2020.05.19: 償却資産申告用資料について追記メモ
2018.06.21: 初出
弥生会計で確定申告を行うために「申告決算書」を印刷したら、「減価償却の計算書」が以下のように印刷された。
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減価償却の計算書には「別紙明細」という文字だけが印刷された。さらに「別紙明細」はどこにも印刷されない、という状況に陥ってしまった。
申告決算書のメニューをアチコチ見まわしてみるのだけれど、この「別紙明細」を印刷するメニューはドコにも見当たらない。
調べてみると、12件以上の減価償却資産がある場合は、別の手順で「減価償却計算表」を印刷する必要があるらしい。
という事で、このページには12件以上の減価償却資産がある場合の「減価償却計算表」を印刷する手順のメモを残しておく。
減価償却計算表の印刷方法
公式サイトヘルプページ
青色申告決算書の「減価償却費の計算」に「別紙明細」と印刷される| 弥生会計 サポート情報
メニュー「拡張機能」>「固定資産管理」>「固定資産一覧」を開き「印刷」を選べばOK、との事。
※ちなみにこの手順は、サイト内の別ページでも紹介している。
ただし上記の手順では、土地や美術品、無形固定資産など、減価償却以外の資産も印刷されてしまう。
なので、以下のように「少しだけ」工夫して印刷するのが良い。
減価償却資産のみを印刷する場合
「検索」ボタンを使い、「建物」「付属設備」「工具備品」「車両運搬具」など、減価償却の対象になる勘定科目だけにチェックを入れてやる。
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この状態で「印刷」ボタンを押すと、検索結果で表示された資産のみが表示された状態で減価償却計算表を印刷できるようになる。
出力された「固定資産台帳 兼 減価償却計算表」
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ここまでの手順で意図通りの資産台帳 (減価償却の対象になる資産のみの台帳 ≒ 減価償却計算表) の印刷が可能になった。
ここでTips
上図のように、「固定資産台帳 兼 減価償却計算表」は建物、付属設備、車両運搬具など勘定科目が変わる度に小計が入る (ただし勘定科目別に自動でソートされるワケではない)。つまり、印刷前にあらかじめ台帳を勘定科目別にソートしておかなければ印刷の仕上がりがガッタガタになるので注意しておこう。
固定資産台帳のソートについて
弥生会計の固定資産台帳は、ソートにかなりクセがあるので注意しよう。
このサイト内では、以下のページでソートの勘所をまとめている。
確定申告で提出する「固定資産台帳 兼 減価償却計算表」は、上記のような手順でソートして出力するとスッキリと見やすい表になる。
とりあえず本文はここまで。以下は追記情報。
補足メモ:「償却資産申告用資料」ってのがあるけど、これは何?
2020年5月追記。
弥生会計のメニューには、「償却資産申告用資料」というモノがある。
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最初はコレを印刷すれば「減価償却の計算書」が印刷されるんじゃないか?と思ったが、ナニやら全く異なる書式の書類が印刷された。
どうやら、「固定資産税」などとは別に、「償却資産税」というものもあるらしい。
これは、市町村などから事業者に対して「償却資産申告書」というものが送られてきた場合に必要な書類になるのかな?
「事業用の減価償却資産が対象の税金」と解釈しておけば良いカンジ。
来年以降また同じコトで頭を悩まさないよう、とりあえずメモしておくことにした。
このページの情報は以上。