▲PremiereElements(画像はVer7.0)
1万円前後で購入可能なHD動画編集・ビデオ制作ソフト「PremiereElements」に、オーバーレイや乗算処理など、様々な画像処理が可能になる「演算合成プラグイン」の紹介。
これさえあれば、個人的にはPremiereElementsで不満は一切なし。数万円クラスの上位ビデオ制作ソフトのカタログを見て悶々とする日々よ、サヨナラです(´∀`)
配布先URL
アイマスMAD/PV制作TIPSまとめwiki -PremiereElementsプラグイン
ライセンス、作動環境など
ライセンス:フリー
OS:Windows XP、Vista、7等々
Adobe Premiere Elements 3.0~4.0で作動確認しているとの事。
当方でPremiere Elements 7.0(64bit版 Windows7 Pro)で問題なく作動。
使用して4日ほどですが、全然落ちていません。
(最新のPremiere Elements 8.0での作動は未確認。)
プラグイン内容
プラグインで可能になる処理一覧
通常/コピー/比較(暗)/乗算/
焼き込みカラー/焼き込みカラー(クラシック)
加算/比較(明)/スクリーン/
覆い焼きカラー/覆い焼きカラー(クラシック)
オーバーレイ/ソフトライト/ハードライト/
差/差(クラシック)/除外
色相/彩度/カラー/輝度
ステンシルアルファ/ステンシルルミナンス/
シルエットアルファ/シルエットルミナン
他にも画像拡大縮小、移動、回転などの機能あり。
▲こんな感じに指定可能。
合成先・入力先トラック共に、「元画像での合成」で利用。
インストール
解凍して得られたファイル「TrackBlender.aex」を Premiere Elementの「Plug-ins」≫「ja_JP」フォルダに突っ込む。
プラグインの使い方、比較等々
使い方の解説を簡単に記述。
Premiere Elementsにデフォで用意されているマット処理やPhotoshopのオーバーレイや乗算機能との比較がメイン。
拡張プラグインで合成
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▲とりあえず、上記のような画像2枚を用意
▲エフェクト>拡張プラグイン>トラック間合成を指定
適用したいベース側の素材(今回はグレー側)にドラッグ&ドロップ。
入力トラック:処理を適用するトラックを指定(今回はカラー画像)
入力の不透明度:100%がデフォ
描画モード:好きなものを指定
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▲オーバーレイ処理して得られた画像 |▲乗算処理で得られた画像
Photoshopで合成(比較用)
▲カラーの画像を上層にして、「乗算」「オーバーレイ」などを適用
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▲オーバーレイ表示 | ▲乗算表示
うむ。当たり前だが同じ結果に。
プラグインなしのPremiere Elementsで頑張ってみる
Premiere Elements 7.0には画像のオーバレイや乗算機能は無いのでそれに近い処理をしてみると。。。。
マットキー処理する場合
▲エフェクト>キーイング>トラックマットキー :下のレイヤーに割り当てる。
▲ルミナンスでマット処理するとこんな感じに。
上層レイヤーのアルファチャンネルまたはルミナンスでマット処理できる。
Premiere Elementsのクロマキーで処理
▲今度はカラーのレイヤーが上。
クロマキーを使って。。。
▲こんな感じ。
カラー:グレー(#CCCCCC)(注:黒を使うと、もっとビビッドな仕上がりになる)
類似性:75%
ブレンド:100%
しきい値:20%
カットオフ:0%
デフォのままでは似たような処理は出来るが、厳密に同じ処理は無理。
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正常に作動するかどうかは確認していません。
あとがき・その他
1年前に購入したPremiere Elements 7.0を、久々にいじり倒しています。
「いざ使い込む時に迷わないように」購入時に軽く使ってメモしていたのですが、当時ですら拡張プラグインを導入してたのを忘れていたようです。
当時の文章:動画編集ソフト乗り換え検討中(VideoStudio12Plus vs. Premiere Elements 7)
廉価版に乗り換えることで、今まで重宝していて諦めざるを得なかった機能
付いていなかった機能
・ レイヤーオーバーレイ機能の中で、乗算・減算などの高度な焼き込み機能
・ アルファチャンネルやカラークリップ(マージ)の柔軟な設計
・ 高度なレイヤー変形、移動機能
追記
Premiere Elementsは上記操作、工夫する事で可能でした。
エフェクト>キーイング>トラックマットキー
で複数のトラックを組み合わせ、さらに他のエフェクトと合成することで可能。
オーバーレイ・乗算・減算などの高度な焼き込み機能は、PremiereElementsには実装されていないし、色々工夫しても完全に代替となる処理は見つからなかった。
「当時、一体何をやってオーバーレイを実現してたんだろう。。。」と途方に暮れていました。思い出すまでに数日を要しました(^_^;