2016.05.01: 文章構成に分かりにくい所があったので修正

このページは Premiere Pro CCで「このファイルにはサポートされていない圧縮形式が含まれています」というメッセージに苦しまされた顛末記です。
Premiere Pro CCでMTSファイルだけ読み込めない
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以下、非常に長い記事になっていますが、
上に書いた通り「このファイルにはサポートされていない圧縮形式が含まれています」というメッセージに騙されました。HDDの異常でもこの問題は発生します。

この問題の解決策

まずは、ざっくりと解決策を書いておきます。

  • chkdskを行う
    • 動画ファイルを保存したHDDは、SMART値などに一切異常は見られなかったのですが、chkdskで復旧しました。
    • chkdsk /fでは効果が無く、chkdsk /rが必要でした。
    • 推測ですが、MFTに異常が発生していたようです。
  • フォルダかファイルのどちらかをリネームする
    • 注意:chkdsk前はリネームでは復旧しませんでした。
    • Premiere Pro も 独自のインデックスを用いている様です。
      HDDに異常が発生していた際に読み込みに失敗した動画は、chkdsk後も読み込みに失敗します。
    • この場合は、chkdsk後にフォルダかファイルのどちらかをリネームすると、正常な読み込みが可能になりました。
  • Adobe独自のファイルインデックスを削除する
    • どこに保存されているのか分からないので削除できなかった。
      動画のファイル名もしくは保存フォルダのパスを変更する事で対処した。

 

解決策のざっくりとした紹介ここまで。
ここから下は解決策を見つけるまでの試行錯誤を記録したものです。
(冗長な文章ですが、解決策の具体的な手順も含まれています)

トラブル解決時にドツボに嵌った理由

原因を突き止める際、以下の理由でHDDの障害ではなく、Premiere Pro CC 固有の問題だと思ってしまいました。
解決に3日くらいかかり、ドツボに嵌りました。

  1. Premiere Pro CS5 では (問題発生したHDD内のファイルでも) 全てのファイルが正常に読み込める状況だった。
  2. Adobe CC の利用を開始した直後、1回目の起動での出来事だった。
    • 体験版の利用は2~3ヶ月前。体験版利用時は問題なし。
    • 体験版から購入までの間に、Adobe CCに大型アップデートあり。
    • Adobe CCの2014年12月の大型アップデート特有の不具合だと思ってしまった。
  3. 読み込み時にエラーが出るのはMTSファイルのみで、mpg、mp4、avi、m2vファイルなどは、(問題発生したHDD内のファイルでも) 正常に読み込みが出来ていた。
  4. chkdsk /f では、問題解決しなかった。

以上4つの理由で、HDDの問題ではなく、Premiere Pro CC が原因だと思ってしまった。しかし年末年始の大型連休中で、サポートに期待が出来ない。

まあ、当初は「連休明けにサポートに適切な質問が出来るよう、情報を整理しよう」てな考えで検証を進めていました。

その他、頭を抱えた不思議な症状

検証を進めていくと、Premiere Pro CCの不具合とは言い切れない現象が数多く発生しているのを発見しました。

  1. MTSファイルは、内蔵SSDに移動させた場合のみ、Premiere Pro CCで開く事が出来た
    • 外付けHDDに保存した場合は
      「このファイルにはサポートされていない圧縮形式が含まれています」のエラーが発生。
    • 内蔵HDDに保存した場合も
      「このファイルにはサポートされていない圧縮形式が含まれています」のエラーが発生。
    • エラーが出た動画は、SSDに移動させた場合のみ、Premiere Pro CCでも読み込み可能
  2. 動画を保存したHDDの異常を疑ったら、別のHDDで異常が発見された
    • 問題HDDのSMART値
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      問題はHドライブ(外付け)で発生している筈なのに、E/Fドライブ(内蔵)で不良セクタが発生していた。
    • ※E/Fドライブに不良セクタが出来た理由はこちらのページで解説
      • Premiere Pro CC のエラーは2014年12月31日に発生。
      • E/Fドライブのエラーは2014年12月30日に発生。
      • 近い所で2つのエラーが発生した事で、自分の中で混乱が大きくなった。
  3. 外付けHDDの異変を疑い、ファイルをバックアップした際、「PC以外で記録したデータのみが移動出来ない」という不思議な事態が発生した。
    • バックアップに時間がかかる、またはエラーが出るファイルは以下
      • GH1/GH2/GH3で記録したmtsデータ
      • セミプロの方にCDマスタリングしてもらったwav音源
      • 各種デジカメで撮影したjpgデータ
      • ※例外的にGopro撮影したmp4データは移動可能だった
    • それ以外のファイルは普通にバックアップ可能だった。
      ※ちなみに、後で分かった事だけど、
      • 2014年9月~11月に作成したデータ
      • Premiere Pro CCで一度読み込みに失敗したファイルの拡張子
      この二つで障害が発生していた感じだった。

ここで迷走しはじめる

「デジカメで記録したデータ」と「セミプロの方にマスタリングして貰った音源」が、「Windows上のコピーで不具合が発生する」という状況から、「Windowsが変な著作権情報の管理を始めたんじゃないか?」という的外れな予測を立てて情報収集を開始。

見当違いの仮説だったので、有用な情報にはあり付けず、ここでまる1日潰しました(^_^;

更に迷走する

この辺で 全く手がかりが掴めなくなり、復旧はさらに迷走しまくります。

色々試すものの、全く効果がありません・・・orz
あとは、イメージファイルから Windowsを復旧するくらいしか手段は無いです。でもコレやると「原因が分からないまま直る」可能性があるので一番最後にしたい・・・と、グッと我慢です(笑)。

復旧の優先順位を変えたことで、キッカケを掴む

いくら仮説を立てても一向に解決しないので、Premiere Pro CCおよび外付けHDDの復旧は後回しとする事にしました。
内蔵HDD(E/Fドライブ)の復旧を優先させた事で、解決のキッカケが見えてきました。

内蔵HDDのエラーを修正するため、chkdsk /r を行いました。
chkdsk /r
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このchkdsk後、内蔵HDDに置いたMTSファイルが Premiere Pro CCで読み込み可能になりました。

うーん。外付けHDDの方も chkdsk /r を試してしてみるか・・・
chkdsk /r のエラーメッセージ
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※以下の理由でWindows上のGUIでchkdsk /r しました。

  • 3TBのHDDを chkdsk /r するのはどんだけ時間がかかるか不安。
    (7時間くらいで済んだ)
  • いざとなったら、途中でキャンセルしたい。
  • SMART値に異常が無い状態で chkdsk /f で効果が無かったのに、chkdsk /rは無駄じゃないのか?

 

chkdsk /r の結果

エラーが発見された/修正された旨のメッセージは一切出なかったのですが、chkdsk /r するだけで、Premiere Pro CCでほぼ全てのmtsファイルが読み込み可能になりました。
しかし、一部のmtsファイルが、まだ「このファイルにはサポートされていない圧縮形式が含まれています」のエラーが発生します。

さあ。最後の仕上げた

今回の不具合の真の原因は、上記までの手順で解決できた感じです。
ここからは不具合の発生するファイルの共通点探しです。
割と簡単に共通点が見つかりました。

共通点

  • HDDに不具合発生してる間にAdobe Premiere Pro CCで開いたmtsファイル
  • および同じフォルダに入っていたmtsファイル

これらのファイルがchkdsk /r 後もPremiere Pro CCで読み込みエラーを発生します。
Adobe CC購入後、まだ一度も開いていないフォルダに入ったmtsファイルは、全てサクサク開くようになりました。

解決策

  • フォルダのパスを変更する
    (フォルダ名を1文字変えるだけでもOK)
  • ファイル名を変える

どちらか一方を行う事で ようやく Premiere Pro CCで全てのmtsファイルが読み込み可能になりました。

補足
「AdobeCashフォルダの削除」でも直るんじゃね?と思いましたが、直りませんでした。

仮説:Adobe Premiere Pro CCもファイルのインデックス化を行っている

この仮説を元に、ネット上で情報探しをします。
Adobe Premiere Pro ヘルプ | ファイルの転送と読み込み
▲これじゃない。これじゃないインデックスの情報が欲しい。Windowsで云うMFTのような機能がPremiere Proにもあるはずだ・・・!と思うけど・・・

有用な情報が見つからないですorz

まあ、一連の作業の結果から、Premiere Proはドコかに読み込みファイルと拡張子のインデックス情報を蓄えているのは間違いないと思います。