2014.11.28: コンテンツの構成を変更(内容は変わらず)
2014/11/16: 補足や参考リンクを追記
2014.11.13: 初出
コメント欄にて情報を頂きました。
2014年9月初旬頃より徐々に・・・ですが、Windows8無印から8.1への強制アップデートが始まっていたようです。(多くの人は10月中旬~11月初旬に発生)
▲クリックで拡大
上記画像の「後で通知する」の選択肢が消え、PCを再起動すると強制的にWindows8.1へアップグレードされてしまいます。
そして今さらですが、11月初旬にマイクロソフトから強制アップデートの回避方法が公開されています。「KB3008273」を削除し、非表示設定にすればOKとの事です。
回避方法
富士通のサイトの手順(詳しく分かりやすい)
富士通Q&A - [Windows 8] 「Windows 8.1 へのアップデート」と表示されます。 - FMVサポート : 富士通
参考:マイクロソフトの手順(同じ手順)
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows - Site Home - TechNet Blogs
- アップデート通知画面で「4時間後」または「後で通知する」を選択する
- ストア画面からWindows8.1のアップデートを手動で行い、途中でキャンセルする
- [コントロールパネル]>[プログラムと昨日]>[インストールされた更新プログラム]を開き、「KB3008273」を削除する
- [Windows Update]の画面を開き、「KB3008273」を右クリックして「更新プログラムの非表示」を選択する。
事の流れ
ネット上の情報を集めて見ると、一斉アップデートという感じではなく、9月中旬から強制アップデートされた人が徐々にあらわれ始め、10月20日を過ぎた頃から多くの8無印環境で強制アップデートが実行され、11月に入りMicrosoftから8無印へのダウングレード方法や強制アップデートの回避方法が公開された、、、という感じです。
- 10月14日頃、強制アップデートの話題が大きくなり始める
「Windows 8」から「Windows 8.1」に強制アップデート開始? : 2chデジタル速報
- 過去ログを遡っていくと、9月中旬にはこのケースが発生しているユーザーがいる事が分かる。徐々に実行されているらしい。
- 先月のWindows Update(9月か10月か不明)を全削除すれば回避できる、という情報あり。
- 何かしらの月例アップデートをインストールすると強制されるらしい、という所までは推測されている。
- 10月23日頃、多くの環境で発生し、問題が大きくなってくる
Windows 8からWindows 8.1への強制アップデートが行われている? | スラッシュドット・ジャパン - 11月4日、Microsoftから対処方法が公開される
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows - Site Home - TechNet Blogs
アップグレードしたら正常動作しなくなった場合の注意点
8無印から8.1へアップグレードすると、一部のPC環境では8無印への復元やリフレッシュが上手く作動せず、またWindowsの環境設定が変更されたり、一部のツールやドライバが正常作動しなかったり、、、と様々な問題が発生してしまいます。
この問題についてざっくりまとめ (後日修正あり)
- システムの復元について
- 8 → 8.1 のメジャーアップデートは、OSのアップグレード扱い。
復元ポイントは削除される。この機能では戻せない。
「Windows.old」から削除されたデータを探す。
- 8 → 8.1 のメジャーアップデートは、OSのアップグレード扱い。
- Windows 8.1 の「PCのリフレッシュ」「PCのリセット」について
- これらの機能を使うには、回復用のイメージファイルの存在が必要
- 回復パーティションの存在、もしくはインストールメディアが必要
- メーカー製PCの場合、購入時の状態の回復イメージが用意されている
- 利用した回復用のイメージファイルのバージョンまで戻される
- メーカー製PC (Win8無印) の場合
→ Windows 8 に戻る - メーカー製PC (Win7) の場合
→ Win8.1で使える回復パーティションがないので戻せない - 自作PC、BTO (7/8無印) の場合
→ ユーザーが回復パーティションを作成していない限り戻せない
- インストールメディアを使えば「PCのリフレッシュ/リセット」可能
- Win8無印時代に回復パーティションを作成していた場合、Win8無印に戻る
- インストールメディアを利用した場合 (調査不完全・推測)
Win7のディスクではバージョンが異なるので初期化ができない
Win8無印のメディアも8.1では利用できない (ストア経由で8無印 → 8.1 のアップデートした場合は注意)
- これらの機能を使うには、回復用のイメージファイルの存在が必要
- システムイメージを使った回復について
- OSのバージョンが異なる場合、Windows 標準のシステムイメージからの復旧はできない
参考リンク(8.1から8に戻す方法など)
- PC のリカバリーの概要 -microsoft-
Windows 8レボリューション:第8回 Windows 8によるPCの「リフレッシュ」と「リセット」
まずはこの辺で概要を確認する - Windows 8.1で「PCのリフレッシュ」を行う方法
Windows 8からWindows 8.1へアップデートしている場合は、「PCのリフレッシュ」を行うとWindows 8へ戻る。 - Windows 8.1で「PCのリセット」を行う方法
Windows 8.1にアップデードしているパソコンで再セットアップを行うとWindows 8へ戻る。 - Windows 8によるPCの「リフレッシュ」と「リセット」
- その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(14):本当は怖い? Windows 8/8.1のPC簡単修復[その2] - @IT
- Windows8.1をWindows8に戻す方法
- PCをリフレッシュしたい→「でも自分で入れたデスクトップアプリが消えちゃうんでしょ」な人へ……解決法(その2) - 自作PCの道楽
コメント欄で頂いた情報
Windows 8 プリンストール PC と Windows 8 クリーンインストール PC に於いてはリセット/リフレッシュで、Windows 8 に戻るのが仕様。
Windows 8 に戻らない場合が考えられるのは
・Windows 7 等から Update (上書きインストール)した場合
この場合はインストール時にイメージバックアップがされていない
・ユーザーがイメージをマニュアルで書き換え
・インストール時から変更されている
・イメージ保存エリアを削除
等が想定される
あとがき
強制アップデートされてしまったユーザーは、「再度8無印をクリーンインストールしてから上記の回避手段を施す」か、または「先日公開された8.1インストールメディアを入手して8.1をクリーンインストールする」という方法をとるのが無難かもしれません。