古い電池を 復活させてみるテスト

不活性化した古いニッケル水素充電池を無理矢理復活させてみよう、という趣旨のページです。2ch情報を頼りに実験してみました。

活入れ対象電池

私の家には、購入後14年経ったニッケル水素充電池があります。
1999年に購入したデジカメCAMEDIA C2000Zに付属していた電池です(1.2V 1450mAh)
購入後14年経ったニッケル水素充電池
▲現物写真(クリックで拡大)
デジカメ本体は2003年頃に故障し、その時点でお役御免となったのですが、充電池の方はその後も色々な用途で活躍してくれました。

まえおき と 古い充電池の状況

ニッケル水素充電池は、1.0V前後まで電圧が落ちたタイミングでこまめに充電しながら使うと長持ちします。しかしデジカメ故障後は、この充電池の利用方法に困ってしまい、時計や懐中電灯に入れ残量0.5~0.3V辺りまで酷使したり、1年位使わずに放置したり・・・と、この8年くらいの間はニッケル水素充電池向きではない用途で使っていました。

当然ながら、これらの電池は徐々に性能が劣化して行き、ニッケル水素充電池向きの用途(1.2V~1.0の範囲で安定して高電流を流す用途)には全く使えないモノになってしまいました。

そして先日、久々(1年ぶり)にこの電池を使おうとすると・・・
電圧ほぼゼロ
▲電圧62mv・・・ほぼゼロです。
とうとう、こんな所まで劣化していました。
充電器BU-100(14年前に同時購入したモノ)で充電しても、通電不良のサイン(赤LED点滅)を出し、充電してくれません。

とうとう寿命です。
恐らくですが「ニッケル水素充電池の不活性化」と云うヤツです。

ニッケル水素充電池の活入れ

最初に注意事項
以下で紹介する行為は、最悪の場合は発火や破裂の恐れがあります。マネする人は自己責任です。十分に気をつけて作業を行ってください。周りに可燃性のモノを置かず、厚手の服を着たり、防護メガネを付けたり、万全な準備&充電池の状態を怪我をしない距離から監視しながら行ってください。

何を試したか(他サイト資料)

 【ニッスイ】ニッケル・水素充電池Ni-MHその4
 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/battery/1356579006/
のテンプレ(レス番1~5あたり)を参考に、以下を行いました。

  1. 長期放置や過放電で電圧が落ちてしまった充電池の覚醒方法。
    ━━←10円硬貨
     凸凸←正常電池と並列に置く
    ━━←10円硬貨
     自動車バッテリーの回復法と基本的に同じ。電池が過熱する前に止めること。
  2. 充電池の調子が悪くなったと感じた時
    端子が酸化皮膜で被われている場合があるので
    「電池の+極と-極および使用機器側の電池ソケットの端子」 を磨いてみることを忘れずに。
    (ごく普通のコピー用紙の上で電極部をゴシゴシ磨いてやる等) 
  3. その他
    ~NiMH・NiCd充電池の調子が悪いと感じたら~
    1)1週間程度で容量が抜けるなら電池の故障
    2)中間域での電圧落ち込みならメモリー効果
    3)電圧、容量共に低下なら不活性化
    4)回復不能な内部抵抗の増加なら劣化
    5)容量が半分近く低下していれば寿命

    2)、3)は数回の充放電で解消するが、4)、5)は不可逆的な性能低下  

何を試したか(私が試した事を具体的に)

充電する際は、電池1本ずつ、別個に充電します。
(回路が共通化されている充電器がほとんどなので、電池の劣化状態が異なるモノを一気に均等に充電するのは難しいため)

  1. 10円硬貨で挟んでショートさせる
      ・10秒ほどで十分だった。
      ・ショートさせる相手にはアルカリ電池(1.5V)を選んだ。
      ・電池の電圧が0.3Vほどになり、充電可能な状態になった。
    (伝導率の問題から「10円硬貨」と表記されているが、他の金属や硬貨で試しても構わない)
  2. 充電器で充電する
      ・2~3分で充電が終わってしまった。
       もちろん全く利用できない状態。
  3. 再び10円硬貨で挟んでショートさせてから、充電を開始する
      ・またしても2~3分で充電が終わってしまった。
      ・ここで諦めずに、何度も充電してみよう。
  4. 2~3分の充電を繰り返してみる
      ・5回ほど繰り返すと、正常な充電(BU-100の場合110分)が行われ始めた。
      ・充電終了後の電圧は1.23V。まだちょっと低い。
  5. 念のため追加充電する
      ・活入れの目的も含め、更に60分ほど充電してみる。

1.55V
▲充電終了直後にテスターで測ったら1.55Vまで昇圧しちゃっていました。

やりすぎました('Α`)
ちなみにこのまま放置しておくと、電圧は1分ほどで1.45Vまで、1時間くらいで1.35Vまで下がっちゃう。1.4V前後を目安に活入れすれば良さげな感じ。

劣化状態は4本それぞれで違う。上記は一番劣化が酷かったモノに対して行った例。ちなみに一番元気だった個体は、上記の対処を行わなくても普通に充電できた(これらも追加で30分充電を行った)。

活入れ後の性能確認

一般利用に十分な所まで電池が回復したかどうかを計測する為、コンビニで売っているスマホ用充電器を用意。
コンビニで売っているスマホ用充電器
▲近所のコンビニでは、iPhone4対応の充電器はこの単三・3本タイプだけだった。

充電可能
▲おお、充電可能です。(付箋を貼った位置が充電開始前のバッテリー残量)
14年前の充電池が、本来の用途に使用できる所まで甦りました。
公称「アルカリ電池でiPhone 60%まで充電可能」な充電器で、50%の充電に成功です。やったぜ。

色々テストしてみた結果、4本中2本は、本来容量の80~70%を充電できる感じで、まだまだ現役で使えそう。残り2本も本来の40~50%程度の容量を持っており、ワイヤレスマウスなどの用途ならば問題なく使えます。

この14年モノの充電池、最後まで使い倒してやるぜ!

次回予告

この復活させたニッケル水素充電池の性能チェックを行っている際に、図らずもiPhoneバッテリーも元気を取り戻してくれたので、次回更新ではその辺の所を紹介する予定です。