2017.07.01: KB4022168ページに「既知の問題」IEがクラッシュする問題が掲載される
2017.06.30: COMODO Internet Security環境で深刻な不具合が出る模様
2017.06.30:「Windows Updateに時間がかかる」の項目に追記&修正。
2017.06.28:「プリンターが正常に作動しなくなる」問題が修正された。 IE11でエラーが発生しやすい状況となっている。
2017.06.17:「プリンターが正常に作動しなくなる」に追記&修正。
2017.06.16: 初出
2017年6月14日に公開された月例 Windows Update などで発生する問題点や不具合、注意事項をまとめたページです。
サイト内 2017年6月のWindows Updateメモ が長くなり過ぎてしまったので、トラブル関連の情報のみをこちらにまとめなおす事にしました。
今月分ざっくりまとめ
- COMODO Internet Security ユーザーの場合、深刻な不具合が発生する
- Windows 10 Creators Update + 6月28日配信分の更新プログラム KB4022716 で発生する模様。
- ブラウザがクラッシュする。最悪の場合はウィンドウズにログオンできないなどの問題が発生する
- 問題のKB(KB4022716)は削除する。(セキュリティを含まない更新なので削除しても問題は無い)
- COMODO Internet Securityにアップデートが入るまではWindows Updateしないようにしておく
- ブラウザが落ちる場合、GPUレンダリングではなくソフトウェアレンダリングを使用する、拡張保護モードを有効にするなどの設定でとりあえず安定させることも可能な模様
- 今月分の更新では、大きな問題は発生しないと思われる。しかし一部のPCでは多少の問題が発生している感じ。
IEの印刷に関する不具合が発見されています。 - IEの印刷不具合は6月4週目の更新で解消しました。
かわりにIE11はクラッシュまたはスクリプトエラーが発生しやすい状況になっている。
※MicrosoftのKB4022168、KB4022720、KB4022723のページに「既知の問題」としてIEがクラッシュする問題が掲載されました。 - .NET Framework 4.7をインストールすると一部のアプリケーションが正常に作動しなくなる場合があるので注意。また、更新にかかる時間や、更新後にCPUとHDD使用率が低くなるまでに時間が普段よりも長くかかるので注意。
- PCのメンテ不足や毎月の更新をサボっていたPCの場合、Windows Updateに時間がかかるが発生する場合がある。
- 6月の月例更新のタイミングで Creators Update へのメジャーアップデートが始まったPCが多数ある模様。(この場合、大きな問題が発生するケースあり)
→ Windows 10 Creators Update (RS2) の 不具合・トラブル・注意事項
個別のKB情報や手元のメモなど
-
2017年6月のWindows Updateメモ
2017年6月4週目のWindows Updateメモ (記事分離)
トラブルや注意事項以外は、上記ページに記録しています (このページと少し重複している箇所あり)
Windows Updateに時間がかかる (追記&修正)
「Windows Update Client」のバージョンが古いことが原因で「更新の確認」に時間がかかる問題は修正されたかもしれない。
更新の確認に時間がかかる場合 (追記&修正)
「更新の確認」に時間がかかる問題が発生した場合、まずは Windows Updateが終わらない問題の対処方法 2017年1~6月版 の後半に記載してある「効果のあるPCメンテナンス」を実行してみる。
先入れKBを試してみたい場合
以下を先に手動インストールする。
- Windows 7
KB4022719 または KB3172605
(上記KBのインストールにはKB3177467が必要) - Windows 8.1
KB4022726 または KB3172614
(上記KBのインストールにはKB3173424が必要) - Windows 8.1の場合、今月も「Flashのセキュリティ (KB4022730) の先入れ」でもOK
※ 基本的に 2016年8月以降に配布された Windows Update Client が入っていればOK。
その他
今月の更新には.NET Framework が含まれている。この更新が含まれている時は普段よりも更新に時間がかかる。更新後も CPUやHDD使用率が高くなる時間が長くなり、PCが重い状態が続く。
今月分で発生する不具合
手元で観測できる範囲のPCでは、特に気になるような問題は発生しなかった。
ただし一部のPCでは多少の問題が発生している模様。以下、ネットで拾ったトラブル情報&その対処方法 (推測含む)
- ブラウザがクラッシュする、Windowsにログオンできない
- COMODO Internet Security の不具合。
Chrome、Firefox、IE、様々なブラウザが影響を受ける。最悪Windowsにログオンできなくなる
詳細: FirefoxもChromeもIEも強制終了しまくる問題が発生中: 2017年6月末
- COMODO Internet Security の不具合。
- 一部のアプリが正常に動かなくなる
- .NET Framework 4.7で発生するケースが多い。
→ .NET Framework 4.7を削除してみる (.NET Framework のバージョンを 4.6 や 4.5に戻してみる)
※.NET Framework 4.7は急いでインストールする必要はない。4.6などで十分。
- .NET Framework 4.7で発生するケースが多い。
- IE11がクラッシュする、スクリプトエラーが出る (2017.06.28、0630追記)
- MicrosoftのKB4022168ページに「既知の不具合」として情報が出ました
2017 年 6 月 28 日 - KB4022168 (月例ロールアップのプレビュー) - Windows Help
この更新プログラムをインストールした後に、一部の Web サイトにアクセスすると Internet Explorer 11 がクラッシュすることがあります。 この問題は、Web サイトが複雑で、特定の Web API を使用している場合に発生することがあります。
Windows8.1のKB4022720、Windows10 RS1のKB4022723にも同様の問題報告が掲載されています (Windows10 RS1のKB4022716には掲載なし)
- ※ここから下は初出時の予測。
2017年6月4週目 (6月28日配信分) の KB4022168、KB4022720、KB4022723、KB4022716 をインストールすると発生する。 - 放置しておいても 特に問題ないと思われる (自然解消すると予測している)
(昨年8月頃から定期的に発生するヤツで、ほうっておいてもいつの間にか直る (スクリプト配信側が修正をかける)問題だと推測) - いずれも セキュリティ関連の更新ではないため、気になるのであれば該当KBを削除すればOK (ただし以下に書いた印刷の不具合が再発生する)
- MicrosoftのKB4022168ページに「既知の不具合」として情報が出ました
- プリンターが正常に作動しなくなる (2017.06.28追記)
※この問題は2017年6月28日オプション配信の KB4022168、KB4022720などで修正された。
- .NET Framework 4.7 が原因のもの、KB4021558 (IE11の累積的なセキュリティ更新プログラム) が原因のものがある。
- ※初出時、KB4022719、KB4022726、.NET Framework 4.7 が原因としていたもの。
- ニッチさんのこの記事で詳細を知った↓
2017年月度のパッチでInternet Explorerの印刷に不具合。Microsoftの対応は「修正しない」 : ニッチなPCゲーマーの環境構築 - iframeを含むWebページをIEで正常に印刷できなくなる。
このIEの印刷不具合は Windows 7 と 10 の報告が多いが、8.1やXPでも発生する模様。 - KB4021558をはじめとする「IE11の累積的なセキュリティ更新プログラム」が原因で発生する。これらはセキュリティパッチのため、KB削除は非推奨。
- KB4021558 の代わりにKB4022719 (Windows7) や KB4022726 (Windows8.1) を削除しても、この問題は解消する。
(ただしいずれもセキュリティパッチのため、削除は非推奨) - この問題は修正される予定はないとの事。
- IE以外の印刷不具合は、.NET Framework 4.7を削除すれば解消すると思われる。
- ファイルの削除が出来なくなる/削除するとエラーがでる。
- ファイル削除時に「この項目は見つかりませんでした。」というエラーがでる
- 一部の Windows7で発生する模様。
- 今回のWindows Update 固有の問題というワケではない。何かしらのタイミングでこの問題は発生する。この症状はかなり昔から発生している。
- 対処方法など
→ フォルダが削除できません。「この項目は見つかりませんでした」と出ます。( - マイクロソフト コミュニティ
KB4022719 や KB4022726 が失敗する or 失敗していた
6月14日 深夜2時~3時の間、Windows7 の KB4022719 と Windows 8.1 の KB4022726 は非常に失敗しやすい状況になっていた。
(現在は解消されている感触)
未だに失敗を繰り返す場合
- 手動でダウンロード&インストールする
アップデートカタログ KB4022719
アップデートカタログ KB4022726
更新失敗した時のエラーコード
- 8020002e (これが一番多い)/80070005/8024402c (これも多い)/80200056/80072f78
- 補足
8020002e や 8024402c は Microsoft アップデートサーバーの混雑、もしくは何かしらの通信障害が発生している場合に発生しやすい。
チェックポイント
何度も更新に失敗する場合
- 外付け機器 (特にUSB機器) は全部外す
- Windowsをクリーンブートする
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- 調子が悪くなった Windows Update を コマンドプロンプト で修正する方法
上記のような対策をとる。
Windows 10 Creators Updateへの自動アップデートが活発化
6月の月例更新のタイミングで Creators Update へのメジャーアップデートが始まったPCが多数ある模様。PC環境によっては、一部の機能が正常作動しなくなる場合があるので注意。(手元のPCの場合、Anniversary Update よりはるかにトラブルが少ない)
以下は代表的なもの。- プリンタが使えなくなった
- モニタが真っ黒になる
- スリープが勝手に解除される
- スタートメニューからアプリが消える
- ごく一部のPCで発生する模様。Windows Update や Creators Update へのメジャーアップデートとは無関係に発生するケースもある。
- Windows10proのスタート画面でスタートメニューが表示されなくなった。 - マイクロソフト コミュニティ
- 上リンク先の方法で治らなかった場合
Windows10のスタートメニューが 開かない・表示されない 場合の対処方法
- その他
このページは以上です。