2017.11.15: VBA 入りのエクセルファイルが開けない問題、解消。
2017.11.04: 今さらだけど不具合2点追加。
2017.10.16:「IE11が起動できなくなる」を追記
2017.10.14:「VBA が動かない・・・・」に追記
2017.10.13: 初出: 不具合情報をこのページに移動
2017.10.11~10.12: いろいろと追記
2017.10.11:「2017年10月のWindows Updateメモ」として公開
2017年10月11日に公開された月例 Windows Update で発生する問題点や不具合、注意事項をまとめたページです。
- サイト内 2017年10月のWindows Updateメモ が煩雑になってしまったので、トラブル関連の情報をこちらに移しまとめなおしています。
- 今月は、Windows 10で深刻な不具合が見つかっています。
このページの内容
ページ内リンク- 追記情報
- Windows 10 Anniversary Update が起動しなくなる
→ 起動しなくなった場合の解決方法
→ コマンドのざっくり解説 - Windows 10 Creators Update でシャットダウン時にPCが反応しなくなる、ブルースクリーンエラーが出る (解消)
- 更新後、Windowsにログオンできなくなる
- VBA が動かない、VBA 入りのエクセルファイルが開けない (解消)
- IE11が起動できなくなる
- 一部のアプリケーション終了時に例外エラーが発生するようになる。
- その他
- 更新に時間がかかる
- 10月2週目: 手元のPCで更新中に発生した問題
※以下は 2017年10月のWindows Updateメモ に掲載
- セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応) が配信されない
以下、このページの本文です。
追記情報 (2017.11.04~11.15)
- 11月の更新で解消する問題
VBA が動かない、VBA 入りのエクセルファイルが開けない問題
- Windows 7 と 8.1
2017年11月2日配信の KB4052234 と KB4052233 で解消する (アップデートカタログのみで配信)
※深刻な不具合が発生するため、配信停止の模様。
※11月15日の更新で解消 - Windows10 (バージョン1703)
こちらは引き続き問題発生中
- Windows 7 と 8.1
- 10月時点で書き漏らしていた不具合
以下2点、いずれもWindows 10 Creators Updateで発生
- KB4041676 をインストールすると、JavaScript と asm.js を使用するUWPアプリが作動停止してしまう
- KB4041676 をインストールすると、更新プログラムが正常にインストールされても、再起動後にコントロールパネルに「更新が必要です」というメッセージが表示されてしまう。
Windows 10 Anniversary Update が起動しなくなる
- WSUS環境やSCCM環境で発生する。
- 通常の「Windows Update」や「Windows Update for Business」では発生しない。
- KB4041691の重複配信が原因
- KB4041691の「累積更新プログラム」と「差分更新プログラム」の両方が同時にインストールされてしまうことにより発生する。
- 現在は重複配信してしまう不具合は修正されている。
- Windows 10 Creators Update (KB4041676) でも同様の問題が発生する可能性があった。
- 誤配信されたままで 更新・再起動を行うと、システムの復元やスタートアップ修復、セーフモード起動を行っても起動できなくなる
起動しなくなった場合の解決方法
- Microsoftから詳細な復旧手順ページが公開されました
- 2017 年 10 月にリリースされた Windows 10 1607 / 1703 向け更新プログラム適用後に OS 起動不可になる問題について (WSUS) – Japan WSUS Support Team Blog
- KB 4041676 の 10 月 10日のバージョンまたは公開の問題が含まれている 4041691 をインストールした後に起動するように Windows のデバイスがあります。
- 更新インストール後、まだ再起動していない場合
- 「更新してシャットダウン」や「更新して再起動」は行わない。近日中にMicrosoftが修正パッチを配布する予定
- もしくは2番目のリンク先「シナリオ2」の手順を実行する
(コマンド全部コピペしてbat作って実行すればOK)
- PCが起動する場合
更新履歴の「更新プログラムをアンインストールする」から、KB4041691の差分更新プログラムをアンインストールする。 - PCが起動しない場合
2番目のリンク先「シナリオ3」の手順を実行する
(保留中のすべての更新プログラムを削除する。)
次項でざっくりした手順を解説
リンク先「シナリオ3」の手順とコマンドざっくり説明
- Windows回復環境を起動する
▲クリックで拡大
Windows回復環境を起動が起動しない場合はシステム修復ディスクやインストールメディアを利用する。
起動したらトラブルシューティングを選択する - 「コマンドプロンプト」を選択する
▲クリックで拡大
コマンドプロンプトが開いたら以下「3.」~「7.」のコマンドを実行する
※「3.」~「5.」は実行しなくても大丈夫なケースもあるが念のためチェックする。 - レジストリをロードする
コマンド
reg load hklm\temp C:\windows\system32\config\software
※windowsフォルダがCドライブの場合 - 以下でレジストリキー「SessionsPending」を削除する
コマンド
reg delete “HKLM\temp\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Component Based Servicing\SessionsPending” /v Exclusive
※レジストリ値が存在しない場合は、そのまま次の手順に進んでOK。 - レジストリをアンロードする
コマンド
reg unload HKLM\temp - 保留中の更新リストを確認する
コマンド
Dism /Image:C:\ /Get-Packages /Format:table >>C:\result.txt
- 上記でテキストファイルに保存できる。「notepad」と入力しメモ帳を起動し、リストをメモ帳で確認できる
- 「Dism /Image:C:\ /Get-Packages」だけでもOK
- 表示されたリストから「State = Install Pending」を探し、削除する
※削除実行例 (今回の場合、大抵はこれでイケるはず)
コマンド(3つ)
Dism /Image:C:\ /Remove-Package /PackageName:package_for_Rollupfix_wrapper~31bf3856ad364e35~amd64~14393.1770.1.6
Dism /Image:C:\ /Remove-Package /PackageName:package_for_Rollupfix~31bf3856ad364e35~amd64~14393.1770.1.6
Dism /Image:C:\ /Remove-Package /PackageName:package_for_Rollupfix~31bf3856ad364e35~amd64~14393.1715. 1.10
- ※注意: 最後のコマンドは「1715.」と「1.10」の間に半角スペースがある。
- ※この手順の参考リンク:
山市良のうぃんどうず日記(73):セーフモードでも起動できないという悪夢からの脱出、再び――Windows 10の場合 (1/2) - @IT
- 復旧手順ここまで。
コマンド プロンプトを閉じる。[続行] をクリックして回復環境を終了させ、Windows を起動してみる。
▲クリックで拡大
「続行」を選択する
KB4041691 や KB4041676 の重複インストールにより発生する問題はここまで。