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2020.06.13: リンク切れのチェック

2018.07.18: インストール手順を2.6系に変更、別ページへ分離
2014.11.11: 古い情報を削除し、全面改稿。
2007.03.08: 初出


Avisynthのざっくりとした紹介です。
Avisynthは、動画を「動画変換ソフトや編集ツールに読み込む前」「スクリプト処理によって編集や補正」を行うツールです。(もっと複雑な事も出来ますが、少しずつ覚えていきましょう)

Avisynthスクリプトの例

AviSynthは、以下のようなスクリプトを書いて作動させます。
directshowsource("C:\格納フォルダ名\動画ファイル名.mp4")
  #動画ファイルの読み込み

BicubicResize(1280,720,0,0.75)
  #動画のサイズを1280x720に変更

TemporalSoften(2,6,12,20,2)
  #アナログ素材のキャプチャや、ISO1600などで撮影したデジカメ動画
  #などのノイズを除去するのに有効

Levels(0, 1.2, 255, 0, 255) #明るさを補正
return last
  #エラーを返さないためのおまじない
1. Avisynthをインストールして、
2. メモ帳などで上記のようなスクリプトを作成し、
3. スクリプトを拡張子avsで保存し、
4. 対応した動画変換ソフトや動画編集ソフトに読み込ませばOKです。

AviSynthの特徴

感覚的に覚えるまでは、非常にとっつきの悪いツールですが、動画編集や動画変換する際の前処理、フレームサイズやフレームレートの変更、インターレース処理の解除などで大活躍してくれるツールです。

ダウンロードリンクなど、概要

ダウンロードリンク: sourceforge.net - AviSynth
ライセンス: オープンソース フリーソフト (GPLv2)
対応OS: Windows (64bit版Windows7~10などでも作動する)

Avisynthを詳しく学びたければ、にーやん氏が管理している
 ・AviSynth Info
 ・又はその前身サイト にーやんのアーカイブ
がお勧めです。

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AviSynth インストール手順

別ページを設けました。

対応ツールの準備

Avisynthは、単体で動画を変換・編集するツールではありません。
AviSynthのファイルが読み込めるツールを、最低でも何か一つ用意しておく必要があります。

Avisynthとセットでよく使われるもの

仮想AVI化、擬似AVI化について

avsファイルを読み込めない動画編集ツールに対してAviSynthスクリプトを使いたい場合は、以下のようなツールで仮想化を行います。

プラグインを集め、登録する

Avisynthにはフリーで質の良いプラグインがネット上に豊富にあります。
以下、少し古いものも含まれていますが、代表的なもの、私が良く使うものを中心に何点か紹介します。

プラグインのインストール方法

AviSynthのプラグインは、基本的にインストーラーは付属していません。
手動でインストールします。
ReadMeファイルを読んで、作動に必要なdllファイルにパスを通す必要があります。

パスを通すには、以下のどちらかの方法を取ります。
  1. ダウンロードしたdllファイルを、Avisynthの『plugins』フォルダに放り込む。
    • 通常はこの方法をとります。
  2. avsスクリプトから、dllファイルの保存先を指定する。
    • 読み込みする場合のスクリプト例
      LoadPlugin("E:\plugins\warpsharp.dll")
      (プラグインをEドライブplaginsフォルダに入れている場合)
    • [1.]の方法で読み込むと他のプラグインと干渉を起こすものや、バージョン別・作者別で使い分けたいプラグインなどはこの方法で読み込みます。

Avisynthの使い方

冒頭でも書いた通り、メモ帳や各種エディタでAviSynthのスクリプトを編集・保存し、拡張子をavsにして保存し、対応ツールに読み込ませます。

スクリプトは書くのも覚えるのも大変ですが、ネット上にはスクリプトを公開してくれている人が沢山います。
解らないうちは、そういうスクリプトサンプルを拾って来て、コピーして使えばOKです。

スクリプト例

#LoadPlugin("E:\plugins\DGDecode.dll")
#LoadPlugin("E:\plugins\Convolution3D.dll") 
#LoadPlugin("E:\plugins\IT.dll")
#LoadPlugin("E:\plugins\AddRange_for_25.dll")
#LoadPlugin("E:\plugins\warpsharp.dll")
#LoadPlugin("E:\plugins\De.dll")
#LoadPlugin("E:\plugins\TomsMoComp.dll" )

# プラグインをEドライブplaginsフォルダに入れている場合
# 先頭の「#」を取ると読み込む。

directshowsource("C:格納フォルダ名動画ファイル名.mp4")
#↑動画の読み込み処理

#DeDot(20,20,15,5)#####クロスカラー除去
#AutoDeint("")#####インタレ解除1
#SmartDeinterlace(1,10,true,true,true)#####インタレ解除2
#TomsMoComp(1,5,0)#####インタレ解除3
#KenKunNR(64,2,8)#####ノイズ除去(平面)
#KenKunNRT(128,3,10)#####ノイズ除去(時間軸)
#Convolution3D(0,4,4,4,4,2.5,0)#####ノイズ除去(平面+時間軸)
#WarpSharp(164)#####(ワープシャープ)
#LanczosResize(960,540)#####リサイズ一例
#MTi("BicubicResize(1280,360,0,0.75)") #インターレース保持したままリサイズ(高さは1/2指定する)

return last
#エラーを返さないためのおまじない

#############################
#mp4ファイルを読み込むスクリプトのサンプルです。#
#必要な行の先頭の「#」を取ってお使いください。 #
#############################

例えば上記のようなスクリプトをコピーし、メモ帳に貼り付け、必要な部分を書き換えたり書き加えたりして、『XXXX.avs』と適当に名前を付けて拡張子avs で保存します。

その保存したファイルをVirtualDubModAviUtlなどにドラッグ&ドロップすれば、AviSynthで処理された動画が読み込まれます。
あとは読み込んだ動画ツールの使い方に沿って変換や編集をしていけばOKです。

あとがき

AviSynth系のツールは非常に奥が深く、PC初心者には敷居の高すぎるツールです。中級者以上でも一度感覚を掴むまでは非常に面倒くさいツールだと思います。
最初は、細かい事は一切気にしないで、他人のAvisynthスクリプトをコピーして試したり、少しずつプラグインを集めて行き、徐々に覚えていくのが良いかと思います。