EaseUS Todo Backup の使い方: GPT Windowでクローンに失敗しない手順 -その1

EaseUS Todo Backup でクローンに失敗しないための手順を紹介したページです。UEFI (GPT)でインストールされたWindowsは、正しい手順を踏まないとクローンに失敗し、Windowsが起動しなくなります。

EaseUS Todo Backup の使い方: GPT Windowでクローンに失敗しない手順 -その1

UEFI (GPT) でインストールされたWindows 10/8.1 を EaseUS Todo Backupを使ってクローンする方法を紹介したページです。

手順解説には Free版 を利用しています。
UEFI (GPT) インストールされた Windows を対象に解説しています。
MBR用の情報はほとんどありません。

GPT形式の Windows 10/8.1 を EaseUS Todo Backup Free でクローンしたらWindows が起動しない、起動しても回復環境やバックアップが無効化されている・・・・などの上手くクローン出来ないケースの対処方法も含め、かなり具体的に手順を紹介しています。

Windows PE版の EaseUS Todo Backup Free 起動画面

かなり長くなったので、掲載は4回に分けて更新します。

サイト内関連ページ

ちなみに、非常に大変な手順です。
たぶん普通の人は途中で心が折れます(^_^;

免責事項

このページで紹介する手順は、全て自己責任で行ってください。
手順を間違えると、最悪の場合 Windows システムが起動しなくなる、PCが物理的に故障する、などの重大な問題が発生します。
Windows10の場合、(手元のPCでは一度も問題は起きませんでしたが) ライセンスが外れてしまう恐れもあります。

ありがちな失敗や、失敗により発生する不具合

以下の体験をした事がある人は、このページ内の手順をじっくり読んで手順の再確認をしてみましょう。どこかに漏れがあると思います。

  • EaseUS Todo Backup でクローン自体ができない
  • クローンの途中で失敗してしまう。
  • クローンしたWindows 10/8.1が正常に起動しない
  • クローンした Windows 10/8.1 は正常に起動出来た。しかし数日後、または数回再起動した後で突然起動しなくなった
  • システムドライブ自体を認識してくれなくなった
  • クローンした Windows は起動するがシステムのバックアップ機能が作動しない
  • Windows 回復環境が起動しなくなってしまった
  • Windows Updateに失敗し起動しなくなる
  • クローンした Windows 10/8.1 をアップグレードしたら不具合だらけになった。

EaseUS Todo Backup の対応フォーマット

  • 対応フォーマット:
    FAT12、 FAT16、FAT32 および NTFS

これ以外のファイルシステムは、セクタバイセクタのクローンが必要です。
EaseUS Todo Backup ではディスクフォーマットの自動判別が行われ、MSR領域など特殊な領域は自動的にセクタバイセクタ方式でクローンされます。

最初の注意事項

  • このページでは、EaseUS Todo Backup Free のインストール手順などは省略し、クローン手順のみを紹介しています。
  • EaseUS Todo Backup Free で GPT形式でインストールした Windows 10/8.1 をクローンしたい場合、Windows PE版のEaseUS Todo Backup Free を利用します。
    • 補足注意
      クローン先の HDD/SSD がUSBで接続されている場合、Windows版 の EaseUS Todo Backup Free でもクローン可能です。
    • ただし一度クローンに成功し、「分かった or これで大丈夫」という体験を得るまではPE版を使いましょう。
  • 最重要項目
    GPT形式の Windows は、クローンした後は最後に必ずブート領域の修復が必要になります。
    • GPT形式でインストールした Windows (特に8以降)は、ちょっとでも手順を間違えるとクローン失敗してしまうので注意です。

前準備

1. メーカー製PCの場合、先にリカバリディスクを作成しておきます。
  • リカバリディスクの作成方法は、メーカーの取扱説明書に従ってください。
  • メーカー製PCの場合、リカバリ領域が特殊なフォーマットになっていたり、メーカー独自のブート方法でリカバリを行う機種があり、この領域を正しくクローン出来ない、クローン出来ても正しく作動しなくなるケースがあります。
  • このようなPCをクローンすると、その後でリカバリが利用できなくなる恐れがあります。
    • リカバリディスクは、このようなケースでPCをリカバリする際に必要になります。
    • クローン作業そのものでは、リカバリディスクは使いません。
2. クローンするOSのインストールメディア(DVDやUSBメモリ)を用意する
  • メーカー製PCなどの場合、インストールメディアが用意されていないケースがあります。その場合、Microsoftのサイトから インストールメディアを入手しておきます。
  • インストールメディアが用意できない場合は、クローンするOSのバージョンに合わせたシステム修復ディスクを作成しておきます。
    (非推奨。できるだけインストールメディアを用意しておきましょう)

 

3. Windows にログオンする際のパスワードをしっかり確認する
  • クローンした後、最後の仕上げでパスワードによるログオンが必要になります。
    • クローン前、最後にログオンするアカウント名とパスワードはしっかり覚えておきましょう。
  • 手元で試した限りでは、「ローカルアカウント」「Microsoftアカウント」どちらを利用していても問題は無いようです。
    • ローカルアカウントの場合
      EaseUS Todo Backup Free 上のコマンドプロンプト
      ▲クリックで拡大
      ※ローカルアカウントは管理者権限のものが望ましいです。
    • Microsoftアカウントの場合
      EaseUS Todo Backup Free 上のコマンドプロンプト
      ▲クリックで拡大
  • ログオンが必要なタイミング でキーボードが英語配列で認識されてしまう恐れがあるため、パスワードは「英数字」のみ (記号は使わない) という状態が理想です。
    • ローカルアカウントの場合、パスワード「なし」でもOKです。
      その場合、上図のボックスに何も入力せず「続行」でOK。
4. クローンに使うHDD/SSDのチェック
  • クローン前とクローン後のディスクの種類をチェックしておきます。
    HDDやSSDは、大きく分けて「AFT、非AFT、4Kネイティブ」の3つに分類されます。
    • サイト内関連
      HDDの512E、4Kセクター、AFT、非AFT、4Kネイティブの違い
    • HDDの場合
      2011年頃までのHDDは 非AFT の製品が主流です。
      2012年以降は AFT が主流です。
      最近の 3TB~6TB製品の中には4Kネイティブなものも含まれています。
    • SSDの場合
      殆どの製品が AFTです。SSDのメーカーや型番により、コントローラーが異なる場合があり、まれに相性問題が発生する場合があります。
  • Windows 7/Vistaの場合、かつ「AFT未対応」ディスクから「対応」ディスクへクローン (またはその逆)を行う場合は特に注意です。
    マザーやOS、 SSD/HDD、IRSTの相性により、クローン後に極端にパフォーマンスが落ちたり、SSDがフリーズしてしまう場合があります。

  • 上記に該当する場合、クローン前にIRSTの更新または削除、必要なKBのインストール、クローン用のDiskの変更など、手元のPCに合った処置が必要になります。

ここまでの ざっくりした まとめ

用意するもの
  1. Windows PE 版の EaseUS Todo Backup Free
  2. メーカー製PCの場合、リカバリディスクの作成
  3. クローンするOSに合わせた Windowsのインストールメディア。
    システム修復Discでも可。ただし非推奨。
  4. Windowsにログオンする際のパスワードの再確認
  5. クローン先に使うHDD/SSD
    (および このストレージをPCに接続する手段 ※USB接続でも可)
    (AFT/非AFTなど、ディスクの種類の確認とOS側の対応を確認)

クローン前の最初の注意点

クローンの作業は WinPE 版の EaseUS Todo Backup を使います。

  • クローン操作に慣れない場合、Windows版の EaseUS Todo Backup を使うとクローン失敗しやすいです。
  • 全ての操作を 「Windows PE 版の EaseUS Todo Backup Free」および「Windowsのインストールメディア」または「システム修復Disc」で行います。
    • クローン元・クローン先 の HDD/SSD 両方を 同時にSATA接続している場合、クローンの作業途中でWindows を起動させるとクローンに失敗します。
    • 最終段階 (別ページ:その4で手順解説)で行う「ブート領域の修復」(「DISKPART」や「bootrec /Rebuildbcd 」、「スタートアップ修復」)「Windowsのインストールメディア」を使います。
      ここで「システム修復Disc」を使った場合、たまにクローン失敗する事があります。

実際の手順 (クローン前の準備段階)

以下、実際の手順 (準備段階) です。

1. クローン元のWindows が、UEFIかレガシーBIOSか 確認する

  • サイト内手順解説ページ
    Windows システムの GPTとMBRの見分け方 (UEFIと旧BIOSの見分け方)
    Windows10がUEFIでインストールされているか確認
    ▲クリックで拡大
  • 上記のような手順で、今使っている Windows PCが「UEFI起動か?レガシーBIOS起動か?」を確認します。
  • Windows が UEFIで起動している場合は、このページで紹介する手順をきちんと実行する必要があります。
  • レガシーBIOS起動の場合、そこまで厳密な手順は必要ありません。
    ※注:このページ内にはMBR用の手順はほとんどありません。

2. 高速スタートアップを無効にする

3. セキュアブートを無効にする、マザーの設定を確認する

レガシーBIOS (MBR) 起動の場合、この項目は不要です。
具体的には以下のような手順を行います。

  1. UEFI画面に入る
    「スタートアップ設定」からUEFIを起動する
    ▲クリックで拡大
    Windows 10でUEFI (BIOS) 画面を起動する手順
    ※手順が分かる人はリンク先を読まなくても大丈夫です
    一度 Windows を再起動(もしくは「PCの起動をカスタマイズする」)でUEFI設定画面に移行し、セキュアブートを無効にします。
  2. セキュアブートを無効にする
    セキュアブートを無効にする
    ▲クリックで拡大
    PC で UEFI のセキュアブートを設定する(主にASUS製マザー)
    ※手順が分かる人はリンク先を読まなくても大丈夫です
    「Secure Boot」の設定を変更した場合、1回の再起動では設定が反映されない場合があります。
  3. その他セキュリティ技術が有効になっていないかを確認、無効にする
    特に、UEFI-BIOSに TPM というセキュリティ技術が入っている場合、クローン出来ない場合があります。こちらも無効にします。
    (この項目は手元のPCでは確認できず。解説なし。無効にできない場合、クローンは諦めます。)
  4. 指紋認証、虹彩認証などのセキュリティが入っている場合、そちらも無効にします。
  5. 念のためFast Bootも無効にする。
     サイト内手順
     UEFI の Fast Boot を無効にする手順
    ※手順が分かる人はリンク先を読まなくても大丈夫です
  6. 必要に応じブートの優先順位を変更する
    クローン失敗防止のため、ブートの優先順位を変更し、DVD やUSBメディアが優先して起動できるようにしておきます。
    • 注意:
      DVD/USB は、UEFIでブートされるよう設定しておきます。レガシーBIOS互換でブートさせたらダメです。(厳密にはブート領域の復旧・再構成の時「以外」はレガシーで起動しても大丈夫)
    • クローンの途中で不用意にWindowsが起動すると、クローンに失敗する場合があります。(クローン先ストレージがSATA接続の場合)
    • クローン先のストレージをUSB接続した場合、クローン途中のストレージがUSBから起動しないように注意します。
  7. 注意:
    念のためセキュアブート変更後はPCを2回再起動しましょう。

    一応 Windowsも起動しておきます。
    • Windows と UEFIマザー、両方でセキュアブートが無効になっておる事を確認しておきます。
    • セキュアブート変更後、1回目の再起動では セキュアブートが上手く無効になっていない場合があります。

 

4. BitLockerについて

私はこの技術を使った事がないので不明。
たぶん無効にしておいた方が良いと思います。

5. 余計なディスク (ストレージ) は外す。

  • HDD/SSDの取り外しは、コンセントを抜いた状態で行いましょう。
    通電したまま実行すると、最悪の場合、PCが物理的に故障します。
  • データ用ドライブなど複数台の HDD/SSD を繋げている場合、PC内の余分な HDD/SSD は外します。PC内のストレージはシステムドライブのみにします。
    • クローンを開始する時は、クローン元、クローン先のDiskのみをPCに接続します。
    • クローン失敗などの事故防止のためです。
    • 実は、個人的には複数のストレージがぶら下がった状態でも大丈夫だと思っています。個人的にはここで失敗した経験はないです。
    • ただし、
      • FAT32フォーマットの領域がある場合は注意。
      • クローン終了時に不用意にPCを再起動しない
      • 過去にOSとして使い古したストレージの使いまわしは無い
      • ブート領域の管理には自信がある
      • ドライブレター (C:\、D:\、E:\ など) が変わっても混乱しない自信がある
      などの条件付きです。

GPT形式の Windows をクローンするための前準備は以上です。
今回はここまで。
次回更新では、実際にEaseUS Todo Backup Free を使ってクローンする方法を紹介します。
次ページ:GPT Windowsのクローンに失敗しない手順2 - 実際にクローンする手順

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更新日 2016/12/25(2016年12月公開)このページはリンクフリーです

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