2014.12.23修正: スマホ向けサイト向けの表示調整
前回更新の続きです。
Adobe CS5環境からCreative Cloudへの移行を検討中です。
私の場合、Adobe CCへの移行は「Premiere Proがどれだけ進化しているか・・・?」がキーポイントになるのですが、チェックした感じでは進化の具合が微妙な感じで、迷っています(^_^;
以下、Premiere Pro CCの体験版を2週間ほど弄り倒した時点での戸惑ったポイントの箇条書きです。
Premiere Pro CS5 → CCで戸惑ったポイント
- UIが大幅に変更されている
- UIのカスタマイズはかなり柔軟に変更できるので、CS5のUIに近くなるよう変更した。まあ、戸惑ったけど問題ない
- 私の「環境固有の音ズレ問題」と相性が悪い・・・
- 私の場合、手持ち機材の関係で長編動画では音ズレが発生する
- 何をどう頑張っても音ズレが解消しないのは何故なのだろう?と疑問に思っていたら・・・
- Premiere Pro CCのタイムライン上で音声の再生速度を100.01%に指定しても、Dolby Digital形式で出力する時は再生速度100.01%の指定が無視されているのが原因だった。
- 過去に悪戦苦闘した経験が災いして、原因が分かるまでに2日以上悩んだ。何なんだこの仕様。
- 仕方が無いのでSoundEngine Freeで前処理を行う。再生時間を「99.99%」に圧縮変換してPremiere Pro CCに読み込ませて対応させた。
- 結構面倒な問題だけど、まあ、、、ツールの挙動と対処方法が分かれば良いか('Α`)
- 私の場合、手持ち機材の関係で長編動画では音ズレが発生する
- 音声の波形表示が変わっている
- ちょっと長くなったので後日 別ページで解説
→ Premiere Pro CCの音声波形の表示についてメモ
- ちょっと長くなったので後日 別ページで解説
- Dolby Digital形式で出力すると、音量が小さくなる
- ちょっと長くなったので後日 別ページで解説
→ Premiere Pro CCのDolby Digital形式で音声出力すると、音量が小さくなる
- ちょっと長くなったので後日 別ページで解説
- プレビュー中のシークが重い(レスポンスが悪い)
- 私の中で未解決。今の所、これが一番の問題となっている。
CS5 と比較して、(時々だけど)死ぬほどレスポンスが悪くなっている。 - 素材として良く利用するのはAVCHDかMpeg2のフルHD素材。
- 基本的にプレビューは CS5 と同等か、やや軽い。
- しかし、何かのキッカケでタイムライン上をシークした時、プレビューが表示されるまでに10~20秒待たされる。
- 1時間以上または16GB以上のAVCHD素材をタイムラインに置いた場合によく発生する。
- しかし、「実メモリやページファイルの容量以上の動画を登録したから、とかキャッシュに利用しているHDDの容量が足りなくなったから発生する・・・」というわけでも無さそう。
- 発生しない時は、全然発生しない。
- 30GBの動画を編集してもスムーズに表示される場合あり
- 逆に500MB程度のMpeg2素材でもシークが止まる場合もある。
- Windowsのページファイルを30~40GBに増やしても発生する(CドライブはSSD)
- キャッシュの生成が終了しても反応が良くなるわけではない。
- タイムライン上に無編集状態の動画を置いただけでも、プレビューの反応が悪い時がある。
- 「GPUアクセラレーション」の「有効無効」を切り替えたり、「レンダリングの最適化」を「メモリ/パフォーマンス」で切り替えても、変化はない。
- CS5では、こんな現象は一度も発生しなかった。
- 現時点での対策
タイムライン全体を見通した粗組みはCS5で行う。微調整段階に入ったらCC版を使う。
- 私の中で未解決。今の所、これが一番の問題となっている。
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- Mpeg2 のエンコード結果が、CS5と若干の違いがある
- 素材にシャープネスを掛け、Mpeg2で出力する際、エッジの処理に若干の違和感を確認した。
- どうやら、デコード時(再生時)に大きな補正がかかっている感じ。Premiereのエンコード処理は関係ないかも。
- 高ビットレート(例:Blu-ray(Mpeg2)で35Mbps以上)の場合、Premiereのプレビュー画面では発生していないオーバーシュートが発生してしまう。
- 低ビットレートで出力した場合、画像がボケやすく、高ビットレートの場合はエッジが尖りやすい。
- 同一素材でDVDとBlu-rayDiscを作成する場合、シャープネス処理が同一のままだと
・Blu-ray(30~35Mbps)・・・オーバーシュート発生
・DVD(4Mbps以下)・・・細部がつぶれて眠い絵
という状況が発生する。 - という事で動画を補正する際、(最終出力を高ビットレートにする場合のみ)シャープネスの処理はCS5を利用していた頃の半分程度にしておかなければならない。
- 最近はエッジ補正処理の付いたデコーダーが多いのかもしれん。しばらくの間は気を付けて動画出力する事にしよう。
- 色々文句を書いているけれど、これは私が素材加工にシャープネスをかけ過ぎなのが悪いのだと思う(^_^;
- Encore がない・・・!?
- 体験版のダウンロードリストにEncoreが存在しない。
- しかしPremiere Proバージョン比較・履歴のページにEncoreは存在している。
- どうやって入手するんだ?それとも廃止されたのか?
- どうやらCS6を最後に、DVD/Blu-rayオーサリングツールEncoreはラインナップから外されてしまったらしい?
- これからは光学メディアの時代ではない、という事なのだろうか?
- 進化を期待するソフトでもないし、手元にCS5のEncoreがあるので十分といえば十分か。。。
まとめ
Premiere Pro CC、出来は良いのだけどお金を出して乗り換えるにはチョット微妙。7:3くらいの割合でCC版への移行に傾いているけれど、イマイチ踏ん切りが付かない。
試用期間ギリギリまで試してみて、Premiere Proのプレビューのシークを改善する方法が見つかればCCへ移行しようかなあ、という感じです。