私のPC環境では、いつの頃からか Premiere Pro CC 2017で動画編集を行うと、「Adobe QT32 Server.exe 動作が停止しました」というエラーが大量に発生し、「信頼性モニター」の値が最低値まで落ち込むようになりました。
発症当時の信頼性モニターの画像
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障害が発生しているアプリケーション名: Adobe QT32 Server.exe
信頼性モニターの値ってここまで落ちるんだ・・・・と目を疑いたくなるほどの超低空飛行っぷりです。
- 補足: この時Premiere Pro CC は、表面上は何のエラーも発生せず問題なく動画編集できています。
とりあえず「信頼性モニター」の値が低くなる以外、実害はない状況ですが、ちょっと気持ち悪い & PCに他の不調が発生した場合、問題の切り分けが面倒になりそうなので、何とかしようと思います。
原因は Apple の QuickTime
エラーが出ているファイル名からある程度推測は出来ていたのですが、「Adobe QT32 Server.exe 動作が停止しました」の犯人は QuickTime でした。
QuickTime 削除前後の信頼性モニター
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QuickTimeのアンインストールだけで問題解決しました。
QuickTime アンインストール直後から、Premiere Pro CC のエラーが見事に減っていってます。
補足注意: Windows版 QuickTime はサポート終了している
Appleは2016年4月20日にQuickTimeのサポート終了しています。
新しい Premiere Pro CC では QuickTime がインストールされているとどこかしらの機能が正しく作動しない・・・・という感じです。
サイト内関連
今でも稀にMOV形式のファイルを欲しがる人がいるので、やむを得ない場合は上記のような手順でQuickTimeをインストールし、Premiere Pro でMOVファイルを出力します。
あとがき
上の方でも書いていますが、QuickTimeをインストールしていても Premiere Pro CC2017 は表面上は何のエラーも発生せず、問題なく動画編集・動画出力できます。信頼性モニターの値が低下することが気にならない場合、そのままでも問題は無いのではないかと思っています。
このページの情報は以上です。
おまけ1
Adobe公式ページの中でQuickTime関連のトラブルシュートが一番まとまってたページは以下
QuickTime エラーのトラブルシューティング | After Effects CS5 以降
※ただしAfter Effects 用の情報。
Premiere Proの同様のページは見つけられなかった。
また今回のトラブルを解消できる情報は掲載されていなかった。
おまけ2
QuickTimeをアンインストールし、「C:\Windows\SysWOW64」内の「QuickTimeVR.qtx」ファイルも削除し、その後QuickTimeをインストールしなおすと直るよ、という情報も見かけたけど、今回のケースでは関係なかった。
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これ以外にも幾つかの方法を試してみたが効果は無かった。
(Windows版 QuickTime がサポート終了する前の情報なので、現在とは勝手が違うのかもしれない)
元ネタページ
Have you tried to uninstall QuickTime. If not, please do.
Go to Control Panel\All Control Panel Items\Programs and Features and uninstall it, then go to the following location and
Navigate in Windows Explorer to C:\Windows\SysWOW64.
Delete the QuickTime.qts file and the QuickTimeVR.qtx file, if found
Restart the computer.
Download and then install the latest version of QuickTime from
www.apple.com/quicktime/download.