追記注意 2013.3.16
以下で紹介しているWindows高速化関連の小技は、ストレージにHDDを利用した際に効果を発揮するものばかりです。
CドライブにSSDを利用している場合は、殆ど効果はありません。
SSDを利用する場合は、ブラウザのキャッシュをこまめに削除する、またはキャッシュを50~100MB程度に小さく設定しておけば十分で、レジストリの掃除などはしなくても大丈夫かと思います。
追記注意 2014.9.04
Windows Vista以降、レジストリのクリーニングや再構築でパフォーマンスアップする事例は非常に少なくなっています。
大抵の場合、システムを遅くする余計なツールがパフォーマンスに影響を与えています。不要なソフトウェアを削除するようにしてみましょう。
初出時のまえがき
Windows7を購入して5ヶ月、メインPCの定期メンテナンスを行いました。
気が付くとOSの起動時間は倍以上に伸び、デスクトップ操作も「もっさり」していました。色々なメンテナンスを行うことで、PC購入時の快適さを取り戻す事に成功しました。
定期メンテナンスはどの位の頻度で必要か?
我が家のWindows7、最初の1ヶ月こそ色々とシステムを弄って遊びましたが、昨年12月に入った頃から(試しに)殆どメンテせずに使っていました。
(フツーに使うとどれくらい重くなるのかを確かめたい気持ちがあった)
そして数日前から、体感で分かる位にWindowsが鈍重になって来たので、サクッとメンテ。見違えるように軽くなりました。
過去の自分の記録を見てみると、RC 時代も利用しはじめて3ヵ月後にメンテを行っている(←リンク先はMyDefragの紹介記事)ので、やはり最低でも3~4ヶ月に一度は定期的なメンテが必要。ほっとくとWindowsはどんどん重くなって行っちゃいますねえ。
日々のメンテナンス内容
とりあえずここ数ヶ月も、最低限のメンテはやっていました。
- CCleanerの「クリーナー」でネットキャッシュのみ定期的にクリア
- マイドキュメントは別ドライブにて管理
- 大きなファイル(数百MB以上)は、作成後データ用の別パーティションに移動
(作成時に断片化している事が多い&マイドキュメント用ドライブを圧迫しないため)
気を付けていたのは上記3点くらい。
あとは基本ほったらかしで4ヶ月運用。
今回のメンテ内容
もっといろいろ行っているけれど、まずは有効的なモノのみ紹介
- CCleaner
「レジストリ」の「問題点をスキャン」実行。
Windowsのメンテツールの定番。「逆に調子が悪くなる」事が無いので万人にお勧め。
- Glary Utilities
かなりガシガシと不必要(と思われるファイル)を削除する。ゆえに動かなくなるアプリがたまにある。レジストリのバックアップは絶対必要。その代わり効果は抜群。
注意:最新バージョンを使ってみたけど、まだレジストリのデフラグは(不具合は出ないものの)十分に働いていないっぽい。 - デフラグ(フリーのMydefrag使用)
Vista以降、Windows標準のデフラグも随分優秀になり、賢くデフラグしてくれる。
XPの頃のように頻繁にデフラグを行う必要は無さそう。
でも2~3ヶ月に1回は高機能を謳ったサードパーティのデフラグツールを使うのはやっぱり必要。起動時間が短縮したり、チョットした動きがキビキビする。 - (補足)
Glary Utilitiesのレジストリ最適化を実行及びMyDefrag実行した後、2度目のOS再起動かWindows7標準のデフラグが実行されたタイミングで、レジストリのフラグメントが解消した。何かしらのタイミングでレジストリのデフラグはOS側で行われている模様? - NTREGOPT
Windows7でもUAC OFFで作動するが、一部環境ではエラーが出るとの事。
- 注意:原因はBCDの一部が隠しドライブにインストールされている為。
(↑ウチの環境でもこのエラー出てます)
以前のWindowsのようなスタイルでOSをインストールした人は普通に使える模様。NTREGOPTのWin7へのインストール及び実行は自己責任で。
体感上の効果はGlary Utilitiesと変わらない。 - 注意:原因はBCDの一部が隠しドライブにインストールされている為。
- Microsoft:Windows Vista および Windows 7 用の PC セーフティ(今回は実施せず)
Live OneCareサービスの一部なので、少し古い?
MicroSoftが提供するオンラインのシステムメンテナンスサービス。
ウィルススキャンやレジストリの最適化等々、システムメンテナンスが可能。何故かウチのPCではエラー出まくり(エラー番号0x0C600C03)で全く機能せず。フォーラムリンクにすら飛べない。エラーも特定できず。今回は見送り。
とりあえず上記の「1.」~「3.」だけで効果は抜群。
「5.」~「6.」はやってみたい人だけやってみよう。
その他高速化・メンテ
- HDD(Cドライブ)の空き容量は半分程度確保
→Windows7では8割位データで埋まっても結構快適。 - エアロOFFとか、クラシック表示とか
→ビデオカードの性能に依存。当方で全く効果なし。 - デスクトップのアイコン・ショートカットを減らす
→メモリを十分積んでいる(当方9GB)からなのか、体感で感じない。 - 不必要なドライバ・アプリのアンインストール
→これもPCスペックが十分足りている場合は必要なさそう。 - 不必要なスタートアップの削除
→一応効果はあるが、XP時代のような抜群の効果は体感できず。 - レジストリを色々弄る技
→今回未確認。 - 電源の管理・スーパーフェッチ等、Vista以降でのパフォーマンス調整
→(サイト内参考リンク)当方の環境では不具合出る事無く、テキトーに設定してもパフォーマンスに影響はなし。
スーパーフェッチはメモリに十分余裕があればONにした方が断然速い。
Windows XP時代までに語られた多くのTipsは、(メモリを十分に積んで、CPU、GPU共に十分なスペックを満たしていれば)殆ど効果が無さそう。
(当環境→MB:ASUS P6TD / CPU:Core i7 920 / GPU:NVIDIA 9600GT)
色々試していますが、体感出来るレベルでの高速化は今の所なし、です。
同じスペックのマシンにXPを入れていた時は、かなり速くなったんですけどね(^_^;
どの辺が遅くなっていたか?改善されたか
OS起動時間:46秒→17秒
(上記はBIOS通過時間を除外)
主にGlary Utilitiesのレジストリとデフラグにて改善。
インストール直後よりも5~6秒速くなっている辺りは、Glary Utilities恐るべしって感。
ファイル移動:15GBが4分半→3 分弱
デフラグによるHDD最適化が一番効果が高い気もするけれど、メモリ内のゴミが減っているのも効果が大きい気がした。64bit OSはメモリ一杯積んでいると標準のエクスプローラーでもファイル移動が高速なのは本当に嬉しい。最近FileFireCopy使っていない。
ちょっとしたデスクトップ操作:モッサリ→サクサク
やっぱ定期的にレジストリの最適化を行わないと、気が付かないレベルで徐々に遅くなっていた。
メンテ終了後にサクサク動く姿に今さらながら感動。
エクスプローラ操作、アプリの起動:モッサリ→サクサク
これがここ数日で急に重くなった為に今回のメンテ実行。
主にGlary Utilitiesのレジストリとデフラグにて改善された。
重くなった原因
ここ数日で急に重くなった原因はたぶん「MysticThumbs」のせいじゃないかと(^_^;
PSDファイルのプレビューが出来るのが嬉しくてプレビューキャッシュを全開に有効にして、莫大なプレビューキャッシュ作っちゃってました(苦笑)
便利なツールだけど、やりすぎはシステムファイル肥大化・Windows激重へ一直線です。
あと起動時間が短くなったり、全般的な操作が軽くなったのは、それ以外にも様々なゴミが溜まっていたからなんだろうけど、メモリをたっぷり積んでいる場合は、システムファイルへのアクセスを極力減らす方向でメンテナンスをかけるのが正解っぽい。
「もう勘弁ならん!」って状態まで行くとCCleanerだけでの軽量化は無理。Glary UtilitiesとHDDデフラグが必須でした。
追記
丁度良い(悪い?)タイミングでlifehackerさんでレジストリクリーニング不要論が出てますね。。。
チェックしてなかったよ、昨日('Α`)
レジストリって何者?レジストリクリーニングって必要?そもそもその存在意義とは?
上記読んだ後でも私はレジストリのクリーニング必要派だし、今回の自環境の軽量化は、レジストリの最適化も一役あると思っています。
HDDのデフラグとプレビューキャッシュのクリアだけで今回の効果が出たとは思えないんだけど。。。ほんとにレジストリのお掃除ってWindowsの高速化に関係ないのかな?(´・ω・`)
あとがき・追記(コメント欄で頂いた情報など)
Microsoftのサイトに「レジストリ クリーナーは必要か」という記事が掲載されてます。
引用
Windows レジストリは、Windows の外観と動作を決定するすべての構成設定を一覧表示するデータベースです。レジストリ内には、再び使用されることのない設定が残ることがときどきあります。これは異常ではなく、また、残されるデータのサイズも小さいものです。
インターネット上には、レジストリの定期的なメンテナンスや清掃を勧める無料の製品などが出回っています。確かに、場合によってはレジストリの設定内容が壊れる可能性もありますが、普通はレジストリ内の自己管理に任せておけば十分です。レジストリクリーナーをインストールする場合は、使用する製品を必ず調査して、信頼できるソフトウェア発行元のプログラムのみダウンロードおよびインストールするよう注意してください。
Windows Vista以降、レジストリのクリーニングや再構築でパフォーマンスアップする事例は非常に少なくなっています。
大抵の場合、システムを遅くする余計なツールがパフォーマンスに影響を与えています。不要なソフトウェアを削除するようにしてみましょう。
その他
レジストリのクリーニング ユーティリティの使用に関するマイクロソフトのサポート ポリシー
マイクロソフトは、レジストリクリーナーの使用をサポートしません。スパイウェア、アドウェア、またはウイルスは、インターネット上で無料で利用可能ないくつかのプログラムが含まれます。
起動時間と起動後のレスポンス改善方法
Windows Update のコンポーネントをリセットする方法
(Windows 7 以前、Windows 8 以降は30日で自動で削除される)
注)パッチのインストールファイルが削除されるのでアンインストールが不可になる。
その為、Windows VISTA / 7 はシステム更新準備ツール を適用しシステムにエラーが無いことを確認後行う方が安全です(後、システム ファイル チェッカー ツール でのチェックも)
0x80070002、0x80070057 などの Windows 破損エラーの解決
システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する
システムクリーナーのお世話になるよりも、「お行儀の悪いソフトはインストールしない」という選択をするのが正解なのかもしれません