2016.02.06: このマウスのその後を別ページで公開しました。
2014.05.01: コメント欄で頂いた情報を追記しました。
2014.04.29: 初出
昨年1月に購入した 無線マウス「Wireless Mobile Mouse 3500」が壊れたっぽいです。マウスホイールをグリグリ動かすと・・・
・逆方向にスクロールしたり、
・空回りしたり、
・一気に3~4ノッチ分回ったり・・・
てな感じで、とにかくホイールの挙動が不安定です。
そして割と有名な話ですが、マイクロソフトのマウスは3年保証です。
保証期間内で、かつ保証書とレシートを保存している場合は、新品との交換を行ってくれます。
という事で、
・素直に交換保証サービスを利用するか
・保証対象外になる覚悟で、自分で分解して修理を試みてみるか
どっちの対応を取るか・・・・迷いますねえ(^_^;
事前に試すこと
・USBポートを変えても同じ症状が出るか?
・別PCでも同じ症状が出るか?
・電池を換えても (以下略
・ドライバ入れなおし、PC再起動しても (以下略
この4点をチェックしてダメなら、交換保証か分解清掃か?の2択に迫られます。
参考リンク
軽くネット検索をかけてみた結果は以下
分解する場合
・電気の迷宮 Microsoft マウスの修理
・Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500 Part2
・週刊ぬるぬる通信: 初めての無線マウスたいけん+SAI文字入れソフト2 ver1.84アプでゲソと
交換サービスを利用する場合
・マイクロソフトのマウスを修理したら、とんでもない神対応だった
リンク先のまとめ
・3500を分解するには、トルクストライバー(T6)が必要
・分解時、底部のシールを剥がす必要あり(保証対象外になる)
・ホコリ掃除だけでは復帰しない可能性大(部品の磨耗が原因)
・交換品到着には1週間ほどかかる。
・交換時に、故障品を返品しなくても良い場合がある
(注意: 交換品が届いたら必ず破棄する事)
と言う訳で、私の取った行動
私は以下の行動を取ることに- Microsoftサポートに連絡を取り、修理または交換の依頼を行う。
(要レシート&保証書) - 故障品は「返品になるのか?そのまま破棄になるのか?」の確認
- 返事が「破棄して下さい」の場合
・速攻でトルクスネジを購入し、マウスを分解してみる
・分解修理の成功の可否を問わず、代替品が届いたら破棄する - 返事が「返品してください」の場合
・分解は行わず、マイクロソフト宛に発送する。
ズルイですね、私(^_^;
Microsoftサポートさんにてマウスの状態や症状をお伝えした所、無事交換対応して頂けることになりました。一応「故障したマウスの返品先住所を教えていただけますか?」と確認してみましたが、「故障したマウスは破棄して下さい。」のお返事でした。
・・・・よし。
これで交換品が届くまでに分解して、ぶっ壊れても構わん勢いで色々と触ってみるぞ・・・!
以下分解レポート
トルクスドライバーを買ってきました。
▲クリックで拡大
上記の品が Amazonで1000~1500円くらいで購入可能。
マウス底面のシールを剥がすと、ネジ穴が現れます。
▲クリックで拡大
矢印の部分、3箇所でトルクスドライバー(T6)が必要です。
2~3回ネジって緩めた後は、1.4mm程度のマイナスドライバーを使った方が簡単に回せます。
「電池スペース」に指を掛け、「マウスのお尻部分」をグイっとひっぱると、簡単に外せます。
▲クリックで拡大
側面のマット部分は底部(基盤側)と一体化しています。外せるのはクリックボタンや手のひらに当たる部分のみです。
ここが接触不良を起こしているらしい。
▲クリックで拡大
最初は矢印部分が「空回りしている」のかな?と思っていたけれど、指で触ってみた感じでは空回りはしていない。
原因は、ホイールの軸周辺たまった埃による接触不良っぽい。
しかし、入念に清掃してみるものの、ホイールの空回りやトビは一向に改善しない。
以下の金属パーツの内部で接触不良が起きている感じです。
▲クリックで拡大
このパーツを分解するのは流石に無理があるな・・・と言う事で、以下の3点を試してみました。
・KURE556を吹き付けてみる
(滑り改善するかな?と期待)
・無水アルコールをドバドバ垂らしてみる
(KURE556を落とす&ホコリが落ちるのを期待)
・接点復活剤を吹き付けてみる
(接触不良の改善を期待)
無水アルコールをドバドバ垂らして乾燥させた時点で、マウスホイールの空回り現象は一時的に解消しました。しかし・・・わずか1日で再び空回りや3~4ノッチ分一気に飛んでしまう現象が再発してしまいました。
うーん。
「金属パーツの内部にホコリが溜まっていて、接触不良が起きている」
で正解な感じですが、これを完全に除去するのは難しい感じです。
その後
※同じ画像で失礼
▲クリックで拡大
この矢印部分に、もうありえないぐらいダバダバにアルコールをぶっかけ洗浄して、爪楊枝を使って「壊れるんじゃないか」って位にホイルの部分をガリガリとこすって、更に金属パーツ部分がベタベタになるくらいに接点復活剤を塗りこみ、2~3時間ほど乾燥させると・・・再びホイール滑りが解消。
今度は(今の所)6~7日経った後でも再発しません。
おとなしくMicrosoftサポートに頼るのがイチバンな感じですが、壊れても良い覚悟でガリガリとゴミ掃除しても復活する見込みもありそうです。
追記: コメント欄で補足を頂きました
私の採った清掃方法に対して、以下のコメントを頂きました。
清掃時に潤滑剤を利用する際には、以下の様な注意を払う必要があるとの事です。
潤滑剤や、時には清掃にオイルスプレーを使用される方が居られるのですが、オイルスプレー使用直後すぐは調子が良くても、オイルはプラスチックやゴムを溶かしてしまい、結局使い物にならなくなってしまうことも多いので、私は清掃にはエレクトロニッククリーナーをオススメしておきます。潤滑剤ならゴムやプラスチックを侵さないシリコンスプレーなどのシリコン系潤滑剤が適しています。
ベアリングにもグリスが入っていたりするのですが、オイルスプレーはそれらを溶かして流し出してしまいますので、安易にベアリング内にオイルスプレーを吹き付けるのは危険です。ベアリングは不具合が出れば基本的に丸ごと交換します。これをうまくメンテナンスするのは容易ではありません。用途によっては強い荷重が掛かるものや、高回転する物もありますので、これらのベアリングに対して安易にオイルスプレーを吹くことは大きな事故や災害を起こしてしまう可能性が高まることも覚えておいて損はないと思います。
壊れてもともと、捨てるつもりのマウスですので何も問題はないのですが、何でもかんでもオイルスプレーを吹いてしまう方を時々お見掛けしますので、少しでもご理解が広まって無駄な事故やケガが減ってくれればと思い書かせて頂きました。
「どうせすぐに破棄するモノだから・・・」という思いもあったのですが、私の採った方法は、ブログで公開する手法としては、ちょっと安直だったようです(^_^;
追記終わり
約10日後、交換用マウスが届きました
発送自体が少し遅れたり、私が不在だったりで、予定より3~4日遅れましたが、
無事交換用マウスが届きました。
▲パッケージには「転売禁止」と大きく明記されています。
なるほど、悪用防止です。
とりあえず、旧マウスは「アルコールどば漬け&爪楊枝強ガリガリ清掃」でこの10日間を持ち堪えてくれました。使っている感触では「あと2~3週間は持ちそうじゃね?」って感じもしますが、Microsoftとの約束どおり、分解実験したマウスは破棄しようと思います。
「今回の清掃で、どこまで持つか・・・」というのも気になりますがそれは新しいマウスが空回りするようになった時に確かめる事にします(´∀`)ノ
2016.02.05追記: (交換後のマウスの顛末)
分解清掃を繰り返したマウス、そろそろ限界が来る
交換後のマウスも、1年2~3ヶ月の利用でスクロールホイールの空回りが発生するようになりました。ここでも分解清掃で延命させましたが、3~4回の分解清掃で寿命が来る感じです。
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現時点で実売価格1300~2000円。この価格で3年保証が付いているってのはありがたい事です。