2014.12.18: 誤字の修正
ようやくIE9をインストールしました。Webページの表示はIE8と比較して格段に速くなり、概ね満足。でも、、、一つ大きな不満が。。。
IE9ではClearType を無効にする方法が全く用意されていないですね。
という事で、IE9のClearType を無効にする方法の紹介です。
IE9でClearType を無効にする方法
IE9を終了した状態で、以下サイトで配布している.dllファイルをIE9のフォルダにコピーすればOKです。配布されている.dllファイルは32bit版IE9用のもの。
DWrite.dll wrapper - SoftwareNinjas.ca
▲ダウンロードリンクはページの一番下です。
次にIE9を終了させ、ダウンロードしたファイルをシステムフォルダ内にコピーします。
▲クリックで拡大
ダウンロードしたdllファイル(dwrite.dll・detoured.dll)を、
IE9のフォルダにコピーまたは移動させます
(32bit版Windowsならば C:\Program Files\Internet Explorer\)
(64bit版Windowsならば C:\Program Files (x86)\Internet Explorer)
(管理者としての許可が必要です)
IE9を再び起動すれば、ClearType は解除されています。
上記プログラムの仕組み
偽物のdwrite.dllをIEのフォルダ内にコピーする事で、本物のdwrite.dllへのアクセスを遮断している感じです。
元に戻したい(ClearTypeを有効にする)場合
IE9を終了させた状態で、
C:\Program Files (x86)\Internet Explorer に移動させた「dwrite.dll」「detoured.dll」を削除または別フォルダに移動すれば再びClearTypeは有効になります。
追記:おすすめ手順
IE9のClearType を無効にする方法として、別の手順も紹介しています。
「IE9 のフォント変更方法2:MS Pゴシックに変更・最適化する」の方がおすすめです。
IE9はClearType有効になっている事を前提として設計されているようです。このページの手順では文字間隔の調整ができず、かなり見苦しいサイト表示になってしまいます。dwrite.dllが上手く作動しない環境もある模様です。
また、簡単なCSSハックで文字間隔の調整が行えるので、閲覧者がブラウザの設定で文字間隔を変更しなくても、いずれサイト運営者側で解決できる問題かもしれません。
追記終わり。
あとがき
IE9を使った場合、
「CSSでフォント指定しないサイト」+「IE9のフォント指定をMSゴシック」= 「日本語ギザギザ・英数字ヌルヌル」な読みにくい環境の変更は大変。
日本語圏のサイト運営者は、サイト表示にメイリオかMSゴシックか、どちらか一方をスタイルシートに明示しなければならない時が来ちゃったのかも。。。
YahooみたいにMS Pゴシックを明示するのも気が引けるし、メイリオを明示するのも気が引ける。どうしよう凄く悩む。
IE9の小さな不満点は挙げるとキリが無いのですが、それはまた別の機会に。
関連エントリー- IE9 のClearType を無効にする方法 (このページ)
- IE9 はメイリオ専用ブラウザなのかも知れない。。。
- IE9 のフォント変更方法1:Yahooなどを強制的にメイリオで表示する方法
- IE9 のフォント変更方法2:MS Pゴシックに変更・最適化する
- IE9 ヤバイ。IE9の文字間隔・互換モード・DOCTYPE宣言について
- IE9用のCSSハック?Webページのフォントサイズ指定で今後注意する事
- 雑文更新:MS Pゴシックがいらない子になって行くのが嫌だった