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2017.07.05: Windows 10、8.1でも有効な方法である事を確認

2015.01.23: IRSTeについての補足を忘れていたので追記
2014.12.07: 文末に関連リンクを追加 2010.02.11: 初出


Windows 10/8.1/7を搭載したパソコンで、DVD・ブルーレイドライブにまったくアクセスできなくなったり、光学メディアが読めない・再生しなくなったりした場合の対処方法の紹介です。

はじめに

サイト内に同じ話題を扱ったページがあります。

おすすめページ

DVD・BDドライブを認識しない、エクスプローラーにもドライブ表示されない時の対処方法

はじめに上リンク先の方法を試してみるのがお勧めです。効果がなかった場合、改めてこのページに戻り、以下の方法を試してみてください。

対処方法

以下、公開当初はWindows7用のTipsとして掲載していましたが、Windows 10、8.1でも有効な方法である事を確認しました。

BIOSでも、OSのエクスプローラーから見ても問題なさそうなのに、何故かメディアにアクセス出来ない。。。という場合の対処方法です。(動画が見れないとかは別問題)

レジストリ操作をする方法なので、バックアップを忘れずに!

  1. レジストリのバックアップを取る
    (regeditやバックアップツールを利用)
  2. PowerDVDやDaemonTool、AnyDVDなど、光学ディスク関連のアプリや仮想ドライバは全て常駐解除、作動停止させておく
  3. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動
    (「スタート ボタン」≫「すべてのプログラム」≫「アクセサリ」≫「コマンド プロンプト」右クリック≫「管理者として実行」等々)
  4. コマンドプロンプト内で、以下6つのコマンドを順に入力
    • powercfg.exe -setacvalueindex 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 DAB60367-53FE-4fbc-825E-521D069D2456 0
    • powercfg.exe -setdcvalueindex 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 DAB60367-53FE-4fbc-825E-521D069D2456 0
    • powercfg.exe -setacvalueindex 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 DAB60367-53FE-4fbc-825E-521D069D2456 0
    • powercfg.exe -setdcvalueindex 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 DAB60367-53FE-4fbc-825E-521D069D2456 0
    • powercfg.exe -setacvalueindex a1841308-3541-4fab-bc81-f71556f20b4a 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 DAB60367-53FE-4fbc-825E-521D069D2456 0
    • powercfg.exe -setdcvalueindex a1841308-3541-4fab-bc81-f71556f20b4a 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 DAB60367-53FE-4fbc-825E-521D069D2456 0

この情報はマイクロソフトのサポートページ
Windows 7 のインストール後、DVD ドライブが機能しない
に記載されています。
Adaptive Link Power Management (ALPM) 機能を無効にする手順との事です。

(注: ALPM は 100 ミリ秒のアイドル時間の後にハードウェアデバイスをスリープ状態にする機能です。これは省電力機能です。ALPMを無効にした後でも、パフォーマンス、バランス、省電力のいずれかの電源プランで動作するようにドライブを設定することができます。ただし、ALPMによって提供される省電力機能は利用できなくなります。)

上記3製品についてのトラブル解消方法として紹介されていますが、他のドライブでも効果があるかもしれません。

手順紹介は以上です。
以下、手元のPCでこのトラブルが発生し、上記手順でALPMを無効にしてみた結果や、サイト内の関連リンクを掲載しています。

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ウチの場合、上記で治った。。。っぽい?

一応、ウチの環境では上記対処方法でブルーレイドライブにて、普通にメディアが読めるようになりました。

環境:
MB: ASUS P6T Deluxe
CPU:Core i7 920
OS: Windows7 Pro
BD-RE:BR-616FBS-BK
その他:HDD2基をそれぞれ4パーティションに分離。AHCIモードで接続

今までの経験から言って、数日~数週間様子を見ないと何とも言えませんが、、、いつもチョットした事で読めなくなったり、症状が治ったりしていたので、このALPM問題で間違いないのかもしれません。
(その後再発しました。文末に追記あり)

その他対処方法

対処方法というか、我が家のPCでのお話ですが

  1. 内蔵HDDドライブを複数接続する
  2. DaemonTool等々の仮想ドライブユーティリティを利用する

この2点を行うと、XP、Windows7、OSをどちらにしてもブルーレイドライブに入れたメディアが全く読めない状態になります。CDブート、DVDブートも出来ない状況。

と言う事で、仮想ドライブユーティリティの利用を辞めるか、内蔵HDDを一台にすると復旧する場合もあるかと思います。(DVD再生ソフトやライティングソフトを起動するだけで治る場合もあり)

BIOSや光学ドライブのファームウェアをアップデートしたり、色々試していますがウチの環境ではコレといった根本的な対処方法が見つからないのが現状です。

関連記事

サイト内関連記事 Microsoft関連記事
※ちなみに今回の私の症例の場合は、デバイスマネージャー上にデバイス自体が表示されていないのでエラーコードも確認出来なかった。

 

今回でこの件が完全解決すれば良いのですが(^_^;

2010.02.18追記

今回紹介したレジストリ変更によるDVDドライブの制御、効果は「まぁまぁ」といった感じです。

  1. BD-REドライブでも効果はあるっぽい(当方BR-616FBS-BK )
  2. 光学メディアを読み込まない現象はほぼなくなった。
    しかしOSがドライブ自体を見失う現象そのものは防げない
  3. しかし、見失ったドライブを発見してくれるまでの時間は大幅に短縮
  4. ほったらかしにしてても、OSが勝手に発見してくれるようになった
  5. ドライブが見えなくなる、メディアが読めない、などの不具合の発生頻度は約1/3まで減った
  6. 見失ったドライブを無理矢理「手動で」発見する技も、「DVDライティングソフトを起動する」のみでOKになった
    (デバイスマネージャーから削除・再インストールを繰り返したり、OS再起動したり、メディアプレーヤーの関連付けを全てリセットしたり、、、などの変態技は必要なくなった)

根本的な解決にはなりませんでしたが、「BD-REドライブ使えねぇ~('Α`)」なストレスは大幅に減少しました。
あとはマザー・BIOSやOSとドライブの相性ですかね?
これ以上はどうにもならない気がしてきました。

さらに後日談

光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブに付け替えた所、嘘のように安定しました。(他のBD-Rドライブと交換した場合は良くならなかった)マザーのドコかが故障していたか、BDドライブとは相性問題があったのか、という所でカタが付きました。

さらに追記(2015.01.23): 私のPCの場合の、この不具合の本質

参考リンク: IRSTeをインストールすると光学ドライブが利用できなくなる|テックウインド株式会社
リンク先ではX79チップセットに限定されるような記載になっていますが、「IRSTe 光学ドライブ」などの単語で検索すると、この他にも様々な不具合の例が見つかります。

私のPCの場合、光学ドライブに発生した様々な不調の本当の原因は、マザーと光学ドライブの相性というより、IRSTeに問題があったようです。
この問題に苦しんでいた当時(2009年2月~2011年頃)、私のPCにはIRTSeがしっかり入っていました。。。

また、IRSTeを削除するには、下記のようなちょっと特殊な手順が必要です。
 → IRSTeを完全に削除・アンインストールする方法