2014.11.17:登録カテゴリーの変更
今更な話題になりますが、古いノートPCを引っ張り出して「Windows To Goを使ったWindows8.1化」を楽しんでみました。
補足
Windows to Goとは、Enterprise(企業向け)版 Windows8/8.1に用意されている「USBブート可能なWindows 8環境」です
(サイト内関連記事:Windows8をUSBブートできる新機能Windows To Goが面白い!Enterprise版のみの提供なんて勿体無い!)
しかしその結果は・・・
古いノートPCでは意外とWindows to Goが使えないのかも・・・という残念な結果になってしまいました。
テストしたノートPCは3台
- 1台目・・・・ (起動しなかった)
2005年春購入:マウスコンピュータ M-BOOK P-M730
CPU PentiumM 733Mhz
メモリ 1GB - 2台目・・・・ (起動した)
2009年購入:フロンティア (型番失念)
CPU Core2Duo T9400 2.53GHz
メモリ 2GB - 3台目・・・・ (起動しなかった)
2011年夏購入:東芝 Dynabook R731
CPU Core i3-2310M 2.10GHz
メモリ4GB
2005年のノートPCはともかく、2011年に購入したノートPCが起動できないのはかなりガックシです。
ざっくりした紹介は以上です。
以下、写真付きでもう少し詳しく紹介。
1台目
2005年春購入
マウスコンピュータ M-BOOK P-M730
CPU PentiumM 733Mhz
メモリ 1GB
今年4月にSSDを換装したノートPCです。
予想していましたが、「Windows 8 アップグレード アシスタント」では「システム要件を満たしていない」とメッセージが出ます。
▲クリックで拡大
「CPUの速度が不足している」とのメッセージのみ。それ以外の情報を知りたかったのに出ないのですね('Α`)
とりあえず、外付けHDD(Windows to Go)を接続して、PC再起動してみます。
▲クリックで拡大
BIOSを起動して、起動用デバイスの優先順位を変更します。
起動しません・・・
▲クリックで拡大
UEFIに未対応とのメッセージです。
さすがにこの時代のマザーはUEFIに対応していないようです。ブート領域を認識できないようです。
2台目
知人の所有物です。
2009年購入:フロンティア (型番失念)
CPU Core2Duo T9400 2.53GHz
メモリ 2GB
外付けHDD(Windows to Go)を接続して、PC再起動。
▲クリックで拡大
BIOSを起動して、起動用デバイスの優先順位を変更。
CPU Core2Duo T9400 2.53GHz /メモリ 2GB 程度あれば、64bit版、32bit版、どちらのWindows8.1も満足な作動をしてくれました。
PhotoShopもインストールしてみましたが、元の環境(XP)の時と比べてもたつく事なども無いような感じす。
3台目
2011年夏購入:東芝 Dynabook R731
CPU Core i3-2310M 2.10GHz
メモリ4GB
元々64bit版 Windows7 がインストールされており、そのままでも問題ないのですが、ついでにテストしてみました。すると・・・。
あれれ?USB HDDから起動できない!?
▲クリックで拡大
BIOS内の起動優先順位のリストを良く見ると、「USB Memory /USB ODD」という表記。「USB Storage」ではない。
USB メモリやUSB外付け光学ドライブからはブート出来るけど、USB外付けHDDからブート出来ない(eSATA HDDならブート可能)という仕様でした。。。
あとがき
3台目にチャレンジした Dynabook R731 がWindows to Go化出来なかった事にはちょっとだけショックだった。
知人のXPノートは8.1化に成功したけれど、自分のノートPCは全て8.1化はおあずけという事態に。
Windows to Goは、(NTFSディスクのバージョンアップに気をつけて利用すれば)「起動しなくなったPCをレスキューする際にも便利かもしれないなあ」と思っていたのだけれど、この結果から考えるにそういう用途には向いていないかもしれませんなあ。
むううう・・・。想定外想定外。