2014.11.17:登録カテゴリーの変更
コメント欄で Windows8/8.1のhiberfil.sysとpagefile.sysについて、Microsoftの資料を教えてもらえたので紹介します。
Windows7以前と比べると、hiberfil.sysだけでなくpagefile.sysでも少しだけ役割に変化がある事に注目です。
- Windows 8 でお届けする高速な起動 - Building Windows 8 - Site Home - MSDN Blogs
- 64 ビット バージョンの Windows 用の適切なページ ファイル サイズを確認する方法
このページ内で紹介している内容は、以下の過去ページにも追記しています。
また、以下ページにも関連する情報です。
本文
以下の情報を、先に挙げたリンク先に追記しています。
- Microsoftの資料1
Windows 8 でお届けする高速な起動 - Building Windows 8 - Site Home - MSDN Blogs
- リンク先の要約
- 高速スタートアップとhiberfil.sysの間には密接な関係がある事
- ドライバーの初期化自体は高速スタートアップでも十分な事
- PCのハード構成を変更した際には完全シャットダウンが必要な事
- また、Windows8が高速起動できるのは、マルチコア システムですべてのコアを並行利用し、休止状態ファイルの読み込みを行う事
- などが解説されています。
- Microsoftの資料2
64 ビット バージョンの Windows 用の適切なページ ファイル サイズを確認する方法
64bit版Windows8系の「pagefile.sysの最適な大きさ」はどれくらいかを解説したページです。機械翻訳に加え、原文も非常に難解です。
- リンク先の要点抜粋
- Windows 8 / Windows Server 2012 以降には「自動メモリ ダンプ」機能が実装されている。
- Windows8以降は、pagefile.sysの最小サイズはクラッシュダンプの設定に依存する。
- Windows8.1の、初期ページ ファイルやクラッシュ時の専用のダンプ ファイルの最小サイズは 1024MB。(つまり、pagefile.sysにはこれプラスアルファが必要と考えられる)
- 通常利用する場合は、2048MB程度に設定しておけば問題ない感じ?(推奨は実メモリと同じ量と思われます)
- ページファイルは最大で
・実メモリの3倍
・4096MB
このどちらか大きい方まで利用される可能性がある。
と言う事で、Windows8以降は、pagefile.sysを1024MB以下(もしくは無効)に固定している場合は、起動時に何らかの不具合が生じるかもしれないですねえ。
あとがき
hiberfil.sys を無効にしていると高速スタートアップも無効になる、というのは紹介した「Microsoftの資料1」でも明らかなのですが、「pagefile.sysを無効にした場合も高速スタートアップも無効になるのではないか?」という疑問には、紹介したリンク「Microsoftの資料2」のような、pagefile.sysの仕様変更に伴う何かが関係しているのかも知れません。
(と、今回も勝手な予想をしたまま更新をおわります)