XtremeSystems Forumsという海外のオーバークロッカーご用達フォーラムに、なかなか便利なBSoDコード表が掲載されていたので紹介&和訳してみました。
▲XtremeSystems Forums
原文URLを確認したい人は→ The OverClockers BSOD code list
Nehalem世代からSandyBridge-Eまで、Core i3~i7のOC中のブルースクリーンはだいたいコレに当てはまるみたいです。オーバークロッカーはブックマーク必須の良スレッドですよ!!
ブルスク発生した場合に、ここでチェックする
BSoDが発生したら、STOPコードの一番最初を見る。
▲クリックで拡大
例えば「0x00000101」とエラーコードが発生した場合、以下表の「0x101」を参照する。間にゼロが何個入っていても、エラーの原因はだいたい同じになるらしい。
早見表
Nehalem世代からSandyBridge-Eまで、だいたいコレで通用するそうです。
0x101 | Vcoreが足りない。 |
0x124 | まずはQPI/VTTを増減させてみる。これで上手く作動しないなら以下を試してみる 45nmプロセス・・・UnCoreスピードに対して VVT/QPIが低すぎる 32nm(SB)プロセス・・・vCoreが低すぎる場合が多い |
0x0A | RAM/IMCが不安定。まずはQPI電圧を増やしてみる。それでダメならVcoreを上げてみる。 |
0x1A | メモリマネージメントエラー。通常の場合、メモリに問題が発生しているので、まずはMemtest86などのツールでメモリチェックを行う。問題が無い場合、メモリ電圧を上げてみる。 |
0x1E | Vcoreが足りない |
0x3B | Vcoreが足りない |
0x3D | Vcoreが足りない |
0xD1 | メモリが不安定になっている。まずはQPI/VTTを上げてみる。下げた方が良くなる場合もある。メモリが不安定な可能性もあるので、メモリ電圧を上げると良い場合もある |
0x9C | QPI/VTT不足の可能性が最も高い。QPI/VTT不足に加えVcore不足である事も多い。 |
0x50 | RAM timings/Frequency または uncore 、両方が不安定になっている。 QPI/VTTの調整が必要。2倍以上の速度で作動させている場合は、UnCore電圧が低すぎる場合もあり (訳注:2倍以上とは、メモリ2000Mhz以上という意味かな?自信なし) |
0x109 | メモリ電圧が全然足りていない |
0x116 | IOH (ノースブリッジ)の電圧が足りない。GPUに問題をかかえている (GPU2枚差しやGPUのオーバークロックをしている場合に発生し易い) |
0x7E | 多分オーバークロックが原因でOSが壊れた。 sfc /scannow と chkdsk /r、両方でDiskチェックする必要がある |
0x124 | vcore 及び QPI/VTT 電圧を増減させてみる (通常はvcoreの増減で解決するが、QPI/VTT 調整で解決する場合も稀にある) |
0x101 | Vcoreをもっと盛れ |
0x50 | RAM timings/Frequencyが原因。DDR3またはQPI/VTT電圧を増やす必要がある |
0x1E | Vcoreをもっと盛れ |
0x3B | Vcoreをもっと盛れ |
0xD1 | QPI/VTT電圧が足りない。 |
0x9C | QPI/VTT不足の可能性が高いが、Vcoreを少しだけ上げると解決する例もある |
0X109 | メモリ電圧を上げる |
0x0A | QPI/VTT電圧を上げる必要がある |
この表を手にしてPCのオーバークロックに挑戦すれば、BSoDエラー(通称ブルースクリーンエラー)が発生しても、「ほうほう、こりゃアンコア部分が不安定になっているな。」てな感じで原因を特定する事が容易になり、短い時間でPCを正常な状態にセッティングする事が可能になりますぜ!!
原文にはさらに追加情報あり
該当スレッドには現時点で75のレスがついており、発生したエラーコードとそこから解決したセッティングの紹介などが個別に紹介・議論されています。興味のある人は一度覗きに行って見ましょう。
あとがき
私はこれまで、経験則のみで「Vcoreが足りない/QPI/VTTが足りない」などの判断を行って来ましたが、そういうのが分かるようになるまでには最低でも20~30回のBSoDを喰らう必要がありますよね。こういう表があると便利です!
注意
SandyBridgeの場合、オーバークロック時の不安定さが「OS/CPU/マザーボードの省電力機能」と直結している場合もあります。その場合は上記エラーコードを参考に電圧調整しても問題解決しませんのであしからず。
注意2
CPU のオーバークロックはそれなりに危険な行為であり、CPU及びその他の部品の寿命が短くなったり、故障の原因となる恐れがあります。マネしてPCがぶっ壊れる、またはWindowsが起動しなくなる、他様々な不具合が発生しても当サイトは責任を持ちませんので宜しくです。