2018.08.11: 一太郎ビューアのバージョンアップに対応
2018.05.09: 文末に一太郎ビューアの補足を追記
2014.07.20: 一太郎ビューアのバージョンアップに対応
2009.03.13: 初出
まえおき長めです。
検索経由でこのページに辿り着き、「PC-9801 の 一太郎Ver.3 で作成した文書ファイルがすでに Windows に取り込んであり、Windows で一太郎Ver.3 のファイルを読む/編集する方法のみが知りたい」という場合は こちら (ページ内移動) をクリックしてください。
まえおき
前回までのお話
PC-9801時代の5インチFDをWindowsで読めるようにする1
PC-9801時代の5インチFDをWindowsで読めるようにする2
Windows機でPC-9801時代の5インチフロッピーディスクが読めるようになりました。
これから、親父が昔々から蓄積して来たデータの整理、PC-9801が壊れた時の為・デ-タがぶっ飛んだ時の為、等々の目的で、、、膨大なデータのバックアップ及び代替ソフトの模索が始まりましたよ~!
。。。ってな感じで前回の続き更新です(´・ω・`)
5インチフロッピーディスクの確保
前回までで書いた通り、PC-9801も寿命が近いですが、実は使用しているFDはもっと危ない状態です。既に10年近く同じFDを使いまわし、要らないデータを消しては書き消しては書き、必要なデータは上書きして残していくやり方で、我が家に現存している約20枚のFDは既にパンパン。
この1年は2~3ヶ月に1枚の割合でFDはクラッシュ、部分的または全体が読み取り不可になっているそうで。。。これはもうFDもFDDも末期症状。一刻の猶予もありません。
早急に元気な5インチFDさんが必要な状態です。
という訳で、Yahoo!オークションで5インチフロッピーディスクを購入。
▲購入したFDの写真。
5インチフロッピーは製造・販売中止になってから早8年経つそうで、店頭で新品を見かける事はまずありません。
さらに悲しい事に、PC-9801用の5インチFDは既にドコを探しても無いそうで。
現在オークションで取引されている5インチフロッピーは256/セクタでフォーマットされたものばかり(PC-9801用は1024/セクタでフォーマットされていたらしい)。これはIBM形式と(良く知らないけど)呼ばれる物らしく、使用するDOS/V機・PC-9801によっては、フォーマットすら出来ないらしいです。
これは一度入手して、実際に自分の手元にあるマシンでフォーマット出来るかどうか各自が試してみる他無さそうです。
今回購入したフロッピーディスクについて
購入した5インチ2HD 256/セクタFDをPC-9801実機でフォーマットを試みると、案の定2HDでフォーマット出来ません。(何故か2DDとしてフォーマットは可能で、640KB Diskとしては使えた)しかし、前回更新で購入した5インチFDドライブを搭載したWindows機では・・・・できる!フォーマット出来る!!
5インチドライブを3.5インチドライブと認識してしまうマザーのクセに、なかなか良い仕事をしてくれます。売らずに取っておいて良かったよ>eMachines J2508
とりあえず256/セクタの5インチ2HD形式のフロッピーはネットオークションではまだまだ簡単に入手可能(2009.03.12現在1枚100~150円が相場)なので、これで暫くは安泰です。
Windows機で一太郎Ver.3の文書を読めるか?
PC-9801から取り出した一太郎Ver.3の文書ファイルは、現在ジャストシステムが配布している一太郎ビューアで画面表示、印刷をする事が可能です。(※直接編集は出来ません)
ダウンロード: 一太郎ビューア
一太郎ビューア2018の特徴
- 対応OS: Windows 10 / 8.1 / 7 SP1
- 表示能力は一太郎2018と同等
- 一太郎Ver.2以降の文書ファイルの読み込みに対応
- ファイルパス + ファイル名 が半角64文字を超えた一太郎3のファイルの読み込みにも対応
- Word (2016~Ver5)、rtf、jtdx、odt、jtsdなどの文書にも対応。
- その他読み込み可能なファイル
- 一太郎11以上の圧縮ファイル、(jtdc,jttc)、一太郎2004以上の電子署名セキュリティ文書(jtsd)、Microsoft Word2016(docx / doc)、Lotus1-2-3(123/WK4/WK3/WJ3/WJ2、Ver98まで)、リッチテキスト形式(rtf)、テキスト形式(txt)、XMLテンプレートクリエーターのファイル(jtdx)、 OpenDocument(odt)など
* 64ビット版Windowsの場合、ATOK以外は32ビット互換モード(WOW64)で動作します。
* Windows 10/8.1 の場合、ATOK以外はデスクトップ上で動作します。
HP上のライセンス形態を説明した文章が良く解らないのですが、ノンサポート体験版扱いのようで、恐らくフリーウェアと考えてOKだと思います。
一太郎ビューアを使って見る
以下、一太郎ビューアでPC-9801一太郎Ver.3で作成された文章を開いてみると。。。
▲一般的な文章では、段組み、区切り線なども正確に再現。
他ツールで開くと文字化けする部分もキッチリ再現してます。
▲罫線を使った表形式の文書も正確に再現。
閲覧するだけ、印刷するだけなら、これで十分対応できます。
もし文章を書き変えたい場合は、
CTR+Aで文書全体を選択して、CTR+Cで選択文書をコピーして。。。。
▲Wordやイラストレータに貼り付ける事で編集も可能です。
(一太郎なら問題なく読み書きできるが、ここでは製品版の一太郎を持っていないと仮定)
(イラストレータの場合、罫線と文字がずれるので要編集。Word場合はほぼ無編集でOK)
これは便利です。
ジャストシステム版AcrobatReaderとでも云いましょうか、凄く便利です。
一太郎Ver4以降で作成した文章なら、マイクロソフトのWordや一般的な文書コンバーターで簡単にWindowsで編集出来る形式に変換できますが、PC-9801から取り出した一太郎Ver.3の文書をWindows上で扱えるフリーツールはなかなか見つかりませんでしたが、これで満足。
現状一気に全文書を変換する必要は無いので、定期的にバックアップを取り、必要なものから随時必要な形式に変換して行こうと思います。
今回のお話はここまで。
PC-9801的なお話、もう少しだけ続きます。
この際だからエミュレーターにも手を出してみようと思ったのですが。。。
これは当時から9801実機で遊んでいた人でなければ非常に難しい。
チョット時間かかるかも(´・ω・`)
続き≫PC9801エミュレーターを導入してみる
以下、おまけです。
補足: 一太郎ビューア2018 で改善されたポイント
一太郎ビューア2018は、以下の問題が修正されています。
▲クリックで拡大
一太郎2018 や 一太郎ビューア2014で発生した「一太郎3のファイルは パス + ファイル名 が半角64文字を超えると読み込みできなくなる」という問題が解消しています。
この件の詳しいお話は、以下ページに書いています。
→ 一太郎ビューアで一太郎バージョン3のファイルが読み込めなくて困った話
補足2: 一太郎ビューア2014時代の資料
記事更新前の情報。資料として残しています。
- 対応OS:Windows XP SP3/Vista SP2/7/8/8.1
※手元の環境で Windows 10でも作動することを確認 - 一太郎Ver.2以降の文書ファイルの読み込みに対応
- 表示能力は一太郎2014 徹と同等
- Word(2010~Ver5)、rtf、jtdx、odt、jtsdなどの文書にも対応。
- その他読み込み可能なファイル
- 一太郎11以上の圧縮ファイル、(jtdc,jttc)、一太郎2004以上の電子署名セキュリティ文書(jtsd)、Microsoft Word2007(docx)、Microsoft Word 2003/2002/2000/98/97/95/6.0/5.0(doc)、Lotus1-2-3(123/WK4/WK3/WJ3/WJ2、Ver98まで)、リッチテキスト形式(rtf)、テキスト形式(txt)、XMLテンプレートクリエーターのファイル(jtdx)、 OpenDocument(odt)など
* 64ビット版Windowsの場合、ATOK以外は32ビット互換モード(WOW64)で動作。
* Windows 8.1/Windows 8の場合、ATOK以外はデスクトップ上で動作¥。
補足3: 一太郎ビューア2009時代の資料
記事更新前の情報。資料として残しています。
- 対応OS:Windows2000SP4以降、XP PS2以降、Vista
- 表示能力は一太郎2009と同等
- 一太郎Ver.2以降の文書ファイルの読み込みに対応
- その他読み込み可能なファイル
-
一太郎11以上の圧縮ファイル(jtdc,jttc)、一太郎2004以上の電子署名セキュリティ文書(jtsd)
Microsoft Word2007(docx)、Microsoft Word 2003/2002/2000/98/97/95/6.0/5.0(doc)、Lotus1-2-3(123/WK4/WK3/WJ3/WJ2、Ver98まで)、リッチテキスト形式(rtf)、テキスト形式(txt)、XMLテンプレートクリエーターのファイル(jtdx)、OpenDocument(odt)などにも対応
-
一太郎11以上の圧縮ファイル(jtdc,jttc)、一太郎2004以上の電子署名セキュリティ文書(jtsd)
このページは以上です。