1ヶ月前に不良セクタが発生した内蔵HDDの、その後の顛末記です。
バックアップ終了後、一気に状態が悪化しました。

不具合の出たPCの環境整備がすべて終了し、さあ、このHDD、これからどんな風にイジめてやろうか・・・とワクテカした矢先、HDDちゃんは息をしなくなりました。。。

このページの要点

はじめに: 自分用メモ

今後もこのHDDはお遊びで利用する予定なので、
SMART値の遷移をメモ。

購入直後 (2012年1月)
当時 P9X79 + IESTe環境ではSMART値が取得できない問題がもあり、新品時のSMART値をチェックしていなかった。問題が解消した後も、SMART値を記録するのを忘れていた。

エラー発生直後 (2014年12月)
この時点のSMART値
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バックアップ終了後、20~30GBの書き込みテスト (2015年1月)
この時点のSMART値
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一気に悪化してきた・・・。
そしてこの直後、HDDは認識不能になった。

ボリューム再作成、完全フォーマットした後 (現在)
この時点のSMART値
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現時点は、こんな状態。

以上、SMART値のみのざっくりした流れです。
以下、このHDDに不良セクタが発生してからの一連の流れをもう少し詳細に紹介しています。

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エラー発生から、はじめの1週間

  • chkdsk /R ・・・・無事終了 (一時的に読み書きが正常に出来るようになった)
  • 別HDDへバックアップ・・・・無事終了
  • ファームウェアの更新練習・・・無事終了

この時点のSMART値
この時点のSMART値
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エラー発見時と変わらない状態だった。

HDDエラー発生から1週間目

  • PCを分解、エラーの出たHDDを外し、バックアップを取ったHDDと交換。
  • エラーの顛末をブログに記載&手元にメモを残す。
    その間HDDには一切触らず。

HDDエラー発生から2週間目

PCおよびHDDの復旧&整理が一通り終ったので、
問題のHDDを USB3.0-SATA変換コネクタ経由で接続。
問題のHDDを USB3.0-SATA変換コネクタ経由で接続
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さあ、このHDD、これからどんな風にイジめてやろうか・・・とワクテカした矢先だった。
HDDちゃんは息をしなくなった。

上の写真の状態で20~30GBのファイルコピーは順調にできたが、そのファイルをごみ箱捨てた直後からウンともスンとも言わなくなった。そして数時間後、認識しなくなった。。。
ディスクの管理がここで止まる。
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ディスクの管理がここで止まる。

容量認識もしない。
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容量認識もしない。 

  • USBデバイスの「安全な取り外し」をしても無反応。
  • PCをシャットダウンすると、ハングしてしまう。
    USBを引っこ抜かない限り終了できない、という状態。
  • USB3.0-SATA変換コネクタの方に問題があるのかな?
    (購入して間もないコネクタで、まだこのHDDしか接続していない段階)
    と思い、他のHDDを繋いで見ると、問題なく作動する。
  • 問題は、HDD側で発生している感じだ。

このHDD、いろんな意味で詰んだ。

Windowsのイベントログを確認してみる

イベントビューアーにはDisk関連のエラーが満載。
イベントビューアーにはDisk関連のエラーが満載。
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イベントビューアーのエラー画像
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USB2.0-SATA変換コネクタで 外付けHDDとして接続

USB3.0-SATA変換コネクタでの接続を諦め、USB2.0-SATA変換コネクタでPCと接続する。

「問題あり」だが、認識された。
HDDの修復メッセージ
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「ディスクの管理」でボリュームを削除し、フォーマットをやり直す。
「ディスクの管理」でボリュームを削除し、フォーマットをやり直す
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一旦ボリューム削除するまでは、すっげー不安定だった。Windowsが(というかマウスの作動が) カックンカックン状態。
新しくボリュームを作成した後は、フォーマットもchkdskもスイスイ進んだ。

完全フォーマット&chkdsk前
完全フォーマット&chkdsk前
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HDD復活。ただしSMART値は更に悪化していた。

完全フォーマット&chkdsk後
SMART値(再生後)
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なるほど、完全フォーマットで「代替処理保留中のセクタ数」などは改善されるのか。

またこの時点で、USB3.0-SATA変換コネクタでの接続が再びOKになった。
USB3.0接続した状態でもう一度 完全フォーマット や chkdsk /R を行うが、無事完走。
うむ。HDDも、USB3.0-SATA変換コネクタも、無事作動している感じだ。

まあ、これで重要なデータは一切入れない、完全なオモチャHDDとしての復活はできた。暇なときにいじめて遊ぼう。

あとがき

しかし・・・うーむ・・・。USB3.0-SATA変換コネクタの挙動が解せない。
HDDにエラーが発生している時は、手持ちのUSB3.0-SATA変換コネクタは不安定なのだろうか?

ちなみにUSB3.0-SATA変換コネクタは「スリーアールシステム USB3.0HDDコンバータ 3R-KCCV30」という製品。
製品の注意書きに「最大認識容量は3TBまで」と書いてあり、またAmazonのレビュー欄には「相性問題あり」という報告もある。
しばらくは慎重に使うようにしよう。

手持ちの機材で比較すると、エラーの発生したHDDを復旧させたり、ディスクの管理を使ったりする場合は、USB2.0接続の「SANWA製 SATA&IDE変換USB2.0」の方が安定するようです。

おまけ1: HDDクラッシュの原因について

このページを公開する前日に、以下のコメントを頂きました。

コメントの一部を抜粋

裸で HDD を接続していますがその状態で電源を入れて大丈夫でした?
昔 HDD を裸で電源を入れて処理を行ったらお亡くなりに成ったのが二台
データー移行するのに手抜きしたら正常な奴が二台とも逝ってしまってそれからは必ず筐体にセットして作業しています
多分起動時にスピンドルが回る慣性力で HDD が多少動くのが影響したみたい

 

うーん。指摘いただいた通り、HDDは全然固定していない状態だったので、僅かな振動で、(Diskに傷が付く所までは行かなかったものの) 書き込み不良が発生したのかなあ・・・という気もします。
次回からは、HDDの振動を防止できるような工夫を行って見ようと思います。

おまけ2: 購入したUSB3.0コネクタが最大認識容量は3TBまで・・・の理由

良くわからんけど、以下のような話が関係しているのかな?

マザーがUEFIに対応するまでは3TB HDDを避けていたけれど、
USB3.0接続でこの問題が出てくるとは思っていなかった(^_^;

とりあえず、これで「HDDがぶっ壊れるような用途」で気兼ねなく使えるHDDが1台、手に入りました。暇な時にコイツで遊んでみたいと思います。