先日の地デジTS録画ファイルの音ズレ修正で、h.264/AVC形式のMP4動画のフレームレートをむりやり変更したのでその覚書き。
今まで、「YambでMUXする時にFPS変更できねーのかなぁ・・・」と思っていましたが、入力するh264動画によっては、FPS変更出来るんですね。
H.264動画に変換・作成時
私は「Simplex264 Launcher」を利用している。
64bit版x264に32bit AviSynthのスクリプトを読み込ませる為のGUIだ。
▲クリックで拡大。
「ファイルの種類」(拡張子)を.264(rawvideo形式)にする。
(他の拡張子を選択すると、FPSの変更が出来ない)
Yambでの操作
Yambは動画ファイルと音声ファイルを読み込んでMP4動画にMUXするフリーツール。
詳しい解説は「動画と音声をMUXしてMP4ファイルを作成するフリーソフト:Yamb」にて行っている。
▲クリックで拡大
動画ファイル、音声ファイルを読み込んだ後、「Properties」をクリック。
▲「Frame-Rate」の項目を、変更したいフレームレートに修正
後は「OK」≫「Next」の順でクリックしてMUXすればフレームレート修正完了。
出来上がり
上記操作でフレームレートを変更したmp4動画の作成は完了。
一応、数種の再生ソフトで再生確認してみること。
今回はMPC-HE、VLC、WMP12と三つのプレーヤーで再生、無事FPS変更を確認。
しかし、真空波動研でチェックすると。。。
▲23.976fpsの動画を29.97fpsに変更しながらMUXしたものの真空波動研の画像。
変更前のFPSが表示されちゃっています。
YambでMuxしたmp4 h264動画をYouTubeにアップすると、正しくフレームレートを解釈せずに早送りorスロー再生な動画に変換されちゃう事があるんだけれど、この辺も関係しているのかも。
その他
YambのMedia delayがまともに作動した事が一度もない。
Yamb、MP4BOX、x264、Simple x264 Launcherを色々差し替えるけどダメ。
Interleavingも怪しいなーと思いつつ、CD、DVD-R等に焼いて視聴を想定していないので未確認。