Adobe CC 2018の話題です。
PhotoShop と Illustrator はリリース直後 (10月19日) から結構な頻度で利用していたのですが、最近になってようやく Premiere Pro CC 2018 を触ることが出来ました。

そしたら (個人的に) 大変な事が起きました。
Premiere Pro CC 2018 でAC3音声が出力できない
▲クリックで拡大
なんか・・・DVDやブルーレイ形式で書き出ししても 音声 に AC3 (ドルビーデジタル) 出力が選べなくなっているんです。。。

どう考えてもこれはバグだろう、と思っていたのですが、なんとこれ仕様なんだそうです。

Adobe 公式ページから該当部分抜粋

AC3 (ドルビーデジタル) のサポート終了については、以下のページで解説されていました。

・・・・なんですかねこれ。リストには Media Encoder も Audition も入ってる じゃないですか。。。まじかー。。。DVDやブルーレイ規格の出力で AC3 が使えないとか、ツール名に「Pro」が付いてるアプリでこれはありえない。。。

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Premiere Pro CC 2018 で出力できる音声規格

とりあえず、Premiere Pro CC 2018 のDVD規格で出力できる音声フォーマットは LPCMMPEG1レイヤーII オーディオ のみです。
ブルーレイに至っては LPCM のみです。

  • LPCM
    • 音声だけで約1536kbps のビットレートが必要。DVDの場合、映像と音声で 4000~5000kbps に収めるケースが多いので、LPCMを使うのは現実的ではない。
    • ブルーレイの場合も、LPCMを使うほど音質には拘っていない & ある程度 Disc 容量を減らしたいので、LPCMを使うのは現実的ではない。
  • MPEG1レイヤーII オーディオ
    • 音声に MPEG1レイヤーII オーディオ を使った場合、DVDデッキによっては全く音声が出なくなる。(10数年前に2~3度体験) これも現実的ではない。
    • ブルーレイにはMPEG1レイヤーII オーディオは使えない。

あー、もう。全然現実的じゃない。

全く持って不本意だけど、今後は以下の方法で FFmpegを利用することにする。

上記は 私が Adobe CC ユーザーになる前、2011年頃まで音声をAC3化する際に利用していた方法。(Windows10で利用する方法含め、メモを残しておいて良かった。)

あとがき: その1

そろそろ 4Kテレビ や UHD BD コンテンツ、4K レコーダーなどが普及し始めて来た事だし、Adobe も Encore (DVDやブルーレイのオーサリングツール) を復活させてくれないだろうか?

サイト内関連: カテゴリ: adobe Encore

あとがき: その2

スマホやMacでは AC3 が再生できないらしいので、Adobeはその辺のユーザーに日和ったのだろうか?と思ってたら、どうやらMacは最近 (OS X .11 以降) になってようやくAC3デコーダーを搭載したらしい。という事は、これでようやく、、、ようやく気兼ねなくAVCHDファイルをMacユーザーに送り付ける事ができるようになった・・・・のかな?
※サイト内関連: MacはAVCHDを読めない(自分用メモ&愚痴)

とかなんとか、色々思いを巡らせてみても、AdobeツールでAC3が出力できなきゃ不便である事には変わりはない。さて、どうしたものか・・・・。

尻切れトンボだけどこのページは以上。

おまけ:外部サイト関連:Blu-ray Disc - Wikipedia
※UHD BDの規格、音声欄が空欄だけど規格ないのかな?