手元のPCのマウスがチャタリングを大発生するようになり、それを解決した顛末を紹介したページです。

まえがき

私の愛用マウス
Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500
▲クリックで拡大
私が愛用しているのは、Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500というマウスです。2013年1月頃に初めて購入し、とても気に入ったため、その後も定期的に交換サービスを利用したり、同じ型番で買い替えたりと、ずっとコレを利用しています。

※余談: お気に入りの理由

このページでは、このお気に入りマウスのチャタリングを解消した顛末を紹介して行きます。

チャタリングとは

まずはじめに、
マウスに限ったお話でチャタリングをざっくり解説すると、

だいたいこんな感じです。※キチンとした話を知りたい場合は、Wikipedia-チャタリング などを読んで見てください。

このチャタリングは、おもに 機械的な故障、接点の劣化・電気的な不具合、マウス内部の清掃不足、などが原因で発生する、とされています。

ことのはじまり

この私の愛用マウスが、去年の冬、今年の冬と、2シーズン続けて寒くなる頃に限ってチャタリングを発症するようになりました。

「なぜ冬だけチャタリングが・・・・?」

と少し疑問に思ったものの、すぐに「静電気が原因だろう」と思いつきました。
ここでネット検索をかけてみると、確かにそれらしい情報がワンサカ出てきます。なるほど、初めて知りましたが「マウスの電池を抜いて、10~20回 クリックボタンをカチャカチャする」とチャタリングは解消するそうです。

しかし手元のマウスは、この静電気対策ではチャタリングが一向に解消しないのです。

スポンサー リンク

この段階で試したこと


私のマウスの場合は冬しかチャタリングを発生しないので、とりあえず「静電気が犯人説」のまま、解決方法を探っていきました。

さらに静電気を緩和する策をとってみる

  • 手を濡らしてマウス操作する
    • マウスの電池ぬいてカチカチした後であれば、チャタリングの無い状態が少しだけ伸びる。効果はあるが、すぐ手が乾く。あと、濡れてる間は手が冷たくなる。
  • 布製マウスパッドをビニール製のものに変えてみる
    • 布製マウスパッドよりましだったが、これも一時的。
      あと、私は布製パッドが好きだ。ビニール製は滑りが良すぎて使いにくい。
  • 金属製の板をマウスパッドとして使って見る
    • ビニール製マウスパットと同じかそれ以下。効果はなかった。アースを取ってみても同じ。また冬場に金属製のパッドはつらい。滑り云々の前に冷たい。
  • 来ている服を変えてみる
    • セーターやダウンジャケット、ひざ掛け毛布をやめてみる
      効果はあるような無いような・・・・微妙。静電気が起きにくい服は基本的に寒い。つらい。
  • 暖房をガンガンにかけてみる
    • 加湿をしっかりしていれば、そこそこ効果あり。
      ただしチャタリングが収まる状態まで暖房・加湿すると、窓ガラスが水滴だらけとなり、窓際に水たまりができてしまった。

効果なし。
または効果があっても現実的じゃないということで、全部却下。他のアプローチを取ることにします。

次のアプローチ: 新しくマウスを買う

以前使っていたマウスはもう3年ほど使い込んでいた事もあり、これを機会に新しく買い換えてみることにしました。

使い慣れている事もあり、今回もMicrosoftマウス3500を購入しました。
新しく買ったMicrosoftマウス3500
▲クリックで拡大
しかし、全く効果なし。開封直後から新品マウスでもチャタリング大発生です。

うーん。冬場にチャタリングが多くなるのは、このマウス自体の持病なんだろうか?
他に寒くなると性能が落ちるのは何だろう・・・・?

私の場合、これで解決した

チャタリングの原因は、電池の性能劣化

まあ、タイトルでバレてはいるんですが、私のPCの場合、マウスチャタリングの原因は「電池の性能劣化」でした。電池を変えたら、チャタリングはスパっと収まりました。

私のマウスの場合、

 寒くなった → X静電気が原因でチャタリングが起きた
 寒くなった → O電池の性能低下でチャタリングが起きた

という図式だったようです。

基本的に、寒くなると電池の性能も低下します。
そして、私が使っていたニッケル水素充電池は、実はかなりの問題児だった (既に極限まで劣化していいた) のです。

我が家のニッケル水素電池の状態

実は、この電池をまだ使っているのです↓(^_^;
過去記事: 【自己責任で】寿命が来たニッケル水素充電池に活入れ

私がマウス用として愛用している充電池
オリンパス CAMEDIA 2000用、Ni-MH 1450/1700
▲クリックで拡大
オリンパス CAMEDIA 2000用、maxell Ni-MH 1450/1700 (1999年)

  • 購入から20年近く経っている
  • 一度不活性化して、活入れで無理やり復活させている
  • 充電回数も恐らく200~300回を超えている
  • ※全部で8本購入。現在の生き残りは3本。1450 は全て充電できなくなり昨年破棄
  • 既に電池のパワーはかなり衰えている。
    しかしマウス用電池としては十分に作動してくれていた。

最近は、1回充電しても電池切れまで1週間持たないくらいに劣化していました。
電池の寿命の限界を、遥かに超えたシロモノを使っておりました(^_^;

これを新品電池に交換したら、マウスのチャタリングはアッサリ直りました。

ここで改めて「マウス チャタリング」でネット検索してみますが、電池の劣化でチャタリングが発生する例は無いですね・・・・。我が家の電池は例外中の例外まで劣化していたのかもしれません(^_^;

このページのメインとなる情報は以上です。
以下、おまけです。

おまけ: 電池の劣化が原因と気が付いたキッカケ

実は3年ほど前、友人が「マウスが壊れた」と相談してきたとき、当時私が使っていたマウスを1つ差し上げた事がありました。

その友人に渡したマウスもMicrosoft3500で、私が利用していた時すでに (僅かながら) チャタリングの傾向が出ているものでした。しかし、つい先日その友人宅に行った際、そのマウスは全く正常に作動しておりました。

その友人は特に静電気対策をしているワケでもなく、静電気で衣類がバチバチになるような状況でもマウスは正常に作動しております。ここでようやく、「おお、今回のチャタリングの原因は静電気ではない」と考えを改めることができ、今回の「電池を新品に変えてみる」という方向に頭を切り替えることが出来た次第です。

という事で、
今まで20年に渡って使ってきたこのニッケル水素乾電池とも、いよいよお別れの日が来たようです。
分解中
今回撮った写真を記念に残し処分してしまおうと思っているのですが、なんかすごく愛着が湧いてしまい捨てるのが惜くなり、困っている所です。