このページを読んで頂いていると云う事は、パソコン初心者といえど、「とりあえずPCの電源を入れて、インターネットに繋いで、欲しい情報を検索する」あたりまでは出来る事と思います。

しかし、まだまだパソコンを使いこなせていない、解らない事が一杯ある。
そんな方々がこのページを読んでいると思います。
ここはそんな人の為のページです。

あなたの周りに、こんな達人はいませんか?

  1. レストランで美味しい食事を一口食べただけで、「あ、コレ今度作ろう!」と家に帰って同じ味を再現できてしまう人
  2. ドライブで初めて訪れる土地なのに「あ、この横道、目的地への抜け道だな」とピンと来る人、または、殆ど道に迷わない人
  3. 携帯電話を機種変更して、説明書も読まずにいきなり使いこなせちゃう人
  4. 近所や職場で揉め事が起きても、一発で全員が納得できるような解決策を出し、まとめ上げてしまう人

他にも上げると色々あると思いますが、1~4に当てはまる人って結構いると思います。
「4.」はさすがに特殊ですが、どれも「それなりに経験を積んで」「何度か失敗しながら」「その人なりの答えの導き方」を習得した、ある意味達人です。

何事も「上達する瞬間」がありませんか?

何にしても、上達する時には「上達する瞬間」があると思います。

例えば、初めて自転車に乗れた時。
例えば、車の車庫入れに苦労しなくなった時。

自覚は無くても、あなたの頭の中か、身体の中で「あ、そういう事だったのか!」と云うひらめきが起きて、それ以後は大した苦労も無く、普通に自転車に乗ったり、車庫入れ出来るようになっているでしょう。

パソコン操作も同じです。

私は料理は全くダメですし、車の運転苦手だし、携帯は使い方がなかなか覚えられないので、壊れるまで機種変更しない人です(笑)
上に挙げた1~4の例で云うと、私は完全に初心者です。まだ「あ、そういう事だったのか!」という瞬間が訪れていません。経験値が低いってヤツです(^_^;

 

あ、そういう事だったのか!

料理や土地勘、携帯電話の操作方法などで考えてみて頂ければ分かるように、パソコンの操作の上達も、毎日少しずつで良いので、パソコンにさわり、気長に「あ、そういう事だったのか!」となる瞬間を待つ事が大切です。その瞬間に、あなたはパソコン初心者から、パソコン中級者に変わるはずです。

 

最初は何も解らなくてOKです。解らないままで結構ですので、少しずつ色んな事を試して、少しずつパソコンの事を知っていきましょう。「あ、そういう事だったのか!」と云う瞬間が来るまでは、チンプンカンプンで当たり前です。自分が初心者である事を楽しんで行きましょう。

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パソコンやソフトの取説や解説書、読んで理解できます?

パソコンやソフトの取り扱い説明書(取説)や解説書、読んで理解できますか?
実は私も理解できません(笑)
新しいソフトを買って来たら、2~3日、長い時は1~2週間位は取説無しで、適当にいじり倒して、それから説明書を読みます。すると、不思議と書いてある事が理解できます。

何故か?それは説明に使われている「専門用語」が難しくて、いきなり読んでも理解出来ない事が多いからなのですね。

またしても例え話

例えば知らない土地で、誰かに道を尋ねたとします。
私:「市役所に行くにはどうしたら良いですか?」
地元の人:「市役所なら、県道を南に行って、西町の交差点を左に行けばスグだよ」

その地元の人なら、県道といえばどの道なのか、西町の交差点がドコなのかは皆知っていても、初めて訪れた人には理解してもらえません。
でも、「この道をまっすぐ行くと500mくらい先、2番目の信号のある交差点を左に行けばスグだよ」と言って貰えれば、誰でも理解できると思います。

例えば料理の本で「砂糖小さじ1杯、ブラックペッパー少々入れます」なんて書いてあったとしましょう。
でも全く料理の作れない私は、「小さじ一杯ってどの位の量なの?計量スプーンなんて持ってないよ」「少々ってどれくらいの量なの?全く見当付かないよ」「ブラックペッパーって書いてあるけど、普通のコショウじゃダメなの?何が変わってくるの?」と疑問だらけになって作るのが嫌になります(笑)
この場合も「小さじ一杯(○○cc)、ブラックペッパー少々(○粒程度)、××で代用しても可」などと書いてあれば、少し安心して料理を作れます。

上記の例え話で理解して欲しいのは青い文字で書いた部分は、知らなくても目的地に行けますし、料理は作れると云う事です。
でも、説明するには青い文字の部分って必要ですよね?
自分で誰かに説明する時でも、青い文字の部分のような表現は必要ですよね?
モノには名前があって、名前が付いていないと他人に説明できない、会話が出来ないだけであって、道であれ料理であれ、名前がわからなくても、なんとかなる事が分かって欲しいのです。

話は戻ってパソコンやソフトの取説や解説書

そういうワケで、初心者の方がパソコンの使い方が解らない、ソフトの使い方が解らないから「解説書やインターネットで調べてみたけれど、コレまたさっぱり解らない」という事になっても、当たり前の事なのです。ガッカリしないようにしましょう。

解らない単語に出会っても、仕方ありません。それは、毎日少しずつでもパソコンと向き合っていると、そのうち、自然に身について来る知識か、または知らなくても(パソコンを操作する上で)問題ない単語です。説明する為、会話を成り立たせる為に無理矢理付けた名前も含まれています。

このカテゴリーでは、次回から本格的に解説を始めますが、青い文字で書いてある単語は、特に覚える必要はありません。ただ、「そういうモノがあるんだな」と記憶に留まっていれば、いずれ「あ、そういう事だったのか!」が訪れた時に、自然に身に付く知識に変わっている筈です。

今回の要点

パソコン初心者脱出に、難しいパソコンの専門用語を覚える必要は無い。取扱説明書を覚える必要も無い。パソコンを適当に操作していても、いずれ使いこなせる日は来る。急ぐ必要が無いなら、のんびり覚えよう。

追記:学習曲線のヒミツ

学習曲線のヒミツ ~諦めてしまう前に!~ : バイリンガル・パートナーズ
上記リンクは、パソコンとは関係なく、英会話スクールの「英語が上達する速度と勉強時間の関係」を解説したページです。

英会話でも、勉強しはじめはチンプンカンプンで一向に上達しない。でも、ある日コツがわかるとか何か閃いた瞬間に、メキメキ上達するようです。何事も最初は地道にコツコツと、基礎を身に付ける事が大切です