今回の更新は駄文というか個人的メモ更新です。
過去記事「今更のようにノンドロップフレームに悩む(後編)」の解決方法が通用しない状態になり、エラく苦労した事をメモとして残しています。
序文
ちょっと前の更新で心配していた編集・出力時のフレームのズレは、出力動画をつなぎ合わせていくと盛大に音ズレしてしまう事を確認。
現時点では、私は有効な解決方法は未発見。
気をつけて編集しよう・・・としか書きようが無い。
こんな症状
2時間の動画素材を、5~10分くらいのスパンで切って個別に編集。
▲クリックで拡大
出力した音声と動画をタイムラインに登録すると・・・
▲音声が1フレーム足りない状態になる。
2時間15分の動画を19個に分割出力し、タイムラインに並べると・・・
▲クリックで拡大
音声が16フレームも足りない状態になった。
この状態で出力すると、最後の方は約0.3秒音が早くなってしまう。
しかし、Premiere Pro上でプレビューした時は音ズレは感じない。
出力後の動画や音声を全てタイムラインに乗せて比較してみた図(60fpsのタイムライン)
▲クリックで拡大
- 映像部分
- 映像をAviSynth+x264で結合したもの。ソースと同じ長さ。
- ソースをPremiere ProでDVD化したもの。ソースファイルより16フレーム増えているが、中身は4フレームほど早く進んでいる感じ。
- 映像部分の中間出力(事前に変換した19個に分かれたファイル)
- 音声部分
- 音声部分のソース(19個に分かれたファイル)映像に比べ16フレーム足りない。0.3秒ほど早い。
- DVD化した時の音声。かなり長くなっているのは最後に無音を継ぎ足したから。4と比較して、音ズレは無い。
- SoundEngine Freeで音声を100.07%して音声を0.3秒長くしたもの。
「1.」と同じ長さになった。出力映像は音ズレしないが、Premere Pro上でプレビューすると0.3秒ほど音声が遅くなっている。
編集時のメモ
- 映像の後半(2時間を超えたあたり)を編集していると、プレビューで音がズレてて非常に気持ちがわるい。
- 5~10分ぶんの編集ファイルを中間出力すると、ここでも音がズレている事が確認出来る。
- Premiere Pro上で音ズレしないよう調整すると、中間出力の音ズレはなくなるが、全ての負中間ファイルを継ぎ足して最終出力したファイルは音がズレてる。
何をして解消しているか
上にも書いているけれど、SoundEngine Freeで音声を100.07%して音声を0.3秒長くして音と映像を合わせている。
しかし、実は音声ファイルは事前にSoundEngine Freeで99.99%して0.3秒ほど短くしているのだ。。(この件の過去記事1/2)
- 編集前の状態だと、この処理をしないと(今回の場合も)音と音声がピッタリ合わなかったのだ。
- しかし、2時間分をガッツリ編集して行くと、最後の方では音ズレが酷くなり、100.07%して音声を元の長さに戻す羽目に。
- 19個の映像・音声をPremierePro上で並べている時は、100.07%する前の状態の時で音が合っている。出力すると、100.07%した後の状態の時で音が合っている。
ドロップフレーム・ノンドロップフレームについて
以前に似たような現象に悩まされた時は、ドロップフレーム・ノンドロップフレームの扱いを間違えていたためだろうと思っていたのだけれど、今回もドロップフレーム・ノンドロップフレーム両方のタイムラインを試し、解決しない事を確認。
そして今回はスプリッター類の調整でも上手く行かず・・・。
有効な解決策は今回も発見できず。
ああ、面倒臭いなあもう・・・。