PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA
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Windows にて ブルースクリーンエラー「PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA」が発生した際のチェックポイントと対処方法をメモ。
※ Windows 7 などの古いOSでは、STOPコード:0x00000050 が表示される。

発生原因

主な原因

原因についての解説ここまで。
以下、対処手順。

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手順1: エラーの原因に目星をつける

なにかPCに変更を加えた場合、多くはそれが原因となっている。
まずは、エラー直前に、なにをしていたか思い出す。

特に以下の行動を行った場合、それが原因と目星を付ける

  • 新しいソフトウェアをインストールした
  • 新しい周辺機器を取り付けた、ドライバをアップデートした
  • USB 機器を大量に取り付けてスリープまたは電源OFFにした
  • セキュリティソフトを変更した
  • Windows Update を行った
  • その他
    • 落下や落雷、停電など、PCにダメージが加わる何かが発生した
    • ネットを見ていたら、いきなり発生した
      ※ウィルス感染を疑う

だいたいの目星が付いたら、次へすすむ。

手順2: とりあえず起動させる

このエラーの場合、通常はセーフモードであれば起動する。起動しない場合はメモリを疑う。
起動する場合は「システムの復元」を行えばエラーの出ない状態まで復元することができる。
Windows が起動したら、原因の特定を行う。

具体的手順

  • 重要: まず、USB 機器など、不要なパーツを取り外し、なるべく最小構成でPCの電源を入れる。
  • Windows が起動しない場合でも、2~3回起動に失敗すると、スタートアップ修復の画面が出る。
    ※ このエラーの場合、複数回起動に失敗しても悪化する事は少ない。
  • スタートアップ修復の画面が表示されたら、「詳細オプション」を選び、「システムの復元」または「セーフモード起動」を選択する。
    • スタートアップ修復の画面
      スタートアップで PC を修復できませんでした
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      この画面で「詳細オプション」を選ぶ。
      その後の操作は以下。
      • 「オプションの選択」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「システムの復元」
      • 「オプションの選択」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「セーフモード起動」
        詳細オプション画面では「スタートアップ設定」を選ぶ
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      • セーフモードで起動しない場合、
        セーフモードで起動できなかった場合
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        「7)ドライバー署名の強制を無効にする」
        「8)起動時マルウェア対策を無効にする」
        も試してみる
      • さらに細かい手順が知りたい場合は以下
        Windows 10 をセーフモードで起動する方法、覚えておくべき注意事項
  • まだ起動しない場合
    • PCの電源を切り、コンセントも抜き、完全放電を行う。
      ※ノートPCの場合、バッテリーを取り外す
    • PCケースを空け、メモリを中心に各種パーツがしっかり刺さっているかチェックする。
    • UEFI 画面を開き、メモリ、ストレージ、ネットワーク、(ついでにビデオカードやUSBポート) などの項目で異常が出ていないか確認する。メモリテストを行う。

手順3: Windows が起動した後

  • セーフモードで起動した場合
    • 問題と思われるドライバや、Windows Update を削除する
    • また、問題となっているデバイスは、デバイスマネージャーで無効化してもOK。
  • システムの復元で起動した場合
  • セーフモード / システムの復元 共通
  • まだ原因が分からない場合
    ※ システムの復元を使うとログも消えるので注意

    • イベントビューアーでチェックする
       左覧から「Windowsログ」>「システム」
       ソースが「BugCheck」となっているイベントを探す
       ダンプファイルの保存場所をチェックする
    • ダンプファイルをチェックする
      イベントビューアに記載された場所をチェックする
      • 例1→ C:\Windows\Minidump\miniMMDDYY-NN.dmp
      • 例2→ C:\Windows\MEMORY.DMP
    • 原因となるドライバもしくはアプリケーションを特定し、削除、または最新版を入手しインストールする。

手順4: その他の対処法

以下はネットで拾ったもの。効果を確認していない。

手順の紹介は以上。

補足1: Windows Update について

Windows Update のタイミングでこの問題が発生した場合、その原因は Windows 側にあるのか、ドライバやアプリケーション側にあるのかは、ベンダーが何かしらの発表をしなければ分からないケースが多い。

ここで取れる対策は、以下のいずれかである。

  • Microsoft が修正プログラムを出すまで、Windows Update はしない
  • ドライバやアプリケーションのベンダーがアップデートを提供するまで、該当するアプリまたは周辺機器を利用しない
  • 有志がネット上にエラー回避方法を公開するのを待つ、もしくは自力で解決する

補足2: 古いドライバについて

Windows 7 以前の古いドライバは注意。

  • ドライバを呼び出す際、ある一定の古いお作法を使っているデバイスの場合、(高速スタートアップの呼び出しに対応できず) 何かしらの問題 (特にこのページで紹介する PAGE FAULT IN NONPAGED AREA エラー) が発生しやすくなる。
  • USB 機器が古い場合は、
    • USB機器は Windows が起動中に抜差しする
    • スリープ中、電源OFF中は絶対に抜かない
    • Windows Update の際は必ずPCから取り外す
    • 高速スタートアップの機能は無効にする、USBの省電力設定も無効にする
    などをしっかり守ること。

ここまでやっても問題が解決しなかった場合

ここまで行っても原因が特定できない & エラーも解消できない場合は、OSの再セットアップを行うのが手っ取り早い。

以下からいずれか好きなものを試す

注意点

  • メモリやストレージなどの故障であれば、上記手順でも効果はない。
  • ドライバやセキュリティソフトの競合などが原因の場合、再セットアップ後に同じ環境を構築すると、再び同じエラーが出る。

このページの情報は以上。