ノートPC分解するよー\(^o^)/

2005年に購入したノートPC(Windows XP)のHDDを、今さらのようにSSDに換装してみました。

SSDには、敢えてプチプリする製品をチョイスし、2009年頃にSSD換装でガッカリした人達の追体験を味わってみよう!というのが今回のミッションです。もうすぐサポート切れするXPマシンで、何か面白い事をしてみよう、と思ったのがキッカケとなっています。

分解したノートPC

マウスコンピュータ: M-BOOK P-M730
(購入したのは上リンク先の下位グレード版)
Pentium M730(1.6GHz)MEM: 512MB, HDD: 60GB , ATA-100
2003年に購入した・・・と記憶していたけれど、調べてみたら2005年購入でした(^_^;

分解、SSD換装中
HDDはココ
▲クリックで拡大
分解手順は長くなったので、別記事(ノートPC「M-BOOK P-M730」分解・組み立て覚書きメモ)にて紹介しています。
以下、このページでは結果のみ記載します。

換装に使ったSSD

さすがにプチフリ大発生した第一世代SSDは入手困難でした。

購入品

 CSSD-PMM64WJ2
とりあえず現存しているSSDの中で「IDE接続可能」かつ「プチフリの可能性が大きそう」なものをチョイス。

スポンサー リンク

このSSDは、キャッシュメモリを128MB積む事でプチフリの可能性を大きく潰していますが、搭載チップはプチフリ大発生していた頃のものとほぼ同じです。
 ・キャッシュを食いつぶし、
 ・ドライブ全域にシーケンシャル書き込みを行う
など、一定の条件下ではかなり酷いプチフリが発生するらしいです。

プチフリに関する参考リンク
VIPで自作PC @ Wiki - SSDs-jmicron
私の購入したSSDはリンク先の「JMF612」です。
たぶんTrim未対応です。
多分、現時点で入手できるSSDの中では、一番プチフリしやすいモノだと思っています。

結果その1:SSDにした恩恵

換装前 / 換装後
換装前 換装後
※時間がかかるのが面倒なので、100MBでベンチです。

数値だけで見ると、すげえパワーアップ!!!
10年前のノートPCが、ATA-100の性能を100%引き出しています。

OS起動時間(ポスト通過含む)
HDD利用時・・・・・2分~2分20秒
SSD利用時・・・・・15~22秒
おお、PC起動はとんでもないレベルで高速化します(´∀`)ノ

ブラウザや各種アプリケーションの起動も、目に見えて高速化しています。体感で3~4倍は高速起動します。

結果その2: プチフリについて

今でも販売している製品なので、さすがになかなか発生しません。
しかし一旦プチフリ発生すると・・・すげえです。。

 ・最低でも15秒、長いと1~2分反応が無くなる。
 ・一度プチフリが発生すると、その後1~2時間は頻繁に止まりまくり。
 ・プチフリ直後に再起動すると、再起動も4~5分かかったりする。

通常利用では、プチフリは滅多に(というか、まず)発生しません。
発生には、OSのインストールや、1GB以上(小さいデータ一杯)のアプリケーションのインストール、3年分以上のWindows Updateを一気に行う、などの特殊な条件が必要な感じです。

結果その3: 想定外の使いにくさ

 ・OSのインストール
 ・Windows Update
この2つがSSD換装前の2倍くらい悪化してしまった。。。
あと、ウイルススキャンの速度は、全く変化無かった。。。

表:セットアップにかかった時間など
HDD利用時SSD換装後
OSインストール (XP SP2)3時間8時間
Windows Update (回線54Mbps)3時間7時間
ウイルススキャン20分20分

XPのセットアップとWindows updateで2日かかってしまった。。。これは予想外('Α`)

OSインストールと、Windows Update(約1.2GB分)の処理時間は、購入時のHDDを使った時の方が「倍速い」という結果に・・・。
更に、利用したいアプリケーションをガシガシとインストールしていくと、プチフリ発生しまくりです。。。

プチフリって、OSやアプリのインストール時に一番発生するんだねえ。
このPCは完全に実験機にして、色んなOSを何度も繰り返しインストールしようと目論んでいたので、ちょっとアテが外れてしまいました。

 

あと、ウイルススキャンは読み込みオンリーの筈なのに、Cドライブのデータ量は殆ど同じな筈なのに、速度が同じなのは何故なんだ・・・?

と思ったら、律速になっているのはストレージではなくCPUでした
CPUがシングルコアだと、ウイルススキャンはCPU100%
▲そういえば、CPUがシングルコアだと、ウイルススキャンはCPU100%になりましたねえ。スッカリ忘れていました(^_^;

 

結果:まとめ

  • 酷いプチフリの発生するSSDは、もう入手は難しい。
  • しかし、「プチフリとはこういうモノか・・・・」という体験をする事は、それなりに達成できた(´∀`)ノ
  • IDE接続の古いXPマシンでも、目に見えて高速化できた。
  • しかし、最初のセットアップはプチフリしまくるので地獄だ。。。
  • 全てのセットアップが終了すれば、その後は快適に使う事が出来そうだ。
  • プチフリの酷い第一世代SSDを購入しなくて本当に良かった。
    プチフリ発生すると想像以上に使い物にならない(^_^;

ノートPC分解時の詳細が知りたい方は→「ノートPC「M-BOOK P-M730」分解・組み立て覚書きメモ」こちらをお読み下さい。