2016.02.09: VistaおよびIE9の扱いについて。
Microsoftの資料ページが更新されている事を教えて頂いたので追記修正
2016.01.26: IEを無効化している場合、IEは一切使わない場合の注意事項追記
2016.01.07: Microsoftから新しいアナウンスがあったようなので追記
2016.01.03: 初出
表題通りです。
2016年1月13日、各Windows OSで使えるIEのうち「最新バージョン以外」はサポート外となります。つまり1月12日一杯でサポートが切れます。
そしてWindows8(無印)も、この1月12日を最後にサポートが終了するようです。
#Microsoftのは「8.1への移行期間が1月12日まで」という表現をしている。
#Windows8そのもののサポート期間は2013年4月9日まで。
あと10日ほどです。該当するOS・ブラウザを利用している人はそろそろ移行準備を始めましょう。
Windows8(無印)はもうすぐOS自体がサポート切れ
Windows8.1への移行期間は2016年1月12日まで、とMicrosoftのFAQページに明記されています。
マイクロソフト サポート ライフサイクル(OS)恐らくは「サポート期限切れになる」という意味なのだろうけど、この表現方法が気になります(^_^;
1月13日以降に移行しようとすると どういう扱いになるのか、ちょっと不明。
過去のOSの例を見ると、「サービスパック相当のアップグレードが一定期間を過ぎると出来なくなる・・・・」なんて事はあり得ないと思うのですが、今までもこういう表現でしたっけ・・・?
8のサポート期間について もう少し調べてみる
過去にも「2016年1月12日を過ぎるとアップグレードできなくなるのでは?」という心配と議論は多数あった模様。
以下はその代表。
価格.com - 『Win8のサポート終了期限』 マイクロソフト Windows 8 Pro アップグレード版 発売記念プロモーション のクチコミ掲示板
- 2016年1月12日を過ぎても、サポートが無くなるだけでアップグレードできなくなるワケでは無い、というのが大方の見方。
- 普通に考えれば 1月13日以降でもアップグレードは可能。
とは言うものの、心配な人は早めにアップグレードをする。 - MicrosoftからWindows8.1のインストールメディアがダウンロード出来るようになっている。
なのでこれを使ったクリーンインストールを行う、という選択肢もある。
- Windows 8.1 のインストールDVD/USBメモリを作成する、クリーンインストールする。
(Windows8(無印)のプロダクトキーが利用可能)
- Windows 8.1 のインストールDVD/USBメモリを作成する、クリーンインストールする。
古いIEもサポート切れ
こちらも同様に1月12日まで。それ以降は各OSの最新IEのみがサポートされ、古いIEは1月13日からサポート外です。
追記注意: IEを無効化または使っていない場合の注意事項
「Windowsの機能の有効化または無効化」でIEを無効化している場合であってもサポートされる最新バージョンへの更新が必要な模様です。
- 参考リンク
If I Remove or Don't Use Internet Explorer 8, 9, or 10, Can I Avoid Upgrading to Internet Explorer 11?
- 要約
IEFrame.dll, MSHTML.dll, URLMon.dll, and WinInet.dll.など、IEに含まれるダイナミックリンクライブラリは、IEを無効化していても呼び出される。
IEは一切利用しない、IEは無効化している、という場合でもIE11へのアップグレードは必要。
- 要約
2016.01.07追記&2016.02.09修正 / Vista (およびIE9) について
Microsoftから新しいアナウンスがありました。
Internet Explorer End of Support
上記ページのアナウンスでは、 今後は Windows 7/8.1/10 および、そのOSで使えるIEの最終版(つまりIE11のみ)をサポートする旨が書かれています。
- 本日付けで公開された各ニュースサイトの記事では「IE 8/9/10 のサポートは打ち切り」と表現している所が圧倒的に多いですね
- Vista自体はまだ延長サポート期間中ですが、今後はIE9のサポートは本当に終わりなのかな・・・?
1月3日および7日時点では、Vista (およびIE9)のサポートについては一切触れられていませんでしたが、1月12日頃にMicrosoft内の各種サポートページが一斉に修正され、Vista SP2(およびWindows Server 2008 SP2)の場合は IE9も テクニカルサポートとセキュリティ更新プログラムの提供が受けられる旨が改めて明記されるようになりました。
単に記載漏れというか、当時の情報はWindows7~8ユーザーに向けたものだった感じですかね(^_^;
この件のMicrosoftの資料ページ
マイクロソフト サポート ライフサイクル(IE)その1
マイクロソフト サポート ライフサイクル(IE)その2
※IEのライフサイクルページが表示されない場合
[よくある質問]>[Internet Explorer]をクリックする
- Vista (SP2)
IE7/8は 2016年1月12日でサポート終了。
以降は IE9のみサポート(2017年4月11日まで) - Windows7 (SP1)
IE8~10は 2016年1月12日でサポート終了。
以降、IE11のみサポート(2020年1月14日まで) - Windows8
OS自体のサポートが2016年1月12日まで。
IE10も2016年1月12日でサポート終了。
(Windows8(無印)用のIE11は提供されていない)
1月12日までに8.1へのアップグレードが必要
- Windows8.1
IE11 (2023年01月10日まで)
2016年1月のWindows Updateについて
次回の月例Windows Updateは、日本時間では1月13日ですがアメリカ時間ではまだ1月12日です。つまり今回サポート切れする Windows8と古いIEは、恐らくここで最後の更新プログラムが配信されるものと思われます。
そしてこれを最後に、セキュリティ関連のアップデートなどは一切受けられない状態となります。
※ただしXPの場合、ユーザーが多かった為か特例的に(サポートが切れた今でも)時々セキュリティ更新プログラムが配信されています(^_^;
まとめ
Windows、IE 共に、サポート切れ直後は悪意を持った攻撃者の標的となりやすいので注意しましょう。早急に対策を打ちましょう。
- Windows8を使っている場合
- 1月12日でサポートが切れる。
8.1へのアップグレードは、その後も (恐らく)可能。 - ただしMicrosoftの表現が難解でイマイチ不明。
心配な人は 早急に8.1へアップグレード。 - アップグレードが上手く行かない場合はクリーンインストールしてみましょう。
- インストールメディアの入手方法
Windows 8.1 のインストールDVD/USBメモリを作成する、クリーンインストールする。
▲Windows8のライセンスキーで 8.1のクリーンインストールが可能です。
- インストールメディアの入手方法
- ソフトやハードの相性問題で8.1への移行が難しい場合「Windows7へのダウングレード」か「PCの買い替え」か、かなり厳しい選択を迫られる事になりそうです。
- 1月12日でサポートが切れる。
- 各OSで古いIEを利用している場合
- 早急に最新のIEへのアップグレード
- またはFirefoxやGoogle Chromeなどサードパーティ製ブラウザへの乗り換え
- OSの移行もIEのアップグレードも難しい場合
- インターネットには繋がない様にしましょう。
- もしネットに繋ぐ場合は、PCのセキュリティを今まで以上にガチガチに固めましょう。
- ネットで利用するアプリケーションは、常に最新のものを利用しましょう。
- 現在のウイルス感染経路のトレンドは
・IE
・Flash
・JAVA
・Adobe Reader
・メール(フィッシング/なりすまし)
この5点です。
参考: PCは いつどんな風にウイルスに感染するのか? - 2015年版
これらの経路で攻撃を受けた場合、セキュリティソフトでは検知できない場合もあると覚えておきましょう。
- 現在のウイルス感染経路のトレンドは
余談&個人的メモ
私は 8(無印)は2015年10~11月頃にサポートが切れたと思ってました
#SP扱いのメジャーアップデートがあると、古いOSのサポートはそこから24か月まで、という扱いになる。
# Windows8.1のリリースは 2013年10月18日(ただし最初の1~2ヶ月は順次アップデート)
一斉アップデートでは無かったので、少し後ろにズラしていたみたいですね。
このページの情報は 以上です。