▲クリックで拡大
Windows にて ブルースクリーンエラー「PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA」が発生した際のチェックポイントと対処方法をメモ。
※ Windows 7 などの古いOSでは、STOPコード:0x00000050 が表示される。
発生原因
- このエラーは、「非ページ領域」で「ページ障害」が発生した場合に発生する。
- かみ砕いて解説すると・・・・・
「宛先不明の郵便物が戻って来た」
「間違ったメアドにメールしたらエラーが帰って来た」
これと似たような状況がPC内で発生していると考えると、理解が早まるハズ。
- かみ砕いて解説すると・・・・・
- これを詳しく書くと、システムがアクセスした論理メモリに「対応する物理メモリ空間」が存在しない (または対応づけがない) 場合に (システムがそのメモリ空間にアクセスしたタイミングで) 発生する。
- 具体的に書くと、ドライバやアプリケーションが「データをこのメモリ空間に格納してるよ」と指示を出しても、そのメモリ空間にデータがなかったり、メモリ空間そのものが存在しなかったりする場合に発生する。
- つまり、「PAGE FAULT IN NONPAGED AREA」は結果であり、原因を示していない。このエラーには様々な原因が考えられる。
主な原因
- ドライバの問題
- ドライバが破損している
- ドライバが古い、または OS との相性が悪く、「存在しないメモリ空間」が発生、それにアクセスした
- 他のドライバと競合が発生している
※複数の特殊なUSB機器を繋いでいると発生しやすい
- システムの問題
- ウイルス感染
- ウイルス対策ソフトの異常
- 古いアプリケーション
- メモリやデータの異常
- HDD / SSD 上のデータが壊れた、または接触不良、電気的な異常
- メモリが壊れている、または接触不良、電気的な異常
- なにか重要なファイルが削除された、または破損した
※ドライバの競合などで発生するケースあり
- Windows Update が原因
- システムに重要な変更が加わると、古いドライバやアプリケーション、セキュリティソフトとの相性が悪くなり、この問題が発生する。
- USB機器によっては、PCに繋いだままの状態で Windows Update するとかなりの確率で発生する。
- おまけ: 個人的経験則
- Windows Update のタイミングでこのエラーが発生しても、まずは USB機器、セキュリティソフト、古いアプリを疑う。
原因についての解説ここまで。
以下、対処手順。
スポンサー リンク
手順1: エラーの原因に目星をつける
なにかPCに変更を加えた場合、多くはそれが原因となっている。
まずは、エラー直前に、なにをしていたか思い出す。
特に以下の行動を行った場合、それが原因と目星を付ける
- 新しいソフトウェアをインストールした
- 新しい周辺機器を取り付けた、ドライバをアップデートした
- USB 機器を大量に取り付けてスリープまたは電源OFFにした
- セキュリティソフトを変更した
- Windows Update を行った
- ネット上で検索を行い、同時期に同じ症状を報告するユーザーが多い場合はだいたいこれ。
- サイト内関連: 一部の Windows 10 v1903 でブルースクリーンエラー「PAGE FAULT IN NONPAGED AREA」が発生
- 新しいソフトや周辺機器を導入した場合も、Windows Update のタイミングで問題が起きることがある。
- その他
- 落下や落雷、停電など、PCにダメージが加わる何かが発生した
- ネットを見ていたら、いきなり発生した
※ウィルス感染を疑う
だいたいの目星が付いたら、次へすすむ。