/メジャーアップグレードが引き金になっているもの。
(特定の更新プログラムが原因である場合もあり) - アップグレードではなく「事前のバックアップやクローン」が引き金になっているもの。
- 従来からある、SSDのLPM問題など。
- ストレージ関連のアプリやドライバとの相性
プチフリ問題とは別の問題も、敢えてこのページに書き記していますのでご了承ください。(OSクローンの話題などは、プチフリ問題だけ書いてOSが起動しなくなる現象をスルーしてしまうとモヤモヤが残るため)
チェックポイント
- EaseUS Todo Backup Free や Acronis True Image HD など、サードパーティ製バックアップツールをインストールしている
- このメモページを残しておこう、と思うキッカケになった項目。
- サーとパーティ製クローン・バックアップツールの「自動バックアップ用サービス」がSSDのプチフリを引き起こすケースがあるらしい。
- とりとめもないはなし。: SSD 換装で、大コケにコケた話。
MX100 SSD Freezes After 8.1 (KB2919355) - Crucial Community
- コメント欄含め、何件か同様の報告あり
- リンク先では、Windows 8→8.1のアップグレードで発生。
- システムドライブのクローンや換装は、LPM問題なども発生する危険性がある。
- その他、バックアップツールに含まれるストレージ関連のドライバそのものがWindows10のシステムと相性が悪いケースもある。
- 正常にバックアップできているか確認する
- セキュアブート有効時でもバックアップツールのドライバが正常作動するか確認する。
- ストレージ換装時の問題
- Acronis True Image などのツールでGPTディスクをクローンすると、HDD、SSDの相性によってはアライメントのずれが発生する場合があります。
- パフォーマンスが落ちたり、(起動ドライブの場合は) クローンが起動しなくなったりする。
- ずれが発生する組み合わせの場合、セクタバイセクタのクローンが有効なケースが多い。
- 古いHDD (512ネイティブ) → 最近のHDD/SSD(512eまたは4Kネイティブ)で発生する。(その逆でも発生する)
- 大ストレージ(HDD) → 小ストレージ(SSD)などでも発生する場合がある。
- 最新のバックアップツールでは発生しない場合もある。
- Acronis True Image などのツールでGPTディスクをクローンすると、HDD、SSDの相性によってはアライメントのずれが発生する場合があります。
- SSDへの換装時の問題
- システムドライブを HDD → SSD と換装した時
- Trim発行やデフラグ設定などが、SSDに最適化されているかチェック。
- HDDとSSDの省電力設定が異なるために発生
- システムドライブを SSD → SSD と換装した時
- LPM対応からLPM未対応のSSDに引越しなどで発生
- システムドライブを HDD → SSD と換装した時
- GPTストレージの問題
- MSR領域 (Microsoft予約領域) の存在しないGPTディスクは使わない。
- GPTフォーマットしたフトレージは、起動ドライブにもデータドライブにもMSR領域が存在するのが普通。
▲クリックで拡大
- しかしどういうわけか、GPTディスクなのに、MSR領域が存在していないGPTストレージが存在する模様。
- 手元で色々テストしてみても、「MSR領域の存在しないGPTディスク」というものは作成されないので謎。
- Windows7時代に「データドライブのMSR領域を削除するとOS起動が高速化する」という危険なTipsが出回った事があるが、その影響か?
これはやっちゃダメなTips。 - 古い USB-SATA変換アダプタを使うと、外付けUSB接続では正しくGPTフォーマットできないのか?
- Linuxなど他のOSを使ってGPTフォーマットすると発生するのか?
- いろいろ条件を変えGPTフォーマットしてみるが、一般的なフォーマット方法では必ずMSR領域が作成される。原因が特定できない。
- Windows7時代に「データドライブのMSR領域を削除するとOS起動が高速化する」という危険なTipsが出回った事があるが、その影響か?
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- Windows OS のメジャーアップグレード
- Windows 8 → 8.1
Windows 10 v1511(TH2) → v1607(RS1)
などで一定数の報告がある。 - Windows10 v1607(RS1) は 一部機種でプチフリ問題があった。KB3194496 (2016年9月30日配信) で解消した。
- 先のクローンツールの常駐バックアップサービスや、SSD換装/クローンなどの問題も含まれるか?
- Windows 8 → 8.1
- LPM問題/APM問題/HIPM問題
- 2011~2012年頃の Crucial の SSD でよくあった話。
やや古い?今でも発生?
以下、外部リンク紹介が中心。 - Windows10以降に書かれたページ
- Windows10+(Crucial)SSDな環境でディスクの使用率が100%になってハマった話 - knot-foundの日記
※過去にストレージ換装している - Windows 7からWindows 10 アップグレード時のトラブル-Labyrinth of Wisdom
※過去にストレージ換装している
- Windows10+(Crucial)SSDな環境でディスクの使用率が100%になってハマった話 - knot-foundの日記
- ちょっと古めの情報
- LPM問題(引越しに注意) | SSD比較専門サイト
「LPM対応からLPM未対応のSSDに引越しをすると「LPM病」を引き起こす可能性があります。」 - mydrive.jp/Intel SSD 510のプチフリーズを解消!
- LPM問題, LPM病 対応 PFBユーティリティ配布開始 | Windows 高速化,EeePC,ネットブック カスタマイズ・改造・便利なオプション紹介
- PCパーツ とか。(仮) : Crucial C300 LPM問題のもう一つの解決方法(UEFIの変更)
- サイト内
「Windows7マシンがなんとなく不調」な場合の解決方法をリストアップ
- LPM問題(引越しに注意) | SSD比較専門サイト
- 2011~2012年頃の Crucial の SSD でよくあった話。
- システムストレージをクローンする時の注意点
※これらはプチフリ現象とは無関係。Windows 10の場合、これを守らないと が起動しなくなるケースがある。
(クローンやバックアップの話題なので、ついでに書いた)- Windows 上でクローン操作しない。
- クローン先のHDD/SSDは、Windows上でフォーマットしない。
DISKPART Cleanする。Windows PE でフォーマットする。 - クローン先・クローン元、両方のストレージを接続したままWindows を終了したり起動したりしない。
- クローンした HDD/SSD は「スタートアップ修復」を行ってから利用する。
- おまけ古いSSDの問題
今さら気にしなくても良いもの
- プチフリ・プチフリーズとは SSD徹底解説!
JMicron製JMF602がひどい。 - VIPで自作PC @ Wiki - SSDs-jmicron
SSDでプチフリがよく発生していた頃のまとめページ - サイト内の検証ページ
あえてプチフリSSDを購入し、今さらXPマシンのHDDをSSD換装してみた!
JMicron製JMF612
- プチフリ・プチフリーズとは SSD徹底解説!
このページの情報は以上。