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このページでは、風サーバーブラックKS01-BKのレビューを記載しています。風サーバーのセミオート設定はなかなか秀逸ですねえ。

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前々回更新の続き・・・になるのかな(^_^;
PCケースFAN [Coolink SWiF2-120P] 2個と、
ファンコントローラー [サイズ 風サーバー ブラック KS01-BK]を購入しました。

このページでは、風サーバー ブラック KS01-BKのレビューを記載しています。
セミオート設定がなかなか優秀ですねえ。設定がいい具合にハマりました。
(SWiF2-120Pは後日、別ページでレビュー予定)

ファンコンと新ケースファン
▲クリックで拡大

まえがき:購入経緯

ファンコントローラーは当初「とりあえずPCケース内の温度が測れれば良いかな」って考えでしたが、ある理由から「FANの回転数も自動で制御してみたい(というかCPUFANもファンコンで制御してみたい)」って考えに変わり、ファン回転数のオート制御/セミオート制御/手動制御 の切り替えが出来、温度設定が1℃刻みで行える風サーバーを選択しました。

風サーバー ブラック KS01-BKの主な仕様

大きさ:5インチベイ1個分
4ch別々にファン速度、センサー測定温度をLCD表示。液晶非表示スイッチあり。
入力:DC5VおよびDC12V(4ピンフェリペラルのオスメス両端子付属)
出力:4ch。各チャンネル最大1A(12W)まで接続可能。
4chすべて3ピン制御。PWM仕様のFANも電圧変更でファンコントロールされる。
4ch独立してオート/セミオート/手動調整が可能。オート設定時はファン停止できる。
(セミオート/手動設定時はFAN停止させちゃダメ。負荷が大きい。)
温度センサー:4箇所で測定可能。温度センサーの予備2個付属。
       測定範囲0~100℃ (温度設定できるのは0~70℃まで)
回転数測定:0~9990rpm(30rpm刻み)
測定頻度:2秒毎
ファンコントロール範囲: 3.7V~12V (3.7Vに絞る前に停止するFANが多いので注意)

配線&設置完了

ファンコンと新ケースファン
▲クリックで拡大: PCケース内部。

写真に写っている白赤黒の細いケーブルは、全部温度センサーです。
ケース内配線は基本裏回りさせていたのですが・・・温度センサーを4本配線したらゴチャゴチャしてきました。。。ちょっと力を加えるとシールが剥がれちゃうので、これ以上の結束や配線裏回りは難しいです。。。

また、噂通り同梱されている温度センサー用シールは接着力低いです。冬場は使い物になりませんね(^_^;別途耐熱絶縁テープを用意しておくほうが良いです。

(ちなみにドコに温度センサーを貼ろうか迷っているウチは、同梱シールを使った方が良いです。別売りのテープ使うと、粘着力強すぎて剥がす時に苦労します。最悪の場合センサーが断線します。あんまり温度が上がらない場所・絶縁性が確保されている場所に貼るなら、普通の軽剥離テープでも良いかも)

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ファンコンの設定方法など

風サーバーブラック KS01-BK 設定
  • 各ダイヤル・・・各ch枚に調整が可能。各ch、1Aまでなら複数のFANを繋いでもOK
     ・ダイヤルを回す・・・ファン回転数 / 温度の調整が可能。
       30rpm / 1℃ 刻みのデジタル入力(1段刻みに引っかかりがある代わりに右回し左回し共に終端は無い)
     ・ダイヤルを押す・・・ch枚にオート/セミオート/マニュアルの切り替えが可能
    • オート: 温度閾値を設定する。閾値以下はファン回転数がゼロに。
      温度が上がると自動でFAN回転数も上がる。
    • セミオート:温度閾値とFAN回転数の最低値を設定する。閾値以下はFAN回転数が設定した最低値に。温度が上がると自動でFAN回転数も上がる(AUTOと同じ挙動になるらしい)
    • 手動: 温度に関係なく、ダイヤルでFAN回転数を設定する
  • ダイヤル横のボタン・・・これを押さないと、数値の変更は出来ない
    ボタンを押すと、液晶の数値が点滅し始める。点滅している数値がダイヤルで変更出来る数値。
  • リセットボタン・・・ファンコンの設定を全部リセット出来ます。
    クリップやボールペン等の先の尖ったモノでつつく必要があります。
  • 液晶ON/OFFボタン・・・(画像に解説を入れ忘れましたが)左上部に液晶のON/OFF切替ボタンが付いています。普段は液晶をオフにしておきたい人には便利。

 

温度センサーを貼った位置

「ファンコン温度センサーによるCPUの温度計測」はドコにしようかな・・・と色々迷い何箇所か試したけれど、CWCH80など簡易水冷の場合はラジエーターのタンク部分が無難っぽいです。

PCケース内写真(P9X79 + 3930K + CWCH80 @ミドルタワー)
温度センサーを貼った位置
▲温度センサーを貼った位置は上記。

  • (1)CWCH80のラジエータータンク部分
    CPU温度を一番拾いやすい場所を探してみた所、ここがベストだった。
    CPU付近の金具や基盤に貼るより、ラジエーターのタンク部分の方がCPU温度の変動を拾いやすかった。
    (それでも温度変化のタイムラグは2分ほどある)
      アイドル時18~20℃、フルロード時24~26℃ (CPU温度は28℃~55℃)
      (↑は室温13℃、ケース内温度17℃、3930K 4.3Ghzで運用時の温度)
  • (2)VRMのヒートシンク
    3930K/3960X+簡易水冷でオーバークロックするとココが焼けやすいって情報をチラホラ読むので心配していたため。
      28℃~43℃を行ったり来たり。まだ挙動のクセが見抜けない。
      4.3Ghz程度なら、心配が必要な温度にはなりそうも無い。安心した。
      ※VRM部分のヒートシンクはどうなっているのか参考用リンク(PC Watch)
       (↑リアパネル付近のヒートシンクもVRM用なんですね!)
  • (3)DIGI Powerのヒートシンク
    これは何となく付けてみただけ。
      25℃~35℃を行ったり来たり。これもまだ挙動のクセが見抜けない。
      たいした温度ではないので、近い内にメモリ(チャンネルCD)に貼替予定。
  • (4)メモリ(チャンネルA)
    ウチのPCケースの場合このあたりのエアフローが極端に悪いので心配だったため。
      アイドル時20℃前後、フルロード時25℃前後。
      40~50℃行ってたらどうしようと心配してたけど、この温度なら安心だw

 

簡易水冷を利用した場合のCPU温度の計測位置について

以下、ラジエータータンク部分に貼り付けた温度センサーのお話。
室温13~15℃、CPUは3930K、4.3GHz(100x43)にオーバークロックしています。

アイドル時の水温は、室温+5~7℃くらい(CPU Coreは室温+15~17℃)。CPUフルロードしてから1分後位からラジエータの水温が上昇し始め、2分後にアイドル時+2~4度の水温になります。この辺(アイドル時+2~4度)を閾値にすると良い塩梅でFANが稼動してくれます。。。ファン回転数制御の閾値を1℃刻みで設定できる風サーバーを選択して良かったと思える瞬間でした(^_^;(5℃毎に温度調整するファンコンじゃ対応できなかった)

ちなみに今の所はPrime95を45分ほど作動させてみた程度ですが、20~30分過ぎたあたりでも水温は[室温+13~14℃]あたりに落ち着いている感じで、それ以上水温は上がりません。CPU温度も55~56℃あたりで落ち着きます。

Prime95を6時間作動させたらどうなるか、夏場(室温30℃前後)で作動させたらどうなるか、はまだ未知数です。でも今の温度を見た限り、それなりに安心できそう。

セミオートの設定がハマった!

1ch(ラジエータ水温測定)をラジエーターFAN2基に連動させ、セミオートで制御してみた所、ラジエーターFANのセミオート制御がバッチリとハマりました。
以下、その設定の詳細です。
※注意:rpmの数値などはCWCH80のFANをSWiF2-120Pに交換した後の設定値

設定値
温度閾値・・・室温+9~10℃に設定(アイドル時は室温+5~7℃を計測している)
ファン回転数最低値・・・900RPM(約7V付近)に設定
(CWCH80の標準FANを利用する場合は、1100RPMあたりが下限。(約4V付近)より下げないように注意する)

結果
・Prime95等でCPUにフルに負荷をかけると、約2分で温度閾値(常温+3℃)を突破。
 (CPU温度は数秒で30℃→50℃に、水温は2分くらいかかって19℃→22℃に)
・そこから徐々にFAN回転数が上がり始める。
・温度閾値から+2℃あたりでファン回転数はMAXになる(約1分でMAXになる)
 (↑温度ではなく、温度の閾値を超えてからの時間で調整している感じかな?)
・ファン回転数が低い間も、CPUが過剰に熱を持つ事は無い。
・ストレステスト終了→ CPUがアイドル状態に戻ってから、ラジエーターの水温が元に戻るまでおよそ3~4分。この間はラジエーターFANはMAXで回転を続ける。
 (設定値-2℃になるまではFAN回転数は下がらない? もしくは 設定値を下回ってから2分後あたりでFAN回転数が落ち着く感じ)

閾値突破から+3℃でFAN回転数がMAXになるのは早すぎじゃね?と思いましたが、なんか上手い具合に調整してくれている感じです。とりあえず水冷ラジエータ部分にセンサーを貼っている場合はコレくらいで丁度良いです。

嬉しい点
BIOSからCPU FANを制御していた時は、CPUに軽~中程度の負荷をかけた場合にFAN回転数が短時間で乱高下して、とても煩わしい音を立てていました。しかしファンコン+温度センサーを利用する事により、CPU温度の代わりにラジエーター温度を拾えるようになり、ファン回転数の変更タイミングが非常にゆるやかになりました。

BIOSでFAN回転数を制御していた頃に比べると、騒音レベルが同じ場合でも騒音の変調が少なくなり、CPUファンの音が以前ほど耳に付かなくなりました。嬉しい!

 

温度センサーが壊れた/断線した場合

今の所ウチでは何の問題も無いけれど、温度センサーは非常に繊細で壊れやすいパーツなんだそうな。もし壊れちゃった場合は以下

風マスター/風サーバー/風マスターPRO 温度センサーケーブル 6本セット
▲メーカーで交換用ケーブルを売っています。

 

購入前の検討について。
回転数を自動で制御してくれるファンコンって、少ないのね・・・

今回私は、ファン回転数を自動制御できるファンコンを入手してウハウハ出来ましたが、ファン回転数を自動で制御してくれるファンコンって、意外に少ないんですね。
ざっと探した所、
の4点くらいしか発見できませんでした。この中から風サーバーをチョイスしてます。

「なぜFAN回転数を自動制御できる製品が少ないのか?」という疑問は、回転数オート制御タイプの製品を買ってみて初めて納得しました(^_^;

普通は自動制御って不要ですねえ(笑) 理由は以下。
  • FAN回転数を自動制御したい
     → 回転数制御が必要なのは、主にCPUクーラーFANとなる。
       その他のケースFANを自動制御したい局面は殆どない。仮に回転数が制御できても、あまり恩恵を受ける感じがしない。
  • CPUクーラーのFANを制御したい場合は、マザーのBIOS(CPU温度)で管理した方が良い。
    • ファンコンのセンサーは、CPU付近の基盤またはCPUヒートスプレッダーに自分で貼り付ける事になる →CPUの正確な温度の計測は不可能。
    • またCPUコアから離れた位置で測定するために、温度のモニタリングにタイムラグが発生してしまう。
    • ほぼ全てのマザーボードがBIOSやシステムツールからCPU温度をモニタリング可能。回転数の制御も可能。また大抵の場合、マザーのCPUFANピンはPWMに対応している。
       → ファンコンの多くは、3ピンでの電圧制御。
        大きく回転数を変動させたいのならば、4ピン/PWM での制御が必要
        前々ページで書いたように、3ピンFANで過激に回転数を調整するとシステムが不安定になる場合がある。

CPUファンはBIOSやSpeedFanなどのシステムツールから管理したほうが数倍楽です。ファンコン不要ですがな(笑)
今回私はたまたま設定がハマった感じですけど、気温が上がって来ても設定がハマるかどうかは今の所微妙な気がします( ̄▽ ̄;)

 

ケースFANがオーバークロック時の安定性を左右する件


前ページで書いた「マザーに繋いだケースFANで過剰にFAN制御しているとオーバークロックしにくくなるんじゃないか・・・?」ってな情報を手元の環境で確認した所、確かに過剰なFAN制御を辞める事で OCした際の安定性を取り戻す事が出来ました。

そこから更に「ケースFAN全部をファンコンに繋げたらひょっとするとOC耐性が上がるんじゃね?」とアホな期待を持ち、マザーのFANピンから電力を一切取らないようにしてみました。が・・・当たり前ですがオーバークロック耐性が更に上がるなんて事はありませんでした(^_^;

多分、私の環境でOC不安定になったのは、3ピンのケースFANを極端に低い電圧で制御しようとして、マザーへの負荷が大きくなったからだと思います。

また、マザー上のFAN用電源は、それぞれ12W(1A)が上限で設計されていると考えると、PC自作板 SandyBridge-E OCスレの報告内容(2~4個のFANを1つのchに繋いだら不安定になった)も合点が行くような気がします。
マザーのFAN用電源の設計がどうなっているか、ってのはなかなか文献が見つからず、推測の域は出ませんが、多分これが正解なんじゃないかなと思ってます。

あとがき

私が自動制御タイプのファンコンを選んだのは、上で書いたような理由で「CPUファンもファンコンでコントロールしてみよう」と思ったから。

でも実際にはケースFANの特性を理解していれば、CPU FANをファンコンに繋ぐ必要は全然無いです。私の場合も、ファンコンを購入する前の下調べで上記[FAN制御とオーバークロックの安定性]の問題は解決できました。自動調整付きのファンコン買う必要はなかったかなあ、と言う気持ちもちょっぴりあります(^_^;

でもまあファンコン自体は夏までに購入するつもりでいましたし、温度センサー + セミオートによる設定がハマったし、同時購入したケースFAN SWiF2-120Pのお陰でCWCH80のラジエーターFANの爆音から早々に解放されたので、「まあ、結果オーライかな?」って所です。

SWiF2-120Pについては、次回更新でレビュー予定。