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2015.01.03:誤字の修正

2014.11.27:文末の参考リンクを修正
2014.11.25: 初出


2014年10月14日以降、FacebookやTwitterが、Windowsでは表示されなくなってしまった問題の対処方法を記載したページです。
これは、ブラウザが古いIEの時のみ発生する現象です。


FacebookやTwitterが見れない・繋がらない
▲上図のようにFacebookやTwitterのサイトを開こうとしたら、「このページは表示できません」と表示されてしまう場合の対処方法です。
これは、FacebookやTwitterに限らず、https接続でログインにパスワードが必要なサイト全般で発生しています。

原因と対象ブラウザ

ブラウザの暗号化通信をテストしてみる

まず以下のサイトで、ブラウザの暗号化通信が有効になっているかどうかのチェックをしてみましょう。
Qualys SSL Labs - Projects / SSL Client Test
(ブラウザの接続プロトコルの脆弱性発見テスト)

接続プロトコルに脆弱性が発見されなかった場合
接続プロトコルに脆弱性が発見されなかった場合
▲クリックで拡大
TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2が「Yes」となっていれば大丈夫です。

接続プロトコルに脆弱性が発見された場合
接続プロトコルに脆弱性が発見された場合
▲クリックで拡大
これが原因でFacebookやTwitterに接続できなくなっています。

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対処方法1

Windows7以降のOSを使っている場合は、最新バージョンのIE11を利用する事で解決します。
Windows Updateで最新版のIEをインストールしましょう。
もしくは、FirefoxやGoogle Chromeなど、別のブラウザを使って見ましょう。

対処方法2

「IEを変更したくない」または
「Vista以前のWindowsを使っている」という場合は、
以下の方法をとります。

IEの「インターネットオプション」を開きます
IEの「インターネットオプション」を開く
▲クリックで拡大
IE右上の歯車マークをクリックし、表示されたリスト内から「インターネットオプション」を選択します

TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2を有効にします。
IEの「インターネットオプション」を開く
▲クリックで拡大
1. [詳細設定]タブを開き、
2. TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2を有効にして、
3. [適用]をクリック
この後、IE を一旦終了させ、再び起動すればOKです。

そして、SSL2.0 とSSL3.0のチェックは外しておきましょう。

SSL3.0の今後について

以下リンクの「SSL 3.0はもはや安全ではない」という一文がとても印象的です。
Google、SSL 3.0の脆弱性「POODLE」を公表、SSL 3.0は今後サポート廃止の意向 -INTERNET Watch
▲リンク先で述べられているような感じで、今後は各ブラウザでSSL3.0接続は標準で[無効]扱いとなり、徐々に衰退していくものと考えられます。

とりあえず、SSL3.0は絶対に無効にしなければならない、という訳ではありませんが、今後の事を考えると、SL2.0とSSL3.0は無効化しておいた方が良い、と考えられます。
しかし、現状ではSSL接続を無効にする事で、いくつかのWebサービスが利用できなくなる可能性があります。(そういうWebサービスはセキュリティ意識が低いと考えておきましょう)

その他 参考リンク

あとがき

このFacebookやTwitterに繋がらない問題は、
 ・当サイトの多忙期間中(2014年10月)に発生した問題であった事、
 ・当初1~2週間で収束する問題だろうと判断した事、
などの理由で、このサイトでは話題に取り上げなかったのですが、、、11月下旬になった今でもこのトラブルに悩んでいる人は思いのほか多く、また問題を認識できていないユーザーも多いように感じ、今さらのようにこのページを作成しました。