Windows 10が起動しなくなり、ブルー画面に「エラー: 0xc0000034」が表示される場合の対処方法を紹介したページです。

エラー0xc0000034 が発生した時の例

エラー0xc0000034
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「BCDが見つかりません。」「リカバリを行うにはUSBまたは光学ディスクのリカバリーツールが必要」というメッセージが出ています。上図のケースでは、Windowsはおろか 回復環境 (Windows RE) も起動しない (もしくは見つからない) 状態になっています。

対象PC

Windows 10
( Windows 7 / 8.1 でもこのページの手順でOKです。)

エラーの原因

「エラー: 0xc0000034」の原因は以下となります。

エラーの原因や対象となる症状の紹介ここまで。
以下、対処方法の紹介です。

対処方法その1 (一般的なトラブルの場合)

このような場合、まずは「システム修復Disc」または「インストールメディア」からPCを起動し、コマンドプロンプトを実行します。

システム修復Disc起動時の画面 (キーボード選択終了後)
トラブルシューティング
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まず「トラブルシューティング」を選択します。

コマンドプロンプトはここにあります。
トラブルシューティング
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コマンドプロンプトが起動したら以下を入力します。

 bootrec /fixmbr (※MBRの場合のみ)
 bootrec /fixboot
 bootrec /rebuildbcd
 bootrec /scanos

正常なPCの場合や、エラー 0xc0000034が軽症だった場合は、ここで以下のような結果が返って来ます。
bootrec /rebuildbcd の正常な実行結果
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「Windows の インストールとして認識された合計数: 1」
※この結果が表示された場合、この時点でエラー 0xc0000034は解消しています。

しかしエラー0xc0000034 の症状が重症だった場合は、Windowsシステムが正しく認識されていないため、以下のような結果が返ってくると思われます。

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コマンドの実行結果例

  • エラー0xc0000034 が発生している例その1
    セキュアブートのキーをリセット
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    • 「Windows のインストールとして認識された合計数:0」と表示されました。
    • これはWindows のシステムが正しく認識されていない状態です。
      対処方法その2 (BCDの削除と再作成) が必要です。
  • エラー0xc0000034 が発生している例その2
    要求されたシステム デバイスが見つかりません
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    • 「要求されたシステム デバイスが見つかりません」と表示されました。
    • これもWindows のシステムが正しく認識されていない状態です。
      対処方法その2 (BCDの削除と再作成) が必要です。
  • 注意: Windows 10 Creators Update の場合
    「bootrec /rebuildbcd」の結果が「合計数: 0」
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    Windows 10 Creators Update の場合、「bootrec /rebuildbcd」で修復した後でも「Windows のインストールとして認識された合計数:0」となってしまうケースがあります。

このような症状の場合、ブート領域 (BCD領域) の削除と再作成が必要です。「システム修復Disc」または「インストールメディア」からPCを起動し、以下を実行します。

※実行前の注意

  • OSのバージョンに合わせたメディアを利用する事。
    例: Windows10の復旧にWindows7のメディアを利用しちゃダメです。ブート領域が正常に修復されない場合があります。
  • 個人的には、「システム修復Disc」よりも「インストールメディア」を利用する方が望ましいと思っています。

対処方法その2 (BCDの削除と再作成)

手順のみ、ざっくりまとめ。
以下の手順は、BCD を 一旦削除し再作成しています。Windows のブート領域が完全に壊れている場合でもこの手順で対処可能です。

GPTでインストールしたWindowsの場合

  1. インストールメディアから起動
    コマンドプロンプト起動
  2. diskpartで隠しドライブ(ブート領域)を探し、ドライブレターを付ける
    > diskpart
    diskpart> list volume (システムドライブを確認する)
    diskpart> select volume X (ドライブ番号)
    diskpart> assign letter=b: (ドライブレター例)
    diskpart> exit
    > b:
  3. コマンドプロンプト上の操作
    b:> cd /d b:\EFI\Microsoft\Boot
    b:> ren BCD BCD.bak (del bcd でもOK)・・・・ここがBCD削除手順
    b:> bootrec /Rebuildbcd
    b:> bootrec /fixboot
    b:> bcdboot c:\Windows /l ja-JP /s b: /f ALL
    ※bcdboot c:\Windows /l ja-JP だけでもいい
    b:> exit
    • 実際にコマンドを実行した時の画面 (注意書き入り)
      実際にコマンドを実行した時の画面
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  4. 重要: この後スタートアップ修復を2回行う
  5. 対処方法その3 を行う。

MBRでインストールしたWindowsの場合

  1. インストールメディアから起動
    コマンドプロンプト起動
  2. 「BOOTMGR」というファイルが入ったドライブ・パーティションを探す
    ※ Windows がインストールされたドライブか、Windows回復環境が入ったドライブに存在する。BOOTMGRはドライブ直下に存在する。
  3. 「diskpart」でシステムドライブをアクティブにする
    (通常はアクティブになっている。念のための措置)
    > diskpart
    diskpart> list disk
    diskpart> select disk X(目的のドライブ番号)
    diskpart> list partition
    diskpart> select partition X (BOOTMGRが存在するパーティション)
    diskpart> detail partition (確認。アクティブになっていればOK)
    diskpart> active (アクティブになっていない場合行う)
    diskpart> exit
  4. コマンドプロンプトでの操作
    bootrec /fixmbr
    bootrec /fixboot
  5. 重要: この後スタートアップ修復を2回行う
    ※MBRの場合、スタートアップ修復は1回でOKのケースが多い
  6. 対処方法その3 を行う。

重要: 対処方法その3 (Windows 回復領域のチェック )

以下を行わなければ、Windowsシステムのバックアップやシステムの復元が正常に作動しない場合があります。

Windows上のコマンドプロンプトで以下を入力。

  •  reagentc /info
  • 結果が Disabledだった場合は以下
     reagentc /enable
     reagentc /info
  • 実際にコマンドを入力した画面
    Windows回復環境の修正
    ▲クリックで拡大
    Windows REの状態が「Enabled」になればOKです。
    しかし、まだ Windows RE は正常な状態ではありません。スタートアップ修復が必要です。
  • 異常があった (Disabledだった) 場合、念のためこの後でもう一度スタートアップ修復を実行しておきます。

このページの解説は以上です。

補足注意

Windows10のメジャーアップデート (TH2→RS1 や RS1→RS2 など)を行うと、アップデート前の「システムの復元」や「システムイメージのバックアップ」は利用できなくなります。

これは先に説明した「Windowsのシステムイメージのバックアップやシステムの復元が正常に作動しなくなる」問題とは別問題なので注意が必要です。

もっと詳しい手順を知りたい場合

別ページで解説しています。
GPT Windowsのクローンに失敗しない手順4 -クローンしたWindowsが起動しない、正常に作動しない場合のチェックポイント

Microsoftの資料

Windows RE で Bootrec.exe を使用してスタートアップの問題を解決する