2014.12.23: コンテンツレイアウトの修正。内容は変わらず。
まえおき
表題通り、Adobe CS5環境からCreative Cloudへの移行を検討中です。
私の場合、PhotoShopは6~7の頃の機能で十分、Illustratorは8~9の頃の機能で十分、どちらもCS5の新機能すら殆ど使っていません。AfterEffectsは未だに満足に使いこなせず、半年に1度くらいのペースでチュートリアルを試してお勉強している程度です。
という事で、Adobe CCへの移行は「Premiere Proがどれだけ進化しているか・・・?」がキーポイントになります。
以下、Premiere Pro CCの体験版を利用する際にチェックした、個人的に気になっていたポイントです。
Premiere Pro CC の個人的チェックポイント
- CS3/4/5/6 とは別ライセンス
- CS3以降のユーザーが特別提供版を利用したからと言って、元のCS版が使えなくなるわけではない。
- CC版を利用中も、CC版の課金・利用を終了した後も、所有しているCS版は引き続き利用可能。
- Premiere Proに限った話ではなく、他のアプリケーションも同様の扱い。
- 対応GPUが増えた
Premiere Pro CCに移行したいと考える、一番のポイントはこれ。- Premiere Pro CCでは ATIのビデオカードでもGPGPU機能が使えるようになっている。
- 現在私は、ATIのビデオカードを利用している。大掛かりなビデオ編集をするには、CS5からCCに移行するか、NVIDIA のビデオカードに買い直すか、の二択を迫られている状況。
- とりあえず、Adobe CCの体験版を使ってどちらが私に合っているか、を検討中。
- エンコード処理の速度
- Mpeg2を利用した場合、CS5比 2~4倍に高速化
(CS5ではNVIDIA 570GTXを利用)
(CCでは Radeon R9 280Xを利用)
(CPUやストレージは同じものを利用)
- HD素材をMpeg2でエンコードする際、リサイズ、色補正、シャープネスの処理を入れても実時間の半分程度で処理できるようになるのは非常に魅力的。
- DVD動画を作成する場合、2Pass指定しても実時間の1/4程度の時間で処理可能。
- Mpeg2を利用した場合、CS5比 2~4倍に高速化
- マスクにベジェ曲線を利用可能。トラック(自動追跡)も可能
- 今までAfterEffectsを利用していた複雑なマスクやトラック機能が、Premiere Proで可能になった。
- 滅多に使わない機能なので、Premiere Pro/AfterEffects どちらに搭載されていても構わないのだけど、Premiere Proの方が直感的に操作できるので少し嬉しいかも。
- ワープスタビライザが搭載されている
- ワープスタビライザ(手ブレ補正機能)
私はAffter Effectsに搭載されている機能だと思っていたけれど、このページを見るとCS6以降はPremiere Proにも搭載されているという事だ。 - これは嬉しい機能だ。もう一度メニュー内を観察して見よう。
- ワープスタビライザ(手ブレ補正機能)
- GoPro CineFormコーデックのサポート
- ああ、CS5で満足に作動しなかったのはサポートしていなかったからなのか(^_^;
(過去記事: Gopro Cineform Codec + Premiere Pro CS5は相性悪いのかも('Α`))
- ああ、CS5で満足に作動しなかったのはサポートしていなかったからなのか(^_^;
- 4K動画の書き出しなどをサポート
- まだ試していない。
というか、対応フォーマットや対応機材を見ると完全にプロ向け。 - 私のように趣味でチョットだけデジカメ触っている人にはまだ関係ない世界っぽい。
- 4K撮影できるデジカメはGoProしか持っていないし、ちょっと保留。
- まだ試していない。
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- カラーグレーディングが簡単になった
- かなり楽しみにしていた機能だったけど、自分が撮影したデータに適用して見たら微妙な仕上がりになってしまった(^_^;
- サクっとカラーグレーディング出来るのは魅力だけど、使いこなすにはあるていどの時間がかかる。多用するかというと、現時点では微妙な感じ。
- Helpを見る限り、奥の深そうな機能だし、ツールの使い方に熟達すればそれなりに便利になるかも・・・と、ここは評価を保留する事にする。
- AVCHD 動画のプレビュー表示が正確になった
- Premiere Pro CS5の場合、GH1/GH2で撮影したAVCHD動画はプレビュー画面を「フル画質」にしなければ正確な表示をしてくれなくて困っていた。
- 具体的には「1/2画質」~「1/4画質」を指定すると、Iフレームの所で一旦逆再生がかかるような挙動。「フル画質」以外は役に立たなかった。
- Premiere Pro CCでは、上記の挙動が改善されていた。
- 起動中、時々 謎の通信をしてる
- Adobe CCはクラウド版なので仕方が無いとは思うけど、時々Premiere Pro CCは謎の通信を行っている。
- 定期的に、30分~1時間の間、連続して200~600kbpsの通信を行う事を確認。ちょっと気持ち悪かった(^_^;
- Premiere Pro CS5のシーケンスをCCのシーケンスにコピペする
- Premiere Pro CCのデータをCS5の形式で保存する
- 無理。できない。
- まあ、最初から無理だろうなあとは思っていたけれど、、、これが出来たら一旦CCに移行した後、好きなタイミングでCS5に出戻りできるので、超嬉しいのだけどねえ( ̄▽ ̄;)
あとがき
トラッキング機能とワープスタビライザーがPremiere Proに搭載されたとなると、私の場合はPremiere ProだけをCCにアップグレードしてAffterEffectsはCS5のままでも良いかも知れない。
でも私は「特別提供版」を選択できる立場にいるので、せっかくならコンプリート版を使って見たい。でも、1年で解約しちゃった場合、その間に作ったPhotoshopやIllustratorのファイルが(CS5に戻ったた後に)開けなくなっちゃうのも困る。。。
単体版を選ぶか、コンプリート版を選ぶか・・・
うーん、ジレンマです(^_^;
また、このページで紹介したチェックポイントとは別に、何件か戸惑う部分を発見しました。ちょっと長くなってしまったので、「戸惑ったポイント」は別ページでまとめる予定です。(つづきはこちら)