2019.07.21: 追記: 今回はたまたま上手く修正できただけ?
2019.07.19: 初出
手元のPCでよく分からないトラブルが発生してしまい、解決に手間取ったのでメモ。
解決方法も、よく分からない手順となってしまった。
※ OS は Windows 10 バージョン 1803
2019.07.21 追記
やはりと言うか何と言うか、このページで紹介した「Ctrl + Alt + Delete → 再起動」は、今回と同じ (or似た) 症状のすべてに効果があるモノでは無いようで・・・・今回、たまたまこの手順で問題が解消しただけ、というカンジ。普通にブート領域の復旧を行った方が効果が高い。
追記おわり。
発生した問題
Windows を「再起動」した時だけ、画面が真っ黒なまま。どれだけ待ってもWindows が起動しない。
でも、「再起動」以外のPC起動では Windows は正常に起動するのだ。
詳細を書くと以下。
- カーソル点滅もしていない状態。
- ストレージのアクセスランプも点滅していない
- コールドブート (電源OFF状態からの起動) は正常にWindows が起動する。
- 物理的なリセットボタンを押した再起動も、正常にWindows が起動する。
- 一度 Windows を起動し、スタートメニューの「再起動」を選んだ時だけ、画面が真っ黒なまま Windows が起動しない。
- ついでに書くと、Windows Update 後の再起動も同じ状況。
- 更新直後の再起動は、画面真っ暗となり、更新も途中で止まってしまう。
- リセットボタンを押すと Windows は正常起動し、Windows Update は再開され、しかも正常に完了する
- いずれの場合もブルースクリーンエラーは発生していない。
「No Boot Device Available」的なエラーも一切なし。ひたすら画面真っ黒。 - イベントビューアにもエラーは記録されていない。また真っ暗の時は「Ctrl + Alt + Delete 同時押し」は効かない。
- 上記を総合して考えられること
- 再起動時、「Windows は正常に終了」しているが、その後の「Windowsが起動」する前の段階で止まっていると考えられる
- つまり、再起動時のみブート領域が認識されない・・・・という特殊な状態か?
当初、Windows Update 後の再起動でこの問題に気が付いたため、「Windows Update の問題」だと決めつけてしまったこと、Windows Update 検証専用 (普段は放置) のPCで発生したため、対処は後回しとなってしまっていた。
最初に結論
Windows が正常に起動した時に「Ctrl + Alt + Delete 同時押し」を行い、表示されたメニューから「再起動」を選ぶ。
手元のPCの場合だけど、これだけで解決した。
Ctrl + Alt + Delete 同時押し → 再起動の画面
▲クリックで拡大
本当にこれだけ。
なんじゃそりゃ?という手順だが、本当にこれだけで解決してしまった。
あと、(これは定番だが) BCD領域の削除&再作成でも問題解決した。
手順 → エラー 0xc0000034/0xc000014c (Windowsが起動しなくなった時) の対処方法
以下、自分の備忘録も兼ねて今回の顛末のメモを残しておく。
問題発生時の時期
発生時期は2019年3月の月例 Windows Update 直後から。
先にも書いたが、サブPCで発生した問題だったため、対処は後回しとしていた。
最初に取った対処方法
以下、いずれも解決できなかった。また、問題も検出されなかった
- DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth
- sfc /scannow
- chkdsk c: /f
リセットボタンを押した後は Windows は正常に起動するし、Windows Update も正常に適用されているし、「まあいっか」てな感じで1~2ヵ月様子見。
次に取った対処方法
一般的な Windows Update のトラブル対処方法を行った。
サイト内以下ページの手順を行うと、いくつかの問題が発見・修正できたものの、今回の問題は修解決できなかった。
続いて以下ページの内容をチェック。こちらも解決せず。
こちらも 月例Windows Updateがある度に少しずつ実行。
一向に改善される気配がない。
ここまでやった所で、ようやく見当違いの対処をしている事に気が付く。
観察する時の視点を変更してみる。
本腰を入れて問題に対処しようとした時、以下に気が付いた。
- 画面真っ暗になるのは、更新直後の再起動だけではない。
- 「Windows 正常起動 → スタートメニューから再起動」この順序で再起動する時は全て、100% の確率で画面真っ暗、Windows が起動していない。
- コールドブートやリセットボタン(物理) を使った起動であれば、Windows は起動する
- イベントビューアにエラーは記録されていない。ブルースクリーンなどもなし。
何もエラーは表示・記録されない。
うん、問題は Windows Update 以外のところで起きているカンジ。
これブート領域が変なコトになってると考えるのが良さそう。
ブート領域の修復
サイト内 以下ページの手順を行った
思った通り、ブート領域が正しく認識されていなかった。
コールドブート時は、「たまたま Windows が正常に起動できていた」という感じだったのだ、と結論付ける事にした。
当初はこれで問題解決&終了とするともりだった。
しかし、この話には続きがあるのだ・・・・
よく分からない対処方法を発見
実は、再現性確認のため問題発生時のクローンを取っておいた。
そちらを利用し、もう一度 同じ対処を行おうとしたのだ。
しかしその前に、ふとした思い付きで別の手順を試してみたのだ
コールドブート (正常起動)
→ Ctrl + Alt + Delete同時押し
→ 再起動
この手順で再起動すると、無事にWindows は正常起動し、以降この問題は発生しなくなってしまった。
あれ?ブート領域の問題はこれで解決したの?と思い回復環境を立ち上げチェックしてみると・・・・
▲クリックで拡大
bootrec /scanos などのチェックを行うと、やはり Windows は正常に認識されていない状態。
でも、ブート領域の問題を修正しなくても真っ黒 & 起動不能な問題は発生しなくなってしまっている。よくわからないけど、対処としては「Ctrl + Alt + Delete 同時押し → 再起動」の方が正解、と考えた方が良さそうだ。
という事で、よく分からないが解決した&これ以上深追いしない方が良さそうだ、と判断した。
このページのメインとなる情報はここまで。以下、個人的メモ。
個人的メモ
以下2点、症状的に似ているな~と思いつつ、今回の手元のトラブルとは別問題と考える事にした。
- 2019年7月時点、Windows 10 バージョン 1803と1809には、「Windows Update 直後に画面が真っ黒になる問題」が発生している
- これの発生は2019年6月から。手元のPCは2019年3月から
- この問題の場合、Windows は起動している。ログオン時に画面が真っ黒な状態。(つまり、画面真っ黒な状態でも Ctrl + Alt + Delete同時押しが効く)
- 解決手順が「Ctrl + Alt + Delete同時押し → 再起動」なのは同様だが、手元のPCの場合、コールドブート後に「Ctrl + Alt + Delete同時押し」が必要
- 「Ctrl + Alt + Delete同時押し → 再起動」を試してみようと思ったキッカケはこの不具合があったから。
- Windows 10 バージョン1607 (Anniversary Update) または1703 (Creators Update) 以降、BCD領域に問題が発生しやすくなっている (と個人的に思っている)
- そして BCD領域の問題が修正できなくなっているPC環境が少なからず発生している
- ただし、BCD領域に問題があっても Windows は正常に起動するケースが多い
- 今までの知見が生かせず、とても苦労している&放置してても問題が起きないケースが多い。
このページの情報は以上。