表題通り、CANON EF24-105 F4L IS II をレンタルで借りてみました。
GH4 に EF24-105 F4L II をマウント
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Speed Booster EF to m4/3 をアダプタにしてGH4 に EF24-105 F4L II をマウントしてみた写真です。

EF24-105 F4L II をレンタルした動機

前回、前々回更新で書いたのでそちらを読んで頂けたらと思います。

レンタルした動機を書いたページ↓

リンク先をざっくりまとめると

明るい通しズーム(換算35-120mm F2.8あたり)で、手振れ補正付きで、周辺画質も良好なズームレンズが欲しくなった。Speed Booster 用に10万前後のレンズを買てみても良いかな?と思うようになってきた。このクラスのレンズは本当に自分が必要なレンズなのか、買う前に一度レンタルして触ってみて、それからもう一度考えよう、という感じ。

動機の紹介おわり。以下レビューです。

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ファーストインプレッション

やっぱでけえwwww
GH4 に EF24-105 F4L II その2
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フルサイズ未経験ユーザーには、このレンズの大きさは未知の領域だった。

フルサイズのカメラ + EF24-105 F4 や 28-70 F2.8 で2時間ぶっ続けで写真撮ってる人を何人か見てきたので、これくらいイケるやろ・・・・と思っていたが、キツイ。
特に「最初のアレコレと設定や挙動を確認する時」は変なホールドしてしまうので初回は20分くらいで腕がパンパンになりギブアップだった。

Speed Booster の三脚座に余裕がない
三脚座に余裕がない
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  • ギリギリ。
  • Speed Booster の三脚座を利用して三脚に取り付けてみると、三脚の台座との隙間が5mm程度しかない。
  • 私の使う三脚の場合、ズームリングの2/3くらいが台座に干渉してしまう。回せない事はないけれど、三脚でズームリング回すの結構難しい。Youtubeには、これより径の太い EF24-70 F2.8などとGH4組み合わせて三脚撮影している動画が一杯上がっているけれど、みんな台座を底上げしているのかな?
  • MFアシストで拡大したり、撮影データを確認したりするけれど、レンズが重くて光軸ズレする・・・・なんて現象もなさそう。Speed Booster は小さくても頑丈です。

自分用:大きさ比較

(誰の参考にもならないだろうけど)別レンズと比較
NFD35-105 F3.5と比較
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左: NFD35-105 F3.5、600g。
右: EF24-105 F4L IS II、795g。
比較にNFD35-105を選んだのは、私が所有する中で一番大きなレンズだったから。12-35 F2.8と比較すれば良かったと、返却した後で気が付いた。

※自分用メモ:読み飛ばしてOK

  • 今まで、NFD35-105 F3.5より大きなレンズは持ったことなかった。
  • Speed Booster EF to m43 と NFD to m43 の重量差は50~100gくらいかな?
    この200~300gほどの重量差がスゲえキツい。
    多分いつか慣れるんだろうけど、とにかくキツい。
  • GH4 + EF24-105 F4L II で15分くらいアレコレ撮った後で NFD35-105 F3.5 に付け替えてカメラを持つと・・・・すげー軽い!
  • NFD35-105 F3.5に対し「このレンズ軽い!」と意識が変わった瞬間が訪れた(笑)
  • 主観なんだけどGH4につけると細長い NFD35-105 F3.5 の方が大きなレンズに見える。でもNFD35-105 F3.5 はズームしても全長が変わらないのでテレ端ではNFD35-105 F3.5 の方が小さく見える。

まずはざっくりしたトコ

  • ピントリング
    ・・・・とてもスムーズ。適度な重さがある。操作しやすい。今まで触ったレンズのなかでこれは最高。
  • ズームリング
    ・・・・ちょっと硬い
  • 手振れ補正
    ・・・・多分キャノン機に付けた時より効かない。でも十分効いている。パナ純正レンズより動画向き。
  • AF
    ・・・・おおむね正確。速さはそこそこ。空を写すと盛大に迷う。たまに微妙にピントを外す。
  • レンズの明るさ
    ・・・・LUMIX 12-35mm F2.8とほぼ同じ明るさがあった。旧型のようなボケ量はF2.8分あるけど シャッタースピードが 1/3~2/3段ほど遅くなる・・・・てなコトはなかった。
  • 画質
    ・・・・なんか微妙だった。今回一番あれっ!?ってなったトコ。
    長くなったので詳細は次回更新(予定)に分ける事にした。
    ファインダーを覗いてMFしている時は過去触ったズームレンズの中じゃ最高に画質が良い。でもなぜか、その写りの良さが撮影データに反映されない・・・・という不思議。

以下、それぞれの項目の詳細メモ。

ピントリング

フルタイムMFは Speed Boosterを介したGH4でも可能。
GH4をMFモードにすると、ピントリングを回すと自動で中央(指定部分)が拡大できる。
GH4のMFアシストやフォーカスピーキングにも対応している。

m43用のレンズは、ピントリングの「回す速さ」でピントの移動量が変わってしまうのがいまだに慣れなくて苦労する。やっぱり早く回してもゆっくり回しても移動量が変わらないレンズが安心する。あと、ピントリングのトルクがもの凄く自然な重さで気持ちが良い。

ズームリング

かなり硬い。三脚にのせてズームリング回すとき、油断してるとカメラが違う方向を向いてしまう。動画撮影中のズーム操作は力加減が難しく、三脚使ってても結構ブレちゃう(笑)

あと、回転角がもう少し狭い方が使いやすい。24mmから105mmまで一気に回そうと思うとかなり無理な態勢で腕をまわす事になる。ちゅうか、フレームに集中している時は2~3回に分けないとワイド端からテレ端までのズームは無理。

手振れ補正

ちゃんと作動する。実感として3段分くらいは補正できる。
ファインダー覗いている時は「微ブレは押さえているけど大きな揺れは押さえていないのか?」という印象でやや不安になるけれど、撮影したデータはちゃんと止まっている。
手振れ補正は2段階に用意されていて、シャッター半押しやシャッター切った所から大きな揺れを抑えている感じ。

ファインダー覗いている時は LUMIX 12-35 F2.8 や 14-140 F3.5-5.6の半分くらいしか手振れ補正できなさそうに感じたが、同等の効果がある。

手振れ補正(動画撮影時)

動画撮影に関しては、LUMIX 12-35 F2.8 や 14-140 F3.5-5.6より良い手振れ補正をしてくれる。ゆっ くりパンするとLUMIX のレンズは「パンが完全に止まった後」で「よっこいしょ」って感じで補正レンズが元の位置に戻るが、EF24-105 F4 II は「パンが完全に止まる前」に補正レンズがゆっくりと元の位置に戻りはじめる。パンを止めた後でフレームが移動する事に変わりはないが、自然な動きをするし移動量も少なめに感じる。三脚使った動画撮影でも手振れ補正ONが有効に使える。

手振れ補正の補足

Speed Boosterのファームウェアが古いと手振れ補正が作動しない場合があるので注意

  • ピンポイントAFでISが作動しない場合があった・・・・v2.6で解消
  • AF+MF有効な状態でシャッター半押しするとOISが停止してしまう・・・・v2.3で解消
  • 手元で確認(ファームの履歴には書いてない)
    AFとMFを切り替えながら操作してると、MF時にISが効かなくなってしまう(AFに戻してシャッターを切るまでIS無効になる) ・・・・v2.3からv2.7へアップデートしたら解消した

AFについて

おおむね正確。速さはそこそこ。
GH4はコントラストAFなので、ピントが行ったり来たり・・・という挙動はどうしても発生する。
LUMIX 20mm F1.7 より10倍くらい早い。
EF24-85 F3.5-4.5より1.5倍くらい早くAFできる。

たまに微妙にピントを外す?
200~300枚撮った中に、AFした筈なのに明らかにピントはずしている写真が2枚ほど混じっていた。AF中もズームリング回すとピント変えられるので、シャッター半押し中にフォーカスリング回しちゃったかな・・・・?と考えている。

たまに盛大に迷う。
EF24-85 F3.5-4.5の方が正確なAFしてくれる。
Speed Boosterのファームウェアをv2.3からv2.7にアップデートしたらAFが盛大に迷う頻度は大幅に減った。
ただし空は苦手な模様。風景なしの青空、曇り空撮ろうと思うとかなりの頻度で迷った。(これはEF24-85 F3.5-4.5も同じ)

今回はここまで。
画質については別ページで紹介しています。
→ EF24-105 F4L IS II をレンタルで借りてSpeed Booster+GH4で遊んでみました - その2