前回更新の続き。
先日購入したSpeed Booster EF to m4/3のレビューです。

Speed Booster Canon EF Lens to Micro Four Thirds
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GH4 + Speed Booster EF to m4/3 + EF28-105 F3.5-4.5

ちなみに私、このページでは色々と書いていますが、今までEFレンズは一切所有していませんでした。Speed Booster 購入に併せて、約20年前のEFレンズを中古で購入しています。

執筆時点でSpeed Booster EF to m4/3でテストしたレンズは、「28-105/3.5-4.5」と「EF24-85/3.5-4.5」の2つだけです。
と言う事で、以下で書いた事が、全てのEFレンズで通用するわけでは無いと思いますのでご了承くださいm(_ _)m

Speed Boosterについて

いまさら語る話でも無いかもしれませんが、Speed Booster や Lens Turboなど光学縮小系のマウントアダプターは、一般的にはフォーカルレデューサーと呼ばれています。

そして、一般的な(0.7倍相当の)製品の場合は、フルサイズ用のレンズの光をAPS-Cサイズのイメージサークルに集光します。フルサイズ用レンズの写したイメージを丸ごとAPS-Cセンサーで記録する事が可能になります。
大きな特徴として、光を集める事で一段明るく、被写体を鮮明に捉える事ができます。

今回購入した製品は・・・

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画質や明るさについて

この辺は、製品の謳い文句通りです。実際に1段明るく取れます。
非光学縮小系アダプターやキヤノン製カメラを持っていないので良く分かりませんが、撮影データはそれなりにシャープに写っていると思います。

アダプターにガタツキは一切なく、無限遠もしっかり出ました。レンズ周辺部分の画質も、恐らくかなりのモノだと思います。

絞りやレンズ焦点距離は、m4/3換算してモニタ表示される。Exifにもm4/3換算して記録される。

EF 24-85 F3.5-4.5 を取り付け、絞り開放にした写真
EF 24-85 F3.5-4.5 を取り付け、絞り開放
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Exifはm4/3換算した数値が記録されます。
レンズの絞り開放値は3.5ですが、GH4には絞り値 F2.5 と伝わっています。
絞りやレンズ焦点距離も、電子的に処理され、m4/3換算してモニタ表示されています。

撮影している時は便利ですが、逆換算してレンズ側の本当の絞り値がいくつなのか考えたり、ブログ上で絞り値の話題を出す時に(今までと逆に考えないとダメなので)チョット面倒です。

絞りは機敏に動く

Speed Booster EF to m4/3では AFが出来る訳では無いですが、EF28-105、EF 24-85 共に電磁絞りは機敏に動き、簡単に適正補正で撮影出来ます。

ただ、絞りが作動する音が(所有する他レンズと比較して)チョット大きいです。

レンズによって、Exif情報のデータが違う?

EF 28-105 F3.5-4.5とEF 24-85 F3.5-4.5で、Exif情報の記録に違いが見受けられました。

EF 28-105 F3.5-4.5の場合
EF 28-105 F3.5-4.5の場合
▲実際の焦点距離 28mm、絞りF3.5で撮影した場合
Exif 情報には焦点距離 20mm、F2.6で記録されました。
GH4側には縮小換算された値が伝わります。
焦点距離は0.7倍換算されています。ここから2倍すれば、35mm換算の焦点距離になります。

EF 24-85 F3.5-4.5の場合
EF 24-85 F3.5-4.5
▲焦点距離 24mm、絞りF3.5で撮影した場合
Exif 情報には焦点距離 17mm、F2.5で記録されました。

28-105、24-85、どちらもワイド端の開放はF3.5のはずですが、GH4 で読み取った開放F値は異なります。
また、16:9で撮影した場合は、35mm換算の焦点距離は2倍ではなく、37/17=2.17 倍になっています。(4:3で撮影した場合は2倍だった)
何枚か確認しましたが、ズーム全域で2.16~2.17倍になっているようです。
(24-85のテレ端は60mm、35mm換算130mm)

レンズ(またはアダプター)に補正プロファイルがある場合は、jpg化する時に利用される。

レンズの歪み補正などの情報も、カメラ側で読み取れるようです。
カメラ側が補正プロファイルを読み取った場合、撮影データをjpgとrawで比較すると、特に広角側でかなり補正されているのが分かります。

EF28-105 F3.5-4.5の場合 (35mm (49mm) で撮影)
jpg jpg
▲クリックで拡大
左: jpg撮って出し/右: RAW 
EF28-105の場合、jpg撮って出しとRAWで画角や周辺歪曲に変化なし。
歪曲修正された気配は一切ないです。

EF24-85 F3.5-4.5の場合 (38mm (53mm) で撮影)
jpg jpg
▲クリックで拡大
左: jpg撮って出し/右: RAW 
歪曲が補正され、画角は約8%狭くなっています。周辺減光も補正されている感じです。
また、16:9で撮影した場合、Exif値の35mm換算の焦点距離は、実焦点距離の2倍ではなく2.16~2.17倍の数値が入ります。これ、計算が面倒臭いですね。
(4:3で撮影した場合は換算焦点距離は2倍。歪曲補正の分クロップあり)

その他の補正について

画像サンプルは、次項「画質・周辺の流れなどについて」と合わせて掲載します

画質・周辺の流れなどについて

EF28-105 F3.5-4.5を付けた時は周辺が盛大に流れてしまい、Speed Boosterの描画性能を疑ってしまいましたが・・・・ EF24-85 F3.5-4.5を付けた際は周辺の流れはごく僅か。多分大丈夫でしょう。

画像サンプル

EF 24-85 F3.5-4.5の 38mm (53mm) で撮影したデータ
jpg
この画像の中央部分と周辺部分でチェックしてみます。

画像中央部(ピクセル等倍データ)

画像周辺部(ピクセル等倍データ)

レンズの焦点距離も読み取る。動画のズームマイクにも対応する。

Speed Booster EF to m4/3は、絞り値だけでなくレンズの焦点距離も読み取ってくれます。
そしてカメラ側でズームマイク機能が使える場合は、動画撮影時にズームマイク機能が作動します。


虫の声に注目。
GH4 +Speed Booster EF to m4/3で絞りの挙動チェック中に偶然発見。
動画撮影中にズームリングを回すと、ズームマイク機能に連動して周囲の音の拾い方が変わりました。

動画撮影時の絞りの動きは極端

レンズによっては この挙動は気にならなくなるかもしれませんが、注意が必要だと感じました。

通しレンズを使えばこの挙動は解消されるのだろうか・・・?

とりあえず、購入直後のレビューは以上。

あとがき

スチル撮影する分には、電子接点で連動する Speed Booster EF to m4/3 はとても楽しい。EF24-85 F3.5-4.5を使った際の画質もまあ満足。

しかし動画撮影を考えた場合、絞りの自動制御がちょっと使えない。
「開放で使う」または「絞り固定・ズーム固定で使う」以外ではかなり見苦しい映像になる場合がある。
うーむ。。。動画撮影をメインで考えた場合は、Exif取得は諦めてニコンFマウント用のSpeed Boosterを選択した方が良かったのか。。。

しかし欲しい画角でニコンF/Gレンズを物色すると、キヤノンレンズより100~200gほど重くなる。普段持ち歩くレンズと考えた場合に使いにくい。動画用途で考えても、重くなるなら既に持っている NFD35-105 F3.5を使えば良いじゃん?となり、ニコン用Speed Boosterは中途半端になってしまう。

やっぱEF to m4/3のアダプタ買って正解だったよなあ。。。と思いつつも、絞りの挙動で動画の利用が制限されると思うとちょっとやるせない。なんか微妙に残念です。


【国内正規品】METABONES製 マイクロフォーサーズ M4/3用 電子接点付キャノンEF Speedboosterアダプター
METABONES製 マイクロフォーサーズ M4/3用 電子接点付キャノンEF Speedboosterアダプター
METABONES