Avira AntiVirは未知のウィルスに対しても高い検出力を誇り、VB100% award(*1もほぼ毎回受賞している、優れたアンチウィルスソフトです。

*1:VB100% award
VB100% awardは、世界中で流行っているウイルス(In theWild)を100%誤検出無しに検出するものにだけ与えられる賞。世界的な業界標準
参考:やさしいセキュリティ講座(9) Anti-Virusの性能評価

最新情報
2009年12月1日にリリースされたAvira AntiVir Personal日本語版を使ったインストール方法や使い方の詳しい解説は以下
  ≫日本語版Avira AntiVir Personalの概要・詳しいインストール方法の解説
  ≫日本語版Avira AntiVir Personal(フリー版)の使い方解説1
  ≫日本語版Avira AntiVir Personal(フリー版)の使い方解説2
2009年3月18日にリリースされた新しいバージョン(Avira AntiVir Personal 9 )の
概要はコチラ≫バージョンアップしたAvira AntiVir Personalを使ってみた
使い方はコチラ≫Avira AntiVir Personal Ver.9の使い方

以下、Avira AntiVir PersonalEditon Classic(Ver7)~Avira AntiVir Personal  8の頃の概要及び使い方の解説です。

Avira AntiVir
Avira AntiVir Personal - FREE Antivirus
上記サイトからダウンロード出来ます。
注)2008年夏頃まで「Avira AntiVir PersonalEditon Classic」と云う名称で慕われていたモノです
英語サイトが苦手な方は、アルテックからダウンロードしてもOKです。

Avira AntiVirには
1.Personal - FREE Antivirus(旧PersonalEditon Classic)
2.PersonalEdition Premium
3.Avira Premium Security Suite
の三つのグレード(エディション)が存在し、Personal - FREE Antivirusは、ホームユーザに限り無償で利用できます。

Avira AntiVir Personal - FREE Antivirusの特徴

  1. 作動が軽く、PCに高スペックを要求しない
  2. 常駐してウィルスからPCを保護
  3. 高い検出力と、頻繁なウィルスパターンファイルの更新
  4. 未知ウィルスへの対応(ヒューリスティックスキャン)
    (ただし誤検出も多め)
  5. 日本語(2バイト文字)にも対応(バージョン7以降)
  6. ファイアウォール機能無し
    (上位エディションには搭載)
  7. メールスキャン機能無し
    (上位エディションには搭載。Classicもメールを開く時にはスキャンしている。)

基本英語のアンチウィルスソフトですが、HDBENCH.NET を使用する日本語化ファイルも存在します。→日本語化工房-KUP
しかし実際使ってみると、特に難しく感じる部分はありませんので、私は英語のまま使用しています。

スポンサー リンク

Avira AntiVir Personal - FREE Antivirusのインストール、使い方

インストール、使い方共にクセはなく、一般的なWindowsアプリケーションを操作できる方ならほぼ問題なく使用できると思います。
AviraAntiVirは、日本語での詳細な使い方やFAQが記載されたサイトがあります。詳しい使い方は以下のページを参考にされるのが良いでしょう。
AntiVir Tips &FAQs
AntiVirPersonalEdition Classic1の紹介

このページでは、Avira AntiVirを1週間ほど使ってみた後の、簡単な概要のみお伝えする事にします。

Avira AntiVir Personal - FREE Antivirusの紹介

Avira AntiVirスクショ
▲スクリーンショット
とにかく作動が軽い。メモリを食わない。本当に常駐しているのか疑わしい位軽い。
後ほど説明しているが、キチンと常駐保護もしてくれている。

Avira AntiVirタブ
▲主な機能はタブにまとめられていて、視覚的にも分かり易い
そしてこの操作にもモタつきが全く無く軽い。他のアンチウイルスソフトって、設定画面から重いのが結構多かったので驚き。

AntiVirタスクバー
▲タスクバーのAntiVirアイコン右クリック。
こちらもシンプルにまとまってて分かりやすい。

ウィルス検知方法
▲ウィルスをスキャンする場合も、「システムフォルダのみ」「アクティブなプロセスのみ」「Rootkit」等、個別にスキャン出来るのが嬉しい。
もちろん「Manual Selection」から個別のHDDドライブの検査も可能。
参考:Rootkit(Wikipedia)

メール受信
▲メールの送受信時のウィルススキャンが無いので、メール送受信はノートンやウィルスバスター、avast!を使用していた頃の10倍 速い(誇大な表現だけど、それ位速く感じる) 。しかしこれは逆に怖い(笑)

Aviraアップデート
▲ウイルスパターンのアップデート頻度も高い。
5~6時間置きに確認しても何かしらアップデートされた。
もちろん初期設定で1日1回、自動アップデートされるようになっている。

 

Avira AntiVir導入前にノートン、及び各種オンラインウイルススキャナでウイルスが検知されない事を確認、AviraAntiVirに乗り換え直後のウイルススキャン結果。
ウイルス検査
▲ウイルスの発見はなし。しかし警告が10個 発生。心配なので2個ほど隔離してみた。

警告内容
▲ログを辿ると、HTMLファイルが4個、システムファイルが2個警告を受けていた。
hiberfil.syspagefile.sysが開けない」と出ているがこれは無視してOK
残りのHTMLファイルは10~11月にメールフォーム設置しようとcgiの自作を試み、失敗 した時の残骸(恥)

「疑わしい」判定3個、HTMLスクリプトウィルスに酷似警告1個。「疑わしい」3個はいわゆる「ヒューリスティックスキャンの誤検出」というヤツでしょうか?

ウィルス発見
▲常駐保護機能で疑わしいファイルを発見。

常駐保護機能が働いていると、初期設定ではファイルを開かなくても、フォルダを開いただけでウィルスチェックをしてくれる 。これは安全な事だがファイルが大量に置いてあるフォルダにアクセスするとかなり待たされる。

普通にスキャンして疑わしいファイルを発見した場合は普通に「無視」を選択出来るのだが、常駐保護で(普段の操作でエクスプローラーを開いた時に)発見されると、意地でも「Access deny (問題のあるファイルにアクセスしない)」を選択させようとしてくる。

だから該当しているファイルはヒューリスティックの誤検出なんだよ。オレの自家製cgiが作ったゴミファイル なんだけど、中身が見えないと修正出来ないんだよ(恥)

私の場合初期設定のままだと、ちょっと不都合。でも普通の方なら、ファイルを開く前にスキャンしてくれるのだから安心です。

Avira Antivir格納場所
▲見つかったウイルスや疑わしいファイルは、「Move to quarantine」した場合この「quarantine(隔離部屋)」に格納されます。

その後の処置
▲ここで右クリックすると、再スキャン、削除、元に戻す・・・等々再度処理が行えます。
自分用に書いておくと、「問題ないので元に戻したい」時は「Restore object」

 

とまぁ、一部過剰に反応してくれる所以外はおおむね気に入ってAvira AntiVir Personal - FREE Antivirusを使用しております。
一つだけ納得いかない事を挙げますと。。。。

シマンテック??
▲シマンテック社のオンラインセキュリティチェックをすると、「既知のアンチウイルスソフトではありません」と警告を受けます。

なんでかなぁ。良いアンチウイルスソフトだと思うんだけど。

 

追記:2008.12.15 Avira AntiVir Personal - FREE Antivirusのライセンスアップデート

Avira AntiVir Personal - FREE Antivirusは、定期的に手動でライセンスの更新をしないと「NoValid license file available」と表示され正しくアップデート出来なくなる場合があります。

http://www.free-av.com/en/pages/22/faq.htmlから「hbedb.key」というファイルをダウンロードし、自身のAvira Antivirusをインストールしたフォルダに上書きすればOKです。