新しくなったAvira AntiVir Personal Ver.9の使い方の説明です。
特徴、ダウンロードページへの案内、使用感などはこちらのページへ≫バージョンアップしたAvira AntiVir Personalを使ってみた

Avira AntiVir Personalの日本語版リリース

2009年12月1日、Avira AntiVir Personalの日本語版がリリースされました。
日本語版を使った詳しいインストール方法や使い方解説は以下
  ≫日本語版Avira AntiVir Personalの概要・詳しいインストール方法の解説
  ≫日本語版Avira AntiVir Personal(フリー版)の使い方解説1
  ≫日本語版Avira AntiVir Personal(フリー版)の使い方解説2

Avira AntiVir 起動画面説明1

Avira AntiVirを起動すると、以下の画面があらわれます。
まずは主な項目から解説します。

Avira AntiVir 起動画面
▲Avira AntiVir 起動画面
  1. AntiVirGuard:常駐ガード設定
    黒文字の部分が状態を示しています。
    右側の青文字部分をクリックして状態を切り替えます。
    Activated:有効
    Deactivate:無効
    この常駐保護を無効にしてセカンドツールとして使用されている方も多いようです。
  2. Last completesystem scan:最後に完全スキャンした日付け
    最後に完全スキャンした日付けが表示されています。
    青文字「Scan system now」をクリックすると完全スキャンが実行されます。
    最低月1回は完全スキャンするようにしましょう。
    (現在、Ver9では圧縮ファイルの例外設定は無視され、全てのファイルをチェックします)
  3. Lastupdate:最終アップデート日
    最後にウイルスパターンをアップデートした日付けが表示されています。
    青文字「Start update」をクリックするとアップデートが開始されます。
    ネットに接続している限り、なるべく毎日アップデートしておきましょう。
    (初期設定で1日1回自動でアップデートされるようになっています)
  4. Avira AntiVirPersonal-Free:ライセンスの有効期限
    この日付けまで、無償でウィルスパターンのアップデートを受ける事が出来ます。
    期限が切れた場合、メールでお知らせを受けその方法に従うか、以下の方法を取ります≫AviraAntivirus がアップデート出来なくなった
  5. Configuration:詳細設定
    ここをクリックすると詳細設定画面に移ります(このページ中段で解説)
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Avira AntiVir 起動画面説明2

起動画面その2

(1)Local protectionボタンをクリック、Scannerボタンを押すと、完全スキャンで行う各種スキャンを個別で行う事が出来ます。(各項目で右クリック⇒メニュー出現)

(2)Local Drives
ここを右クリック、スキャンする事でローカルドライブのみのウイルススキャンが出来ます。
現状、最新のVer.9ではこの方法を取らないと「圧縮ファイルスキャンの無視」が出来無いようです。
(3)Manual Selections(重要)
各ドライブの詳細設定(以下「詳細設定画面」に記述)を反映させる為には、ここで各ドライブにチェックを入れる必要があるようです。
例外設定などはここを有効にしないと作動しません。
チェックは二段階でがありますが、違いが良く分かりません(^_^;

 

詳細設定画面

上級者モード
▲Expert modeをクリックする事で、上級者モードに切り替わり、様々な設定が可能です。
以下、私が設定する主な項目のみ解説

  • Scanner
    ウイルススキャン時の設定が出来ます。
    • Scan
      とりあえずsmart extensionsを使用すると便利。
      スキャン設定画面
      ▲こんなカンジ
      • Action
        Interactive、Combined
          スキャン終了後一括でウイルスチェック出来て便利。
        individual
          ウイルス発見の度ダイアログ表示。個別対応
      • Archives
        「Scanarchives」のチェックを外すと、圧縮ファイルの中身をスキャン対象から外します。Ver.9では完全スキャン時は無効になるようです。
      • Exception(例外設定)
        ここで指定したフォルダ、ドライブはウイルススキャンの検出対象から外す事が出来ます。
        注意:色々クセがあるのでこのページの一番下「除外設定の注意点」を読むこと
      • Heuristic
        過去の経験にしたがって、ウイルスの疑いのあるファイルを検出する設定。Highにするとかなり誤検出が激しいので、MediumかLowで十分かも。
  • Guard
    ここで常駐保護の設定を行います
    • Scan
      常駐保護
      私の場合、万全を期して「読み込み・書き込み、両方チェック」を選択。
      右側のFiles設定で拡張機能を有効に、下段のArchives設定で圧縮ファイル内の常駐保護はOFFにしました。
      • Action for concerning files
        イベントログを取るかどうか。一応ONがお勧めです。
      • Exception(例外設定)
        常駐保護機能を無効にするドライブやフォルダを指定出来ます。
        スキャン機能と違い、ドライブ丸ごと指定できます。
        常駐保護例外設定
        ▲上段「Processes to be omitted for the guard」は、常駐保護から外すプロセスを指定、下段「File objects to be omitted for the guard」は常駐保護から外すファイル、ドライブを指定。
        1.作動中のプロセスを例外設定するのはお勧めできません。
        2.大量のファイルを読み込むアプリケーションは、フォルダごと除外するとかなり高速になります(私の場合Poser)
        3.外付けHDDなどは無効指定をしておかないと、接続後PCがハングしたような状態に陥る事があります。
      • Heuristic
        Scanと同様、過去の経験に従って疑わしいファイルを検出する設定です。一応有効にして使っています。
  • General
    その他全般的な各種設定項目がここに納められています。
    私が変更して使用している主な項目のみ記します。
    • Extended threat categories
      拡張カテゴリー
      ▲初期設定では、一般的なウイルスのみチェックする設定になっています。
      全てチェックする事で、検出力はさらに高くなります。
      アドウェア・スパイウェアを別ツールでチェックしている場合などは、該当項目をOFFにする事も出来ます。
    • Acoustic alerts
      Avira AntiVirのウイルス発見時のサウンドはPC BEEP音で、結構不快なサウンドです。ここから別サウンドに切り替えて使用しています

以上で詳細設定画面の解説を終わります。

注意!除外設定の注意点

1.Overview(基本画面)からの完全スキャンでは、
アーカイブ内のスキャンも強制スキャン。
アーカイブ内スキャンをしたくない場合は
「Scan archives」のチェックを外して「Local protection」≫「Local Drive」のスキャンを選択すること。

2.Scanの除外設定はドライブ丸ごと指定が出来ない。(Guardは可能)
Overview(基本画面)からの完全スキャン、Local Driveスキャン、どちらもダメ。

Helpを読んでみると

If you add a complete partition to the list of the fileobjects, only those files which are saved directly under the partitionwill be excluded from the scan, which does not apply for files insub-directories on the corresponding partition:
Example: File object to be skipped: D:\  =  D:\file.txt will be excluded from the scanof the Scanner, D:\folder\file.txt will not be excluded fromthe scan

となっており、どうやらドライブを丸ごと指定した場合、ドライブ直下のファイルはスキャン対象から外れるものの、各フォルダ内のファイルはスキャン対象になってしまうようです。
ドライブ丸ごと指定できると管理が非常に楽なんですが。。。できません。

ちなみに前バージョンのHelpを読んでも同様の記述があり、以前からこの仕様だったようです。Guard機能の例外設定はドライブ丸ごと指定できていたので、この辺混同して覚えていたみたいです。。。