最近Premiere Proネタが続いているけれど、今回もそんなお話。
シーケンスの「インをマーク」・「アウトをマーク」の挙動についてのメモ。
このページの概要
「アウトをマーク」は編集ポイントの「次のフレーム」に打たれる。これに気が付かないままアウトをマークすると、出力映像に予期せぬ1フレームが挿入される。
回避策は発見できていない。というか仕様っぽいので注意して使うこと。
シーケンスの「インをマーク」・「アウトをマーク」
- 「アウトをマーク」が、1フレームずれる。
- これにどういう意図があるのか、意味がわからない。
- CS5時代にも発生していた現象なのかどうか、(当時は細切れに出力していなかったので)ちょっと良く分からない。
- この状態で「シーケンスのイン-アウト間」を書き出しすると、編集ポイントの次の1フレームも出力に含まれてしまうのだ。
- 編集ポイントで「インをマーク」する時は、このズレは発生しない。
- つまり、「編集ポイント」毎に区切って書き出し出力する際は、「編集ポイント」の1フレームは、重複して出力される。
- 出力時または連結時に注意していないと重複フレームが大量発生して変なコトになってしまう。
「アウトへ移動」を使った場合
▲クリックで拡大
「アウトへ移動」を使った場合も、アウトポイントの1フレーム前に移動する。
この場合、アウトポイント丁度に移動するとプレビュー画面には次のシーンが表示されてしまうので、この挙動で良い・・・・のかな?
それから、レザーツールでアウトポイントでカット処理しようと思っている場合は注意が必要。
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書き出し出力で音声が1フレーム足りなくなる
出力ファイルをPremiere Proのシーケンスに乗せると、こんな感じになる。
7~10分おきにインポイント・アウトポイントを設定して細切れに出力していくと、いくつかの出力ファイルで音声が1フレーム足りない状態となる。
- このフレーム不足は、毎回 発生するワケではないのがややこしい。
- シーケンスを「ドロップフレームタイムコード」に設定し、書き出し出力をブルーレイやDVDの設定にしていると発生する・・・と思っていたが、「ノンドロップフレームタイムコード」を使っても発生する。
- 同じ素材で同じ尺で編集しても、音声の1フレーム不足が発生する場合と発生しない場合があり、謎すぎる挙動を示す。
- シーケンスを「ドロップフレームタイムコード」に設定し、書き出し出力をブルーレイやDVDの設定にしていると発生する・・・と思っていたが、「ノンドロップフレームタイムコード」を使っても発生する。
- 音の方が短いので、(この状態で動画ファイルを連結していくと) 音声が少しずつ早くなって行き音ズレが発生する。
1時間の動画ファイルを9つに分けて編集・出力し、連結させた所
▲6フレーム分の音ズレが発生している (フレーム不足が発生しないシーケンスが3個あった事になる)
- とりあえず、音声が先行する音ズレなので、この程度の音ズレは気にならない。
- というか、ドロップフレームタイムコードではこれが普通のコトで、音ズレは発生していない状態なのだろうか?
- この倍 (12フレーム・約0.2秒)程度のズレが発生してくると、映像と音声のズレが気になって来る・・・と予想している。
いずれにせよ、2時間を超える所まで編集してみないと、どういう状況になるのか見当が付かなくて困っているところ。