※問題を解決できていない個人的なメモページです。

私のメインPC および VMware 上の検証用PC (いずれも2017年4月に Windows 10 Creators Update (RS2/1703) へ大型アップデートを行ったもの) で発生している問題をメモしたページです。新規作成した仮想PCでも同じ問題が発症したので、記事としてまとめてみました。

発生している問題

「システム修復ディスク」や「インストールメディア」でPCを起動し、コマンドプロンプトから「bootrec /scanos」や「bootrec /Rebuildbcd」を実行すると、「Windows の インストールとして認識された合計数: 0」と返って来る。

Windows 10 RS1 からアップデートした Windows 10 RS2 マシンで発生する。

「bootrec /scanos」実行時の写真

「bootrec /rebuildbcd」の結果が「合計数: 0」
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「Windows の インストールとして認識された合計数: 0」

上記PCのメモ

  • このPCは、RS1時代には「bootrec /scanos」で「Windows の インストールとして認識された合計数: 1」が返ってくることを確認しています。
  • 7 → TH1 → TH2 → RS1 と、いずれのアップデートでも問題は発生しなかった・・・・と記憶しています。
  • RS2へアップデートしたのは2017年4月。その後4ヶ月 とりあえずはノートラブルで運用中です。
  • 上記の状態からBCD領域の修正や再作成を行ってみましたが、問題解決しません。私のPCはドコかに重大なトラブルが発生しているのかな?それともマザーが古いと発生する、もしくはRS2はこういう仕様なのかな?よく分からない状態です・・・・。

「del bcd」→「bootrec /Rebuildbcd」しても修正できない

※以下はVMware上で撮ったものです。
「bootrec /rebuildbcd」の結果が「合計数: 0」
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最初は私のメインPCだけの問題かと思いましたが、VMware上にUEFIでインストールしてあった Windows 10 Creators Update でも、全く同じ症状を確認しました。

上図を実行した時の手順

  1. UEFI画面を起動、セキュアブート無効にする
  2. インストールメディアから起動
    コマンドプロンプト起動
  3. diskpartで隠しドライブ(ブート領域)を探し、ドライブレターを付ける
    > diskpart
    diskpart> list volume
    ※FAT32のパーティション(通常は100MB)が目的のボリューム
    ※「info: システム」となっているはず。

    diskpart> select volume X (ドライブ番号)
    diskpart> assign letter=b: (ドライブレター例)
    diskpart> exit
    > b:
  4. コマンドプロンプト上の操作
    b:> cd /d b:\EFI\Microsoft\Boot
    b:> del BCD
    b:> bootrec /Rebuildbcd
    b:> bootrec /fixboot
    b:> bcdboot c:\Windows /l ja-JP
    b:> exit
  5. 重要: この後スタートアップ修復を2回行う

※この手順の解説ページは以下
 UEFI/GPTインストールしたWindowsの「ブート領域」の復旧方法

上図の補足解説

どちらのPCも同じ結果でした。「Windows の インストールとして認識された合計数: 0」の状態が解消できない状態です。

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RS1 → RS2 のアップデート直前・直後の状態を観察してみる

ちょっと気になって来たので、VMware上に 新たにWindows10 RS1 を用意して、RS2 へアップデートされる直前・直後の状態を観察してみました。

RS1 の時
「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」
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「Windows の インストールとして認識された合計数: 1」
この時点では Windows システムは正常に認識されているようです。

RS2メジャーアップデート直後
「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」
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なぜか「C:\Windows.old\WINDOS」がシステムとして認識されています。

「なんかヤベー状態になっているのかな?」と思ったけれど、見たところWindowsは正常作動しています。というか、ここで別の興味が湧いてしまい「Windows.old」を削除してみることにしました。

という事で、ディスククリーンアップを起動し・・・・
「以前の Windows のインストール」を削除
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「以前の Windows のインストール」や「一時 Windows インストールファイル」を削除してみます。

しかしディスククリーンアップが終わらない・・・・
ディスククリーンアップが終わらない
1時間ほど待っても、ディスククリーンアップが終わりません。そういえば2017年4月当時、ディスククリーンアップが終わらない・・・・という報告は、ネット上でも多数上がっていました。
ディスクアクセスもほぼ無い状態で、プログレスバーも全く動かない状態です。
70~80分経過した時点で、仕方がないのでキャンセルボタンを押しました。

ディスククリーンアップキャンセル後
ディスククリーンアップ実行後
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キャンセル直後は「以前の Windows のインストール」に884kbほどゴミが残っていましたが、PCを再起動した後は完全に消えました。

ディスククリーンアップ後の「bootrec /rebuildbcd」
bootrec /rebuildbcd、2回目
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「Windows の インストールとして認識された合計数: 0」となってしまいました。
最初に紹介した事例と同じく、「bootrec /Rebuildbcd」や「bootrec /fixboot」、「スタートアップ修復」などを行っても、「合計数: 0」のまま変化がない状態になりました。

ここで気が付いた - その1

  • そういえば、「認識された合計数: 0」となった RS2マシンも、2台ともメジャーアップデート直後の「ディスククリーンアップ」が終わらない現象が発生していました。
  • よくよく思い返してみると、今回と同様に途中でキャンセルしています。。。(当時は全く気にしていなかったけど、これがマズかったのかな?)

ここで気が付いた-その2

その他に気が付いた事

  • システムイメージの作成 (エラー:0x80780119) 「バックアップに失敗しました」の対処方法 - その2
    • リンク先の該当部分(要約)
      メーカー製 PCのWindows 10/8 はリカバリイメージがカスタマイズしてある (ドライバや専用ソフトの追加など) 。このような場合では、WinRE パーティションの一時無効化や手動再作成しなければ、システムのイメージのバックアップ機能が正常作動しないケースがある。
    • この症状と似たケースはあるか?
      私はOS標準のイメージバックアップを全く利用しなくなったので、現PCで上記症状が発症するかどうかは未確認。

その他にも、手元のPCで全く発現しないのだけど「メジャーアップデートで回復領域が1つ増えてしまう」とか、「Windowsがインストールされているドライブがロックされています。」とメッセージが出てPCが復旧できなくなる・・・・という問題が発生するPCがある様なのだけど、今回の現象は、それらが発生する前触れ何だろうか?

いろいろ疑問が残るけど、今回はここまで。
自分のPCがチョット調子が悪くなっている、という事は忘れないようにしつつ、しばらくこのまま様子を見てみようと思います。

このページは以上です。

その他のメモ

改めて検証する際に無駄な事をしないため、一言だけメモ。
はじめは 昨年12月に行った UEFI Windowsのクローン検証 の際にブート領域におかしな事をしちゃったのでは?と疑っていたが、どうやらそのセンは薄い感じです。