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2015.09.19: USB3.0チップセット・コントローラーの項目などを修正

2014.11.17: 登録カテゴリーの変更
2014.06.23: このページはWindows8以降を対象にしたページです。そして、まだまだ検証不足な情報です。Windows7以前のOSをインストールする際は、このページの手順を参考にしないようにしましょう
2014.04.17: 初出


相互リンク頂いているブログ 自作PCの道楽 さんが、従来(Windows7)までの「一般的なWindows のインストール手順」の常識を覆すような手順を提案されていたので、このブログでも紹介します。

該当記事
Windows8.1PC自作機の設定・OSインストールの新常識(みたいなもの…)
自作PCの道楽さんは3台のWindows8マシンを所有しており、先月あたりから何度もOS再インストールの実験をくりかえされ、その結果をまとめたものが上記のリンクになるかと思われます。

このページの注意点

このページの情報は、全てのPCで有効な情報ではありません。
以下の情報は、Windows7時代の「ちょっと古めのPC」にて、「USB3.0」「省電力管理」「高速スタートアップ」この3点が原因で発生する不具合をできるだけ抑えるためのインストール手順となっています。

Windows7時代
 ・USB3.0がまだ一般的ではない。
 ・OSにUSB3.0ドライバが用意されていない
 ・省電力管理が旧世代(チップセットドライバもそれに準じる)
Windows8以降
 ・高速スタートアップが付いた
 ・USB3.0ドライバはOS標準で用意されている
 ・省電力管理が新しい世代になった。
この「OSの世代間ギャップ」をできるだけ埋めるための手順です。

リンク先の、OSインストール手順の要約

  1. BIOSの設定は初期のままにせず、不要な機能は無効にしておく
    (リンク先で無効推奨・有効推奨の項目をチェックして下さい)
    (またWindows7の場合は、BIOSの設定は初期のままの方が良いです)
  2. 添付CDやネットで入手したドライバを最初にインストールしない
    (Windows 8/8.1共通)
  3. Windows Updateの設定、高速スタートアップ、ドライバの自動更新の設定などを変更する
  4. Windows Updateを実行。Windows Updateでドライバを適用する
    (Windows 8/8.1共通)
  5. 不足分のみ、添付CDやネットで入手したドライバを利用する
    (ネットで最新版が入手できる場合は、それを優先する)
  6. オフィス製品より、プリンタ&ドライバのインストールを優先する
  7. Windows Updateの設定、ドライバの自動更新の設定をお好みの状態に戻す
  8. 当ブログ管理人の個人的な補足
    • 自作PC向けの情報です。メーカー製PCの場合、まずメーカーが用意した専用ドライバを利用しましょう。
    • リンク先の「ドライバフォルダは上書きされず、同様のものが二重になる」という挙動は、主に「USBルートハブのドライバ」もしくは「Windows7以前のドライバ」で発生します。
    • USBコントローラー、USBドライバ、Wi-Fi、LANアダプターなどがこれに相当すると思われる。
    • USBコントローラー、USBドライバ、Wi-Fi、LANアダプターに加え、マザーのチップセット、オーディオ・ビデオカードのドライバで、Windows7時代のドライバとWindows8以降のドライバが混在すると高確率で不具合の元になるので注意。
    • AMDやNVIDIAのビデオカードの場合は、各メーカーのサポートページからドライバをダウンロードした方が良い結果になる。
    • 特にUSB3.0チップセット・コントローラーは、Windows7以前とWindows8以降は別物になるので注意。

とりあえず、赤字にした項目が「過去に推奨されていた手順」と大きく異なります。特にドライバに関しては、「添付CDや各メーカーのダウンロードサイトから入手するのではなく、Windows Updateで入手しよう」という考え方をしており、今までのそれと大きく異なっています。

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また、このような手順を踏む理由についてはリンク先ページの文末に記載があり、

今回のような手順になるおもな理由

Windows7/8/8.1上で特にサードパーティー製のドライバインストール時にWindowsが持っているドライバフォルダは上書きされず、同様のものが二重になるため不都合が発生することがあります。また、OSアップグレード時にも同様の現象が発生します。

Windows8.1の省電力に対応していないパーツがあると不都合が発生します。

特にWindows8/8.1では、適正なドライバが当たっていなくても汎用ドライバで動作してしまいます。(OSとしてはそれだけ優秀といえば優秀なのですが…)

kp41病の予防措置も手順に入っています。

という事の様です。

確かに、私の経験でもUSBドライバに関しては Windows Updateで新しいドライバが正常に上書きされず、ハードが正常に作動しなくなる・・・という現象は、確かに非常に多いです。Windows7時代のドライバを流用した場合も、デバイスによっては発生します。

注意事項

このページの情報は、Windows8 以降で有効なものです。
OSが Windows7 の場合は参考にしないようにしましょう。

Windows7マシンをセットアップする際は、従来通りまずは自力で最新ドライバをかき集め、手作業で導入していくようにしましょう。
Windows Updateから入手できる最新ドライバを導入した後にハード付属の(バージョンの古い)ドライバやチップセットユーティリティ、IRSTなどを導入する、、、という手順を踏むと、深刻なPCトラブルが発生しやすいようです。

サイト内参考リンク

このサイト内でも、「ドライバが正常に上書きされず、ハードが正常に作動しなくなる」という現象については、何度か紹介しています。

該当するサイト内過去記事リスト
 ・Windows 7 SP1でWindowsがUSB機器を認識しなくなった場合の対処法
 ・2013年10月のWindows Updateで「USBが不調」になった原因と対処法
 ・IE10がフリーズしたり「ディスプレイドライバが応答を停止しましたが、正常に回復しました」エラーが頻発する場合の対処方法
 ・IE10/IE9 で印刷できない時の対処方法

このような現象が発生するのは、サードパーティ製のドライバがWindows Updateで更新されず(または別フォルダにドライバがインストールされ)、不整合が発生してしまったり、ドライバが二重にインストールされた状態になる事が原因です。

うーん。言われてみればその通り。USBドライバに関しては、Windows Updateで用意されたドライバのみを利用していれば、このような不具合が発生する確率はそれなりに低くなるかもしれません。

でもこの発想はなかったなあ。。。

参考 (過去の一般的なWindowsのインストール手順)

過去の一般的なWindowsのインストール手順や、
私の採っているインストール手順など
 ・Windows7のインストール手順メモ(2013年版)
 ・Windows7のクリーンインストール手順まとめ(我流・覚書)
 ・95~XP 時代のインストール手順
 ・OSのインストール手順: http://www.daw-pc.info/windows/inst.htm
(リンク切れ。悪質業者にドメイン乗っ取られているので注意)

Windows8以降では、一部のドライバに関しては注意が必要ですね。