2017.07.01: リンク修正
2016.01.23:古い情報である旨を明記。最新ページへの誘導リンク設置
2014.07.20: 以下2つの用語の使い分けを修正
FD ・・・・フロッピーディスク
FDD・・・・フロッピーディスク ドライブ
はじめに
このページに書かれた情報は古いものです。
(Windows XP/2000 + 旧版T98-NEXT)
Windows 10/8.1/7で利用する場合
- 64bit 版Windows 10/8.1/7でも動くPC98エミュレータT98-NEXT
- Windows10上でFDDをPC98形式にフォーマットする方法
- Windows10上で仮想FDDをPC98形式にフォーマットする方法
以下、古い情報です。資料として残しています。
Windows2000/XPなどでサポートされていないPC9801用FD(1.2MB 1024バイト/セクタ)のフォーマット方法の紹介と、PC9821 エミュレータ「T-98 NEXT」の便利な使い方の紹介です。
Windows 2000/XPでPC98形式にフォーマットしたい場合、以下の方法で実際のFDも仮想FDも、フォーマットする事が出来ます。
(※FDドライブの付いていないPCで「仮想FDをPC98形式にフォーマットする方法」はこのページ下段)
Windows 2000/XPでPC98用FDのフォーマット1
まずは全てフリーソフトにて行う方法。ややトリッキーなので自己責任で。
PCに3モード対応FDドライブが搭載されている場合は以下の方法でフォーマット可能です。
- 3mode FD Drivers for Windows95/98をインストールする
Win 95/98用ですが、2000/XPでも作動するとの報告例も多数あり、当環境でも試してみましたが、正常に作動しました。
(FDDが搭載されていないPCではインストール出来ません。仮想FDDを使用しても無理です) - T-98 NEXTをインストール
T98-NEXTはPC9821エミュレーターです。簡単な覚書きは以下ページで行っています。
T98-next、Anex86、Neko Project II、各種PC98エミュの覚書き - T-98 NEXTで使用するドライブをFDDに指定
ちゃんとFDDにアクセスできるよう指定して(Set→Ejectに変更)
Settingタブをクリックして
ライトプロテクトを解除してある事を確認(重要) - T98 NEXTからシステムツールを立ち上げ、DOSプロンプトからフォーマット。
- これでPC98で扱えるFDのフォーマットが終了です。
注意:
T98-NEXTでFDを使用する際は、ライトプロテクトを有効にして使用することが推奨されています。上記使用方法は自己責任になります。
また、3mode FD DriversはWindows 2000/XPでは正常に作動しない場合があります。
上記で上手く操作出来ない時は以下の方法がオススメです。
Windows 2000/XPでPC98用FDのフォーマット2
読めるぞ1.2!や 仮想FDファイル変換など有料の3モードドライバを利用するとPC98形式でフォーマットできるようになります
こちらはWindows上から直接フォーマットが可能です。
FDイメージファイルも作成可能な仮想FDファイル変換が便利かも。
T98-NEXTの便利な使い方
T98-NEXTはVirtual Floppy Driveで作成した仮想FDも読むことも可能です。
つまり上記「Windows 2000/XPでPC98用FDのフォーマット」方法で仮想FDをフォーマットする事で仮想FDをT98-NEXTで使用できるようになります。
上記「無料の3モードドライバ+T98-NEXT」と「有料ドライバ」、どちらの方法も使えます。
T98-NEXTはPC98用のFDが直接扱えて大変便利なのですが、今時のPCに慣れているとFDDへのアクセスの遅さにはストレスを感じます。
仮想FDDならファイルへのアクセス時間は実際のFDDの100倍は速く感じます。
PCにFDドライブが無い場合の「仮想FDをPC98用にフォーマットする方法」
実際のPCにFDドライブが搭載されていない場合、上記「3モードFDドライブ」、「読めるぞ1.2!」、「仮想FDファイル変換」、いずれもインストール出来ません。
またFDDが3モードに対応していない場合も、上記方法では仮想FDDすら(PC98形式に)フォーマット出来ない事があります。
そんな時はVirtual Floppy DriveとVirtual PCを組み合わせて仮想FDのフォーマットを行います。
Windows2000/XPで仮想FDドライブを3モードにするには、次の手順を踏みます。
- 実際のPCで、Virtual Floppy Driveを利用して仮想FDファイルを作成。
この時、FDのフォーマット形式は3.5インチ、1.44MBで。
(それ以外のモードでは上手く作動しない事が多かった) - 仮想FDはしっかりイメージファイル化しておく。
- Virtual PCでWindows2000またはXPをインストールして起動。
- 「仮想PCのOS」上では、「実機上の仮想FDD」を「実際のFDD」と認識してくれている。
- 「仮想PC上のOS」に「3モードFDドライブ」、「読めるぞ1.2!」、「仮想FDファイル変換」いずれかをインストール(複数インストールすると上手く作動しない事がある)
- これで「仮想PC上のOS」でこのページ上部の「Windows 2000/XPでPC98用FDのフォーマット」方法が使えるようになるので、PC98形式でフォーマットする。
- T98-NEXT上で読み・書き・フォーマットが出来る事を確認
▲注意!(書き込み・フォーマットできない時はT98-NEXTのライトプロテクトが有効になっている事が多い) - 作動確認が済んだら、一旦T98-NEXT、Virtual PCを終了し、「実機で作動するOS」に戻る。仮想FDのイメージファイルを保存し直す
以上の操作で仮想FDのPC98形式(1.2MB 1024バイト/セクタ)でフォーマットしたイメージファイルが出来上がります。
FDドライブを搭載していないPCでは、OS上からこのイメージファイルは直接扱えませんが、T98-NEXTなら直接扱えます。
VirtualPC上からならばOS、T98-NEXT、どちらもイメージファイル内のファイルを直接扱う事が可能なので、PC98時代の一太郎や花子のファイルを管理するには、仮想FDのイメージファイル(1.44MB 512/セクタ)をPC98用(1.2MB 1024/セクタ)化して、Virtual PC経由のT98-NEXTで操作すると効率が上がります。