私のPCのVMware上にはWindows 2000がインストールしてあり、そこにはAvira Free Antivirusの旧バージョン(Ver9)がインストールしてあります。これ、古すぎてウィルス定義ファイルの自動更新は望めません。手動更新が必要です。

2ヶ月ぶりにVDF(ウィルス定義パターン)を手動更新しようと思ったら・・・なんだか面倒なような、便利なような、ヘンテコな手順に変更されていたので覚え書き。

前回(1月14日)の時点では、普通にVDFファイルをダウンロードして「手動更新」を選べば問題なかった記憶があるのですが・・・・いつからこうなった。

注意:更新期限が切れた場合

Avira Free Antivirusの更新期限が切れた場合は、以下で紹介する手動更新も出来なくなります。まずは「hbedv.key」という更新キーを入手して、Aviraをインストールしたフォルダ内に上書きする必要があります。

2013年5月時点で、「hbedv.key」のダウンロード先は以下となっています
http://www.avira.com/ja/download/product/avira-free-antivirus
上記URLから「hbedv.key」をダウンロードし、Avira AntiVirをインストールしたフォルダに上書きする事で利用期限切れをリセットする事が可能です。

Aviraのサイト構造はスグに変わるので、近いうちに上記URLからのダウンロードは出来なくなると思います。。。

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VDFの手動更新手順

2012年3月15日記載。Aviraの手動更新ファイルのダウンロード先や導入手順は1~2年毎に変更されるので、いつまで有効な方法になるかは不明。

VDFファイルダウンロードリンク
 Download Avira Fusebundle Generator
 ▲ここから avira_fusebundlegen-win32-en.zip をダウンロード、解凍します。
 ※この中にVDFファイルはありません。
  ネット上から更新差分ファイルをかき集めてVDFファイルを作成するツールです。

AviraのVFD更新方法
▲fusebundle.exeを実行します。

コマンドプロンプトが起動し、自動的に更新定義ファイルがダウンロードされます。

AviraのVFD更新方法・・・実行中
▲クリックで拡大
更新定義ファイルダウンロード中は上記のようなメッセージが出ます。
ここで注意
 ・インターネット接続環境が必要です。
 ・途中で中止すると、正常にファイルを生成できなくなります。
  中止した場合は、[install][temp]フォルダを削除して最初からやり直し。

 ・Windows2000では、正常に作動しないっぽいです?

AviraのVFD更新方法・・・終了
▲クリックで拡大
fusebundle.exeが終了すると、同じ階層に[install]フォルダが出来上がります。
その中に目的の [vdf_fusebundle.zip] ファイルが出来上がっています。

こいつを従来どおりの方法でAvira Antivir の Manual Updateで読み込みさせればOK。

Avira Antivir の手動Update画像
AviraのVFD更新、マニュアルで適用
▲クリックで拡大

Windows7上でダウンロード&作成した[vdf_fusebundle.zip]でも、Windows2000上のAvira Antivir (Ver.9)で無事 読み込み可能でした。

2度目以降は超ラクチン

この新しい方法は、なんだか非常に面倒くさく感じますが、2度目以降は非常にラク。
fusebundle.exeと同じ階層にあるフォルダを消さずに残しておくと、次回から差分ファイルのみをダウンロードし、vdf_fusebundle.zipを再作成してくれます。

自動アップデートよりも高速。旧バージョンのAviraも、最新バージョンのAviraも、同じVDFファイルで手動更新可能(Ver9とVer12で確認)
複数のマシンにAvira Antivirを導入している場合などは、コイツで更新ファイルを管理したほうが、遥かに楽チン。

余談&あとがき

Windows2000上で作動するアンチウィルスソフト、もう殆ど残っていないですね。。。
私の場合、Aviraの旧バージョンのバックアップが残っていたので辛うじて助かっている状態です。

とりあえず、新しいVDFの手動更新方法は2度目以降が楽チン&毎度変更されるダウンロードリンクを探し回らずに済みそうなので助かりました。

しかし、現状の私のWindows2000の用途を考えると・・・

  1. 64bit Windows7で作動しないツールを2~3年に1~2度起動させる程度
  2. 自サイト修正の際、IE6の作動確認に利用

サイト制作時のIE6の作動確認もほぼ不要になって来ている事だし、ネットから完全に遮断してセキュリティーツールを全て削除しようかな(^_^;。